2020年12月30日2,885 View

【“年始の参拝”はどうする?】意外にもペットフレンドリーな『古都』で、愛ブヒとの参拝をオススメする理由

今年もいよいよ終わりを迎えようとしています。毎年「一年って本当にあっという間だなあ」なんて思うものですが、年々その思いは強くなっていくようです。ということは、1日の大事さを改めて考えなければなりませんね。と言う事で今回は、新年の参拝の参考になるよう『古都』についてご紹介。コロナ禍だからと悩んでいる方も多いと思いますが、あっという間にホリデーは終わってしまいます。実は、関西屈指の観光スポット、古都で知られる京都や奈良って意外にも(!?)ワンコに優しい地域だって知っていますか?

あの有名神社やお寺も犬OK

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Sean Pavone/shutterstock

 

歴史を感じる街並みと数多くの観光スポット、多彩な文化財に有する京都と奈良。

 

それぞれ街の趣は異なるけれど、いずれも過去に都が置かれていた「古都」であり、今なお多くの観光客をトリコにしている関西屈指の観光エリアです。

 

とはいえ、古都ゆえに観光スポットの中心となるのが有名なお寺や神社で、そんな場所に愛犬を連れて行ってもいいのかしらと思いますよね。実は関西在住の筆者もそう思っておりました。

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Lee waranyu/shutterstock

 

が、調べてみると、そして実際に足を運んでみるとペット同伴OKの神社仏閣が多いことに驚きます。

 

もちろんすべての神社仏閣がペット可というわけではないけれど、歴史の教科書に出てきたあのお寺やあの神社までも、ペットOKの有名どころがたくさん。

 

早速エリア別にペットOKな有名神社仏閣をご紹介していきましょう。

 

京都エリア】

伏見稲荷大社

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cowardlion/shutterstock

 

ずらりと並んだ真っ赤な千本鳥居で有名なこちらは、境内を愛犬と散歩できるワンコフレンドリーなお稲荷さん。全国に30,000社あると言われるお稲荷さんの総本山でもあり、幻想的な千本鳥居はとびきりフォトジェニック。どこまでも連なる朱赤の鳥居を相棒と歩いて行くと、なんだか異世界にたどり着きそうな不思議な気分を味わえます。

 

清水寺

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数多の重要文化財や国宝を有する京都屈指の寺院は、「清水の舞台から飛び降りる」という表現の元となった名刹としても知られています。

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ここはペットカートに入っていれば本堂の中まで愛犬と一緒に入れるので、世界文化遺産にも指定されている空間をブヒとともに体感できるのが魅力。

 

ペットカートはベビーカーや車椅子用の通路を使用できるため、段差などを気にせず拝観できます。

 

平等院鳳凰堂

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10円玉の裏に描かれていることから、誰もが必ず見たことがある平等院。世界遺産にも指定された美しい景観は一見の価値ありですが、ここも境内と砂利道はワンコを歩かせてOK

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砂利道や段差があるためペットカートは適しませんが、広い境内を愛ブヒとのびのび散策できます。建物内はワンコNGだけど、この景色の中を散歩するだけでも満足できるはず。

 

八坂神社

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パワースポットとしても人気が高い祇園にある神社は京都観光では外せないスポット。祇園祭を主催している神社といえば、京都に詳しくない人でもピンとくるのではないでしょうか。こちらは抱っこやペットカートを使うなどして地面を直接歩かせなければペットOKで、近くには愛ブヒがゆったり散策できる円山公園もあります。運が良ければ行き交う舞妓さんを見かけられるかも。

 

金閣寺・銀閣寺

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それぞれ趣は異なるけれど、ともに有名な金閣寺と銀閣寺。こちらはいずれもキャリーバッグなどに入っていればペットOK。境内を歩かせることはできないけれど、銀閣寺から続く参道はペットも自由に歩けるので、お土産物屋さんなどをチェックするのも楽しみのひとつ。

 

南禅寺

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京都観光コースの鉄板として知られる蹴上インクラインと哲学の道の中間にある南禅寺は、石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と愛でた景色と名庭が有名なお寺。

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境内を相棒と一緒に散策できるので、ぜひともブヒと極上の景色を堪能してください。なお、蹴上インクラインから南禅寺を経由して哲学の道へは約3kmと歩ける距離なので、京都名所散歩にも最適です。

 

【奈良エリア】

東大寺

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言わずと知れた大仏さまのある東大寺は、ペットカートや抱っこ、キャリーなら大仏殿の中もワンコ同伴OK。大仏のサイズに相棒と驚くもよし、世界遺産の寺院の風格にじっくり身を委ねるもよしで、授与品の中にはペット用のお守りもあります。なお、東大寺のある奈良公園内はペットを歩かせてOKですが、いたるところに野生の鹿がいるので興奮しやすい性格のブヒは注意が必要。

 

興福寺

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Sean Pavone/shutterstock

 

