【スペシャル対談】愛犬の旅立ちと供養。霊感がない人も「愛犬の成仏」を知る方法!?【シークエンスはやとも×PELI】
愛犬の旅立ちは、誰もが目を背けたくなるもの。けれど事前に知っておくこと、考えておくことで、救われることがたくさんあります。
今回は、お盆スペシャル企画。世間が認めるほどの霊視能力をもつお笑い芸人「シークエンスはやとも」さんに、愛犬の旅立ちや供養についてインタビュー。
インタビュアー兼対談相手は、大の犬好きで心霊分野の知識にも長けているPELIさん。
「愛犬が旅立ったあと、ベッドやおもちゃはどうすればいい?」「お骨はどうするべき?」「お花やお線香は喜んでくれる?」
さらには、霊感がない人でも愛犬が成仏したことを知る方法まで。
お笑い芸人だからこそ暗くなりすぎない、むしろ心がスッと軽くなる。
永久保存版のスペシャル対談です!
目次
- 世間が認めた「視える」人。お笑い芸人・シークエンスはやとも
- インタビュアーは、大の犬好き・心霊分野に長けた「PELI」。
- 犬は「死の恐怖」をもたない動物
- 愛犬のベッドやケージは、いつまでそばに置いていい?
- 亡くなった愛犬は、お花とお線香を喜んでくれるかな。
- 霊感のない人が「愛犬が成仏した」と知る方法。
- 愛犬が亡くなって「次の子を迎えたい」と思ったら、成仏の証かもしれない。
- 愛犬の「棺(ひつぎ)」に入れてあげるもの。お互いのために。
- 愛犬の「お骨」は好きなように、思いのままにしていい。
- 直感で「生まれ変わりの子」と感じたら、ほぼ合っている。
- 視えても、視えなくても。
- 【最後に】愛犬を亡くした編集メンバーから、はやともさんへの質問
目次
- 世間が認めた「視える」人。お笑い芸人・シークエンスはやとも
- インタビュアーは、大の犬好き・心霊分野に長けた「PELI」。
- 犬は「死の恐怖」をもたない動物
- 愛犬のベッドやケージは、いつまでそばに置いていい?
- 亡くなった愛犬は、お花とお線香を喜んでくれるかな。
- 霊感のない人が「愛犬が成仏した」と知る方法。
- 愛犬が亡くなって「次の子を迎えたい」と思ったら、成仏の証かもしれない。
- 愛犬の「棺(ひつぎ)」に入れてあげるもの。お互いのために。
- 愛犬の「お骨」は好きなように、思いのままにしていい。
- 直感で「生まれ変わりの子」と感じたら、ほぼ合っている。
- 視えても、視えなくても。
- 【最後に】愛犬を亡くした編集メンバーから、はやともさんへの質問
世間が認めた「視える」人。お笑い芸人・シークエンスはやとも
お笑い芸人の「シークエンスはやとも」さんをご存知でしょうか。
芸人として活動するかたわら、幼少期からの「霊が視える」体験をいかし、心霊にまつわるYouTubeも積極的に配信中。
チャンネル登録者数は約40万人(2024年7月現在)。
明朗かつ説得力のある解説で、「心霊(おばけ)は怖くない」という新たな切り口でも人気を集めています。
心霊能力は「ホンモノ」といわれ、その的中率から楽屋前には行列ができるほど。
芸人同士の口コミから広まり、多くの人気テレビ番組にも出演。
2020年にフジテレビ系列『ホンマでっか!?TV』に出演した際は、マツコデラックスさんをはじめとした数々の有名人の心を見抜き、一気に知名度をあげました。
シークエンスはやともさんは、元フレブルオーナー
そんなシークエンスはやともさんは、今まで2頭のフレンチブルドッグと暮らした経験をもつ、生粋のフレブルラバー。
1頭目はカラダが大きなラガー。そして2頭目はクリームの童(わらし)。
2頭とも旅立ってしまいましたが、シークエンスはやともさんの「フレブル愛」はホンモノ。
旅立ちは悲しいけれど暗い話題ではない。だからこそインタビューをしたかった
お盆という季節柄、旅立った愛ブヒを想う機会がいつも以上に強まるはず。
そして、今いっしょに暮らす愛ブヒの旅立ちを考えるだけで涙が止まらない…そんな方もたくさんいらっしゃるでしょう。
でも、私たちは思うのです。
愛犬の旅立ちは、もちろん悲しい。
けれど、決して暗い話題ではないと。
だからこそ「お笑い芸人」として活動するシークエンスはやともさんに、お話しを聞いてみたいと思ったのです。
インタビュアーは、大の犬好き・心霊分野に長けた「PELI」。
そして深〜いお話しを聞くなら、犬好きというだけでなく、心霊分野の知識に長けた人の方がいいはず。
そこでドッグブランド「PEGION(ペギオン)」のデザイナー/ディレクターをつとめるPELIさんに、インタビュアー兼対談相手を担っていただくことに。
