愛ブヒが息をひきとったとき。きっと、悲しくて、辛くて、涙が止まらないでしょう。
そんなとき、「虹の橋」の詩を思い出してみてください。
あなたの愛ブヒは、いつも、どこでもあなたを待っているのです。
ここは、愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所。
虹の橋
Author Unknown
訳◎チタリニ
天国のほんのすこし手前に「虹の橋」という場所がある。
この世のだれかと親しくしていた動物は
いのちを終えると「虹の橋」へ旅立つのだ。そこには草原や丘がひろがり
彼らは共に走りまわって遊ぶことができる。食べ物や水はたっぷりあるし、太陽の光が豊富に降りそそぎ
暖かい安らぎの中で過ごしている。
病気だった友や、年老いてしまった友は
すべて健康と力強さを取り戻し、
傷付いたり、からだが不自由になってしまった友は
まったく元どおりの丈夫なからだを取り戻す。ちょうど、過ぎ去った日々の思い出の中のままの姿で。
みんな幸せで満足しているが、たったひとつ心残りがある。
それは、特別なだれかが、
あとに、残してきてしまっただれかが、
ここにはいないということ。
彼らはみんなで走りまわって遊んでいる。
だが、ついにある日、
その中の一匹がふいに立ち止まり、遥か彼方に目をこらす。彼の瞳はきらきら輝き、抑えようのない興奮にからだは震えはじめる。
突然彼は仲間たちから離れ、緑の草地を駆け出した。
まるで飛ぶかのように速く。
あなたを見つけたのだ。
ついに出会ったあなたとそのかけがえのない友は
固く抱き合って再会を喜ぶ。そしてもう二度と離れることはない。
幸福なキスの雨があなたの顔に降りそそぎ
あなたの両手はいとしい友の頭をやさしく撫でる。そしてあなたは信頼にあふれるその瞳をもういちど覗き込む。
あなたの人生から長いあいだ失われていたが
決してあなたの心の中からいなくなることのなかったその瞳を。
それから、あなたたちはいっしょに「虹の橋」を渡るのだ