法相宗の大本山である興福寺は、阿修羅像をはじめ数々の国宝や重要文化財を所蔵していることでも有名。境内はペットと一緒に歩けるので見事な五重塔や伽藍を見学できます。

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阿修羅像のある国宝館はペットNGなので、拝観したい場合は一緒に行った人と交代しながら見学するなどの方法をとって。

 

吉水神社

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犬好きの間で話題の吉水神社は、相棒と一緒に散歩できるだけでなくワンコ用のお守りを授かれることでも有名。桜で知られる奈良の吉野村にあり、なんと犬の七五三や無病息災祈願もしてくれるのです。境内は一緒に歩けるので吉野山散策と合わせて訪ねたいスポットですね。

 

長谷寺

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Khun Ta/shutterstock

 

四季折々の花が楽しめることから花のお寺としても名高い長谷寺。国宝に指定されている本堂はもちろん、美しい色彩の五重塔など見所もたくさんあり、抱っこやカートに乗せればペットも入山OK。重要文化財の登廊の美しさは必見です。

 

平城京跡

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圧巻のスケールを誇る朱雀門がある平城京跡は、考古遺跡として日本で初めて世界遺産登録された史跡。芝生の広大な空間が広がる巨大公園のような空間は、愛ブヒとのお散歩もOK。お弁当を持参して歴史を感じながらのピクニックも楽しめます。

 

ブヒ連れ古都観光のコツ。

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時期にもよるけれど、今回紹介した京都や奈良のスポットは国内外から多数の観光客がやってくる有名スポットばかり。連休中は、ワンコ連れだと動きづらい可能性もあります。

 

ただ、どのスポットにも共通してゆったりと観光できる時間帯があり、それは朝早めの時間帯。

 

早起きは苦手という人もいるだろうけど、朝一番の清々しい空気を吸い込みながら歴史ある街並みを散策するのは格別で、通常の観光では体験できない本来の街の姿が垣間見えるのも魅力です。

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なお、実際にそれぞれの街に愛ブヒと行った体験談からいえば、テラスのあるお店はテラス席ならばワンコOKのことが多く、思っている以上にワンコフレンドリーな印象でした。

 

ただ街歩きに関しては、京都の観光スポットは坂道や段差が多いためにペットカートを持ち上げて運ぶ機会も多く、ホリデー時期にはでいつも以上に周囲への配慮が不可欠。

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GH Studio/shutterstock

 

一方奈良の場合、一番に気をつけたいのは鹿。

 

東大寺がある奈良公園には野生の鹿が本当にたくさんおり、彼らは町の一部であり象徴。

 

季節によっては鹿が攻撃的になることもあるので、むやみにブヒを鹿に近づけない、興奮するようならカートで移動するなどの心配りをしてくださいね。

 

マナー遵守で楽しもう!

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nakamura7/shutterstock

 

今回紹介した以外にも、京都や奈良にはペットを同伴できる神社仏閣や観光スポットが多数あります。

 

え、こんなところも? と思うような場所でも愛犬とともに訪れられることを知れば、歴史だけでなくその懐の深さにも感激するはず。

 

ただし、これらもオーナーがマナーを徹底してこそ。

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どんな場所でもリードは必ず着用し、境内に立ち入る前に排泄を済ましておくかオムツをつける、無駄吠えさせないなど、こういった基本マナーを今まで訪れた人がしっかりと守ってくれていたからこそペット同伴ができるのです。

 

特に神社仏閣は神聖な信仰の場でもあるため、そもそもペットの同伴を快く思わない人だって少なからずいるはず。

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それでも神社仏閣側がペットを受け入れてくれるのは、やはりオーナーのモラルによるところが大きいのです。

 

今後もワンコと一緒に行けるスポットが増えるよう、マナーを守って楽しく観光してくださいね。

 

コロナ禍の今

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Rachata Teyparsit/shutterstock

 

どこかに旅行したいなと思っても、躊躇してしまうようなこの世の中。

 

そんな時期に愛ブヒとのお出かけ…となると、なかなか観光地には足を運べないと思っている人は多いはず。

 

しかし、感染予防対策を徹底した上で、そしてそれぞれの訪問先のマナーを遵守した上でお出かけができたら、皆さんの愛ブヒと掛け替えのない時間を過ごすことができるでしょう。

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今回ご紹介したのは関西地域でしたが、皆さんのお住まいの地域にも犬同伴OKの寺院はあるはずです。

 

「なんとなく…」で片付けずに、一緒に参拝を楽しめるスポットを一度調べてみてはいかがでしょうか。

 

きっとアナタの相棒も、いつもとは違う景色や空気を、大好きなオーナーさんと味わえることを喜び、思い出として心に刻んでくれるはずです。

 

そしていざお出かけの際は、先に触れたよう諸々の対策は万全にして、自分たち以外のことも考えられるような配慮をし、気持ちが良い時間を過ごしてきてくださいね。

 

 

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