PELIさんはもともと自身のアパレルブランド「POOLDE(プールデ)」のデザイナー/ディレクターやDJとして活動していましたが、大の犬好きがこうじて「PEGION」を立ち上げたのです。
幼少期からずっと犬がいる環境で育ち、2頭を見送ったご経験も。
そして現在は、2頭のトイプードル(ペガサス・オリオン)と暮らしています。
何よりPELIさんは大のオカルト好きで、心霊にまつわる知識が豊富。
それゆえ、我々フレブルライフ編集部が考えつかないような疑問をお持ちです。
さらに愛犬を亡くした経験と、今いっしょに暮らす愛犬が旅立つことへの不安なども抱えています。
そんなPELIさんから「愛犬の旅立ちや供養」について、たくさんの疑問をシークエンスはやともさんにぶつけていただきました。
まさに永久保存版。そして、たくさんのフレブルオーナーさん(ドッグオーナーさん)を救う内容になっていますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。
▼以下インタビュー
犬は「死の恐怖」をもたない動物
PELI:
今日はよろしくお願いします。シークエンスはやともさん(以下:はやともさん)がYouTubeを立ち上げた頃から拝見していたので、お会いできて光栄です。
私は心霊に興味がありながらも、霊感がゼロでして…。
だからこそ得体がよく分からない幽霊(おばけ)って怖い印象があったんですけど、はやともさんのおかげで「おばけは怖くない!」と思えるようになりました。
シークエンスはやとも:
そう言っていただけると光栄です。実際、幽霊(おばけ)って、よっぽどのことがないと悪さをしてこないんですよね。
ぼくも幼少期から霊に関するいろんな体験をしてきましたけど、それを踏まえて「おばけって怖くないんだよ」と伝えたくてYouTubeを始めたんです。
PELI:
そうだったんですね。芸人さんというご職業柄なんでしょうけど、YouTubeもとても明るい雰囲気ですし、何よりわかりやすい!
今日は愛犬の旅立ちや供養について、亡くなった後だからこそ私たちが愛犬にしてあげられることなど、シンプルな疑問をたくさん持ってきました。
たくさんあるんですけど…ぜひお答えいただけると嬉しいです!
シークエンスはやとも:
もうなんでも聞いちゃってください!
PELI:
ではさっそくひとつ目の質問なんですけど、私は過去に2頭の愛犬を亡くした経験があるんです。
心から愛していたので、本当に悲しくて…。
でも犬たちは「亡くなるのが怖くない」というお話しをよく聞くんですね。
実際犬たちは、死に対する恐怖をもっているものなんでしょうか。
シークエンスはやとも:
先に答えから言ってしまうと、犬たちは死への恐怖を抱えていない動物です。
つまり、死ぬのが怖くないということですね。
もっといえば、人間よりも成仏が早くて、次の命に生まれ変わるのも早いんですよ。
PELI:
やっぱりそうなんですね。もうそれを聞いただけでも、心が救われます…。
シークエンスはやとも:
そもそも人間て「虚構を作った生きもの」なんですよね。
言語や嘘や物語を作ったことで、事実と嘘の境目を愛する生きものなんです。
それを噛みしめて味わう唯一の動物が、人間ですね。
一方で、犬たち(人間以外の動物)はそうじゃない。だって、嘘がないじゃないですか。
犬はまっすぐ「生」をまっとうしているので、死ぬのは怖くないし、成仏も早くて次の命にいく(生まれ変わる)のも早いというわけです。
PELI:
成仏や次の命にいくのも早いというのは、初めて知りました。
人間と犬は、生きているときだけでなく、死後も異なるものなんですね。
シークエンスはやとも:
ちょっと偉そうですけど、人間はほかの動物より味わい深いものを手に入れているぶん、苦しみがすごく多いのと、成長も大きいんですよ。
だから愛犬が旅立ったとき、その「人間の虚構」に縛りつけてしまうと、犬じゃないものになってしまうことがあるんです。
犬はまっすぐ「生」をまっとうしているので、次に切りかえてあげた方がいいんですよね。
PELI:
「人間の虚構に縛りつけてしまうと、犬じゃないものになる」とは、どのような意味でしょうか。
シークエンスはやとも:
いわゆる「怨霊・悪霊」と呼ばれるものですね。
のちほど詳しくお話ししますけど、亡くなった愛犬のベッドや洋服とか、できれば早くご家族の手元から離してあげる(処分してあげる)方がいいんですよ。
ぼくも愛犬を亡くしているので、悲しい気持ちは痛いほどわかるんですけどね…
早めに処分してあげるというのは、亡くなった愛犬がスムーズに成仏して生まれ変わらせてあげるための愛情表現だと思うんです。
愛犬のベッドやケージは、いつまでそばに置いていい?
PELI:
じつはその事についてもお聞きしたかったんです。
私も今2頭の愛犬と暮らしていますけど、もし旅立ったとき、とくにドッグベッドはどうすれば良いんだろうって。
ドッグベッドって、その子が一番よくいる場所じゃないですか。
それに、亡くなってからも「しばらくは家にいる」というお話を聞いたことがあって。
だから居場所として、できればしばらくそばに置いておきたい…。
でも先ほどのお話しだと、早く片付けた方が良いということになりますよね…。
シークエンスはやとも:
そうですね…ドッグベッドは、真っ先に片付けてあげた方が良いかもしれません。
PELI:
そっかぁ…やっぱりそうなんですね…。
シークエンスはやとも:
今まで暮らしてきた2頭のフレンチブルドッグ・ラガーと童(わらし)のときは、真っ先にケージとベッドを片付けました。
霊(魂)って、物理に依存するんです。
たとえば自分が大人になって、3、40年前の思い出の場所にいくと、なんか涙が出たりしません?
PELI:
しますします。何ともいえない感情が押し寄せてきますよね。
シークエンスはやとも:
ぼくも幼少期の思い出の場所があって、今行っても当時の映画のポスターが貼ってあったりするんですよ。
そこに行くと、なんか涙が出ちゃって。
それはなぜかというと、当時の自分に戻っているからなんです。いわゆるノスタルジーですね。
これで人は前に進めなくなるんです。「あの頃に戻りたい、あの頃はよかった」になっていく。
これは犬も同じで、当時のものが残っていればいるほど、成仏できなくなってしまうんです。
PELI:
なるほど…物理に依存するって、そういうことなんですね。
私はドッグベッドは一番残しておきたいものだったんですけど、すぐに撤去してあげることがお互いのためであって、亡くなった後の犬たちへの愛し方なのだと思えました。
もちろん悲しい気持ちはありますけどね…でも事前にお聞きできてよかったです。
シークエンスはやとも:
処分しているときはぼくも辛かったですし、きっとみなさんもお辛いと思います…。
でも処分することと、愛犬を想うことは別問題ですから。
ベッドやケージがなくなったからといって、大好きな愛犬への想いは変わらないと思うんです。
ですから罪悪感をもたずに、あくまでも愛犬のためだと思ってしてあげられたら、お互いにとって良いのかなと思います。
亡くなった愛犬は、お花とお線香を喜んでくれるかな。
PELI:
実家で暮らしていた愛犬が亡くなったあと、私はよくお花を飾っていたんです。
もちろん今の愛犬が亡くなっても、お花を飾ってあげたいなぁって。
お花って、犬たちも喜んでくれますかね…。
シークエンスはやとも:
お花は嬉しいと思いますよ。犬たちは、圧倒的に自然の方が好きですから。
たとえば旅行で田舎のドッグランやお散歩にいくと、ずっとお花や草木のにおいを嗅いでいません?
うちのラガーと童(わらし)も、まさにそうでした。
PELI:
しますね! あるドッグトレーナーさんが、犬たちがお散歩中にいろんな香りを嗅ぐのは、人間がネットサーフィンしているようなものだと言っていました。
「これはなんだろう」「これはこういうことか」って情報を得ている時間でもあるみたいです。
シークエンスはやとも:
犬は嗅覚に優れていますから、それも納得できますよね。
家の中にいるときも落ちついて穏やかですけど、やっぱり自然の中にいるときはイキイキとした表情を見せてくれるじゃないですか。
犬たちって、おもちゃよりも断然自然が好きな動物なんですよ。
だから「自然に返してあげる」という意味では、お花は嬉しいと思います。
PELI:
よかったぁ…。でもお話しをうかがっていると、お花に限らず観葉植物なども喜んでくれそうですね。
いわゆる自然にまつわるもの。
シークエンスはやとも:
そうですね! 自然で囲んであげるのは良いことだと思いますよ。
PELI:
では、お線香はどうなんでしょう。
私は焚いてあげたいんですけど、煙たくないかな…とか心配になっちゃって。
シークエンスはやとも:
愛犬が旅立ってすぐは、焚いてあげた方が良いと思います。
亡くなった人や犬たちを導くのって、もっと先に亡くなった人(動物)たちなんです。
それを結んであげるのが、日本の場合はお線香なんですね。
PELI:
なるほど! いわゆる「霊道」を作ってあげるという意味で、お線香は必要なんですね。
日本の文化という点においても、とても勉強になります。
霊感のない人が「愛犬が成仏した」と知る方法。
PELI:
愛犬の成仏についても、お聞きしたくって。
はやともさんは霊感をお持ちなので、愛犬が旅立ったあとも何度か視えた(会えた)ご経験があるとYouTubeで拝見しました。
私は霊感がないんですけど、そういう人たちが「うちの子が成仏した」と知る方法はあるんでしょうか。
シークエンスはやとも:
そうですね、感覚やにおいを意識してみると良いのかもしれません。
ぼくの家族の話しになりますけど、父とぼくは霊感がありますが、母はまったくないんです。
でも先代のラガーが亡くなってしばらく経ったとき、母が急に「犬のにおいがしなくなった」って言ったんですよ。
じつはラガーが亡くなってから引っ越しをしていて、新しい家では犬と暮らしていなかったので、犬のにおいがするはずないんです。
そのとき母が、ぼくと父に向かって「もしかして、ラガーもういない?」って聞いてきて。
まさにぼくと父もラガーが視えなくなった時期だったので「そうなんだよね…。でもよくわかったね」という話しをしました。
なので「におい」というのは、成仏したかどうかを知る、ひとつの方法なのかもしれません。
PELI:
お母様も本当にラガーくんのことが大好きだったんですね。
愛犬を亡くした家族間の、寂しいけど明るく犬の事を会話するあの情景が浮かんで、涙が出そうになりました…。
はやともさんとお父様にとっては「視えなくなる」、お母様にとっては「においがしなくなる」のは寂しい気持ちもあるでしょうけど、成仏したんだなぁ…またお会おうね…って安心できますよね。
シークエンスはやとも:
本当にそうですね。ぼくYouTubeやテレビ番組でもよく言ってるんですけど、霊感があっていいことなんて、ひとつもないんですよ。
でも、ラガーや童(わらし)が亡くなってからも視えていた(会えていた)のは、もしかしたら恵まれているのかもなぁと思いました。
亡くなった後って、視えているけど体があるわけではないので、触れることはできないんですね。
でもよく父といっしょにラガーや童(わらし)に向かって「イエーイ!」とかやったりしていましたから(笑)。
PELI:
いいなぁ! もうカッコイイ!
シークエンスはやとも:
(笑)。いやいや、カッコイイは違うでしょ(笑)。
ラガーは引っ越した家にまで来てくれましたからね。
PELI:
そうなんですね。犬ってお家が大好きだから、そこにいたがるものだと思っていました。
だから引っ越しをしたくても、前の子と離れる気がするから控えている…という友人や知人もたくさんいます。
シークエンスはやとも:
犬たちは人(ご家族)についていきますよ。
猫ちゃんはお家にいつづけることが多いんですけどね。
PELI:
そこにも犬らしさ、猫らしさが現れるものなんですね。
でもドッグオーナーさんでお引っ越しを考えてらっしゃる方には、安心できる情報ですね。
私も愛犬が旅立ったら引っ越したくても控えないと…と思っていたので、少し胸がスッとしました。
愛犬が亡くなって「次の子を迎えたい」と思ったら、成仏の証かもしれない。
シークエンスはやとも:
そうそう。霊感がない方の成仏を知る方法に戻りますけど、もうひとつあると思っていまして。
PELI:
ぜひお聞きしたいです!
シークエンスはやとも:
先に言ってしまうと、愛犬を亡くして「次の子を迎えたい」と思ったときは、成仏しているかもしれません。
PELI:
そうなのですね…! じつはそれも、知りたかった事のひとつだったんです。
シークエンスはやとも:
犬の愛情って、人間の愛情よりも正直でまっすぐじゃないですか。
人間は「好き」の形が二つあって、そのひとつが「依存」なんですよ。どうしても執着してしまう生きものなんです。
一方で犬たちの「好き」はシンプルで、気持ちがまっすぐで執着しない。だからすぐ次に切りかえるんです。
これを逆算すると、あくまで感覚ですが「また犬を迎えたい」と思ったときは、旅立った子が成仏しているんじゃないかなぁって。
愛犬を亡くしたときって、もう絶対次は迎えない…って思ったりもするんですけどね。なんだか不思議ですよね。
PELI:
そのお考えは、救われるオーナーさんがたくさんいらっしゃると思います。
次の子を迎えたいと思っていても、亡くなった子に配慮して迎えない選択肢をされるご家族もたくさんいらっしゃいますから。
もちろん選ぶのはご家族様自身で、正解はないのだと思います。
けれどもし次の子を迎えたいと思ったら、犬たちのまっすぐな愛情を信じて迎えてあげるのも、素敵な選択肢ですね。
愛犬の「棺(ひつぎ)」に入れてあげるもの。お互いのために。
PELI:
みなさんに共通していることだと思いますけど、今一緒に暮らしている愛犬が旅立つことを想像するだけで、悲しい気持ちになってしまうじゃないですか…。
でも私はできる限り生前から愛犬の死に向き合いたいと思っていて、日々いろんなことを考えているんです。
そのひとつが「棺(ひつぎ)」で。
何を入れてあげたら喜んでくれるかな。お手紙は読んでくれるかなって。
はやともさんのお考えとして、棺に入れてあげると良いものを教えていただきたいです。
シークエンスはやとも:
そうですね、亡くなった子の「においが付いているもの」を入れてあげると良いと思います。
先ほどのお話しにも通じるのですが、それを残したままにしてしまうと、執着して成仏しにくくなっちゃうんですよね…。
なのでお花といっしょに、おもちゃとか洋服とかベッドとか、棺に入る分だけ入れてあげると良いと思います。
そして棺に入りきらなかったものに関しては、先ほどお伝えしたように、できるだけ早めにお片付けしてあげるのが、亡くなった愛犬のためになるのかなと思います。
PELI:
寂しいし悲しいですけど、はやともさんのお話しをうかがっていると、それがお互いにとって良い方法なんだろうなぁと思えます。
愛犬が旅立って、「次の愛の形」ですよね。
もうひとつ棺に関するご質問なんですが、愛犬の写真を入れてあげる方も多いと思うんです。
でも「生きている人」と写っている写真は入れない方が良いと聞いたことがあって…これはどうなんでしょうか。
シークエンスはやとも:
ん〜そうですね、できれば生きている方との写真は入れない方が良いかもしれません。
入れてあげるなら、愛犬だけが写っているものにしてあげるのがいいですね。
亡くなった犬や人もですけど、棺に入っているときは、どちらかといえば「こっち寄り(生きている世界)」にいるんですよ。
ですからご健在のご家族が写っている写真を入れると「家族も亡くなったんだ!」と勘違いして、喜んで連れていっちゃう可能性があるんですよね。
「やったー、一緒にいけるぞ!」って。犬たちは人や家族が大好きですからね。
PELI:
はやともさんだからこそ、とても説得力がありますね。
自分のことを忘れてほしくなくて、一緒に写った思い出の写真を入れたくなりますけど、愛犬のソロショットにするようにします。
棺に入った愛犬と向き合っている瞬間て、言葉には表せられないような、胸が締めつけられる気持ちになりますけど…
お話しをうかがっていると、棺の支度って、ご家族が気持ちを整理するための大切な時間なんだなと感じます。
もちろん涙は止まらないけれど、愛犬が気持ちよく次のステップにいけるように、しっかり向き合いたいなと思いました。
愛犬の「お骨」は好きなように、思いのままにしていい。
PELI:
つづいて、愛犬のお骨についてもお聞きしたいことがたくさんありまして。
まずはお墓に入れてあげるべきなのか、それとも自宅に置いてあげて大丈夫なのか。
これは私も疑問に思っていますし、悩まれている方も大勢いらっしゃると思います。
シークエンスはやとも:
ぼくの考えですけど、ご家族のお好きなようにされて良いと思っています。
ぼくも愛犬の一部のお骨をペンダントに入れて、常に持ち歩いていますし。
なぜ好きなようにして良いかというと、犬たちは自分の骨が視えていないといいますか、認識していないんですよね。
これは人間も同じなんですけど、たとえばぼくが亡くなった後に真っ白な砂場に連れてってもらって「これがあなたのお骨ですよ」と言われても「あぁ…はい…」ってなると思うんです。
あまり実感が湧かないといいますか…。
だからお骨はそばに置いたり身につけていても「執着」にはならないので、お好きにされて大丈夫なんですよね。
PELI:
最近ではお骨をダイヤモンドなどの宝石にしたり、散骨をしたり、いろいろな方法がありますよね。
それも含めて、お墓でもご自宅でも身につけても、ご家族のお好きな方法で良いというのは、なんだか安心しました。
私はペンダントにして肌身離さず持っていたいなぁ。
直感で「生まれ変わりの子」と感じたら、ほぼ合っている。
PELI:
つづいて、輪廻転生(生まれ変わり)について質問させてください。
先代犬が亡くなって2頭目を迎えられたときに、「生まれ変わりの子がやってきた」というお話しをよくお聞きします。
この感覚というのは、合っているものなのでしょうか。
シークエンスはやとも:
これは合っています! 「直感」というのは、ほとんどが合っているものなんです。
PELI:
それは嬉しいご回答…!
シークエンスはやとも:
人間は頭で考えるのが定着しすぎていますけど、本来は嗅覚や聴覚や視覚、肌呼吸まで、全身で何かを感じとっているんですよね。
これが直感で、その究極に入るのが、いわゆる「ゾーン」です。
知り合いのオリンピック選手に聞いたエピソードなんですけど、休憩の合間に「次はこういう流れで勝つな」と思ったら、本当にその通りになったらしくて。
もちろんいろんな職業の方々でゾーンに入る人がいますけど、そうなると「次どうなるか」がわかるようになってくるんです。
これは決して脳がハイになっているわけではなくて、五感が研ぎすまされている状態なんですね。
それのすごく手前が「直感」です。
PELI:
すごい、この話しどんどん引き込まれちゃう。
シークエンスはやとも:
たとえば同じフレンチブルドッグでも、やっぱり他の子とは違うじゃないですか。
なのに別の子に対して「亡くなった子と同じだ」と感じるのは、直感がそうさせるのだろうし、間違っていないとぼくは考えています。
でも興味深い話しがありまして。
ぼくも仕事柄「先代犬が亡くなって生まれ変わりの子を迎えました」ってメッセージをよくいただくんです。
その多くが、今までの子と別の犬種のケースが多いんですよ。
PELI:
えー! そうなんですね。それは興味深いお話しです。
シークエンスはやとも:
印象に残っているのが、先代のレトリーバーが亡くなって、次に迎えたのがトイプードルだったご家族がいらして。
「大型犬から小型犬にされたんですね」なんて話していたら、「前の子の生まれ変わりだと思ったんです」とおっしゃって。
レトリーバーとトイプードルって、カラダの大きさから何から全然違うじゃないですか。
それでも感じるものがあるって、やっぱりそういうことだと思うんですよ。
PELI:
人間の直感はすごいですね。
もちろん同じ犬種同士で生まれ変わることもあるでしょうし、犬から他の動物に生まれ変わることもあるでしょうし。
犬から人、人から犬の生まれ変わりだってあるかもしれないですし。
常に直感を研ぎすませて、ピンときたら自分を信じていい!
これは事前に知っておけてよかったぁ…。
シークエンスはやとも:
でもぼく思うんですけど、人間より犬の方が、魂レベルは上だと思っているんですよ。
犬が得意じゃない方には、あまり理解していただけないんですけどね。
だから、人間として今世をすごく頑張って素敵な人生を歩んだら、犬になれるみたいな。
これは喜ばしいことですよね。あの素直さと直感性は、人間にはないですから。
PELI:
とても共感できます。
愛犬たちと暮らしていて、朝仕事に行くときにゆっくりしている犬たちを見ると「いいなぁ」って思っちゃいますし(笑)。
シークエンスはやとも:
あの純粋さはねぇ…ぼくらも見習わないといけないというか、憧れの域ですよね。
視えても、視えなくても。
PELI:
はやともさんのおかげで、ずっと頭の中でモヤモヤと考えていたことが晴れやかになりました。
愛犬の旅立ちは想像しただけで怖いですし、つい目を背けたくなってしまいます。
でも元気なうちから死に向き合って、こうして事前に知識を得ておくことで、お互いのためになるんだなぁと改めて思いました。
はやともさんは私の「心霊先生」なので、お会いできたことも光栄ですし、シンプルな疑問から細かい質問まで…
とても丁寧に答えてくださり、本当にありがとうございました。
シークエンスはやとも:
「心霊先生」ってなんですか(笑)。でもこちらこそ光栄です!
ぼくも火災で祖父を亡くして、癌で祖母を亡くして、昨年は父も闘病の末に亡くなりました。
そして、フレンチブルドッグのラガーと童(わらし)も旅立って。
いろんな別れを経験していますが、人も犬も、亡くなった後にしてあげられることは変わらないのかなぁと思いますね。
旅立った人や犬と残った人たちが、お互い気持ちよく過ごすために何ができるのか。
そしてぼくが思うのは、残った人たちには、自分を優先して生きてほしいということです。
ですから愛犬や大切な人を亡くしたご経験のある方も、ぜひご自身を大切にして、今を楽しく過ごしていただければと思います。
そして今日のお話しが少しでもみなさんのお役に立てていれば、フレブル好きとしても本望です。
【最後に】愛犬を亡くした編集メンバーから、はやともさんへの質問
インタビューに同行した編集メンバーCは、もともと3頭のフレンチブルドッグと暮らす生粋のフレブルラバー。
3年前に長男が亡くなり、今は2頭のフレンチブルドッグと暮らしています。
長男の闘病中は、お骨をお墓に入れようと夫婦で決め、どのお墓にするかまで決まっていたのですが…
葬儀を終え、小さくなった長男が自宅に戻った途端「そばに置いておきたい」と思ったのです。
しかも夫婦そろってー。
なぜそのように思ったのか。シークエンスはやともさんに質問をすると、思わず涙があふれる答えが返ってきました。
編集C:
すみません対談後にお時間いただいてしまって。ひとつどうしてもお聞きしたいことがありまして。
シークエンスはやとも:
全然大丈夫ですよ! もうなんでも聞いてください!
編集C:
ではお言葉に甘えて…(笑)。
私たち夫婦はもともと3頭のフレンチブルドッグと暮らしていて、3年前に1頭が旅立ったんですよ。
闘病生活をしているときは、お骨はお墓に入れようと思って、夫婦で話し合ったりいろいろ調べて「このお墓にしよう」とまで決めていたんですね。
でも、いざお骨になって家に連れて帰ってきたら「お墓に入れたくない、そばに置いておきたい」と思うようになって。
夫婦そろって同じ気持ちになったので、不思議だねぇなんて話していたんです。
この心境の変化は、なんだったのかなぁって…ずっと気になっていまして。
シークエンスはやとも:
それは、今一緒にいる2頭の子たちが、引き留めたのかもしれません。
実際のオーナーさんに言うのも気が引けてしまうんですけど、じつは人と犬の関係性より、犬同士の関係性の方が深いんです。
犬同士は大袈裟なスキンシップをとらなくても、じつは深いところで繋がっているんですよね。
編集C:
それは犬同士の血縁関係がなくてもでしょうか。
シークエンスはやとも:
もちろんもちろん。
わかりやすく言うと、人間の「きょうだい」も目に視えたスキンシップを取らなくても、なんか繋がっているじゃないですか。その感覚です。
なので、小さくなってお家に戻ってきた家族に会って、2頭そろって「そばにいてほしい」と伝えてきたんだと思いますよ。
編集C:
それは泣けちゃいますね…。とてもしっくりくるので、余計に…。
亡くなったのが長男だったんですけど、2頭とも兄が大好きだったんですよ。
闘病中もちょっかいを出さずに、そっと寄り添って一緒に寝たりして。
いつもヤンチャなので「そんな素晴らしいことできるんかい!」って少し笑っちゃいましたけど(笑)。
シークエンスはやとも:
フレンチブルドッグは何歳になっても、新たな一面を見せてくれますもんね(笑)。
でも長男くんが小さくなって自宅に帰ってきた途端「そばに置いておきたい」と思ったのは、ご夫婦の直感だと思うんですよね。
この直感は「犬から人にこそ伝わる」とぼくは思っていまして。
そもそも人間て、じつは何も考えてないんですよ。考えている気になっているだけで。
編集C:
(笑)。でもたしかに!
シークエンスはやとも:
たとえば今(インタビューの状況)だったら、ぼくはみなさんのお話しに影響されて物事を考えていますし、家に帰れば奥さんと子どもに影響されて物事を考えています。
要は「外的要因」によって物事を考えているだけで、自発的に考えている人間は一人もいないんです。
となると、犬と暮らしている方はその子の影響を受けて考えているので、直感も繋がっているんですよ。
だから「直感」は絶対信じた方がいい。これは自信をもっていえますね。
編集C:
なるほど…! 「人間は外的要因によって物事を考えている」というのは、とても腑に落ちます。
はやともさんが冒頭でお話しされていたように、犬は嘘のないまっすぐな生きものですから、「直感」も、より研ぎすまされた状態で伝わってくるんでしょうね。
そういう意味では、たしかに直感は「犬から人にこそ伝わる」のかもしれません。
この直感を信じて。そして2頭のためにも、長男にはずっとそばにいてもらおうと思います。
貴重なお話しをお聞きすることができました…本当にありがとうございます。
★『霊視ができるようになる本』シークエンスはやとも(著)は必読!
2024年5月に、シークエンスはやともさんの新書『霊視ができるようになる本』が発売されました!
今日のお話しにもでた「直感」に関する内容もたっぷり盛り込まれています。
ウソのようなホントの話し、「人の心が覗ける!」「未来が分かる!」「願いがどんどん叶う!」など、誰でも霊視能力が使えちゃう(?)本になっています!
そして読んだ方々からは、視えた・聴こえた・感じたの声が続々届き、発売翌日から重版(増刷)が決定!
「注:視たくない人は絶対に読んではいけない」と書かれるほど効果てきめん、史上初の心霊ハウツー本です。
テレパシーや未来予知など、誰もが一度は憧れを抱いた力の「やり方」が今、明かされる!?
シークエンスはやとも
吉本興業東京本社所属のお笑い芸人。
幼い頃から霊視能力を持ち、あまりの的中率に、楽屋前には行列ができるほど。
芸人同士の口コミから広まり、『ホンマでっか!?TV』や『ダウンタウンなう』『行列のできる法律相談所』といった数々の人気番組にも出演。
そこでも見事に的中させ、一躍有名となった。
現在はYouTube『シークエンスはやともチャンネル〜1人で視えるもん』を中心に活動し、多くの人気YouTuberともコラボをしている。
チャンネル登録者数は38.8万人(2024年7月現在)
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▼YouTube
▼SNS
X(旧Twitter):@hayataka78
Instagram:@takahayatomo
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PELI
アパレルブランド『PAMEO POSE(パメオポーズ)』を立ち上げ、ディレクター兼デザイナーを務める。
同ブランドの10年を節目に引退し、2024年8月から新たなアパレルブランド『POOLDE(プールデ)』をスタート。
DJとしての活躍も華々しく、ハイブランドのイベントやパーティーを中心に活動している。
2023年に行われた『CHANEL NIGHT IN TOKYO』のアフターパーティーでは、世界で活躍するミュージシャンたちに繋げるオープニングアクトを務めあげた。
また大の犬好きがこうじて、ドッグブランド「PEGION(ペギオン)」の立ち上げ・ディレクター・デザイナーも務めている。
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PELI:@peli4649
PEGION:@pegion_dog
POOLDE:@poolde___
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photo:Hiroaki Otake
text:Chika(editor-in-chief)
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