2018年4月27日5,913 View

フレンチブルドッグが放つ音、アレコレ

フレンチブルドッグといえば、その個性的でありながらもとびきりキュートなルックスが持ち味だけれど、私たちフレブルオーナーにとっては彼らの放つ音も愛しさを増す大きな要因ですよね。特にフレブルが「ブヒ」と呼ばれる理由のひとつにも挙げられるブーブーという大きなイビキや、(そのニオイも)人間顔負けのオナラまで、フレブルって意外と「音」を発する犬種なのではないでしょうか。そこで今回は、フレブルにまつわる音やフレブルを取り巻く音など、フレンチブルドッグと音について考えてみたいと思います。

定番のイビキ、これって普通?

フレンチブルドッグ音

Patryk Kosmider/shutterstock

ブゥ〜ブゥ〜…。大きなイビキをかきながら心地良さそうに眠るブヒ。これはフレブルオーナーの多くが日常的に見かけるシーンですよね。

 

最初はそのイビキの大きさに驚きつつも、だんだんと彼らのイビキが心地よい音に変わっていく…こういう感じ方の変化もブヒを相棒に持つ者の楽しみ。

 

とはいえ、あまりにも大きなイビキの場合、「さすがに大丈夫かしら?」なんて不安になることも。

 

そもそもイビキはワンコでもヒトでも発生のメカニズムは同じで、気道が狭くなったり塞がった際に、その狭い部分を空気が通ることで引き起こされるもの。

 

そのため構造的に気道が短いハナペチャ族であるフレブルはイビキをかきやすく、マズルが長い犬種と比べるとその差は顕著なのです。

フレンチブルドッグ音

Teerawut Bunsom/shutterstock

 

ただ、いくらイビキをかきやすい体質とはいえ、過度に大きなイビキが続く場合や呼吸が苦しそうな様子が見られるなら要注意!

 

そういうケースでは、フレブルなどの短頭種に多い軟口蓋過長症や鼻腔狭窄の可能性があり、これらの病気はいずれも生まれつきの場合がほとんどです。

 

ただしいずれも手術で治すことができるので、あまりにもイビキがひどいと感じるようなら一度病院で診てもらいましょう。

 

また、イビキ対策としては、頭を上に保つことで気道がスムースに通るように枕やクッションを頭の下に差し込む方法がオススメ。

 

ブヒは心地良い場所を見つける天才なので、柔らかなクッションならきっとお気に召すはず。

 

ちなみに、ぽっちゃりさんは気管が狭くなるためイビキをかきやすくなるので、もし愛ブヒがコロコロしている場合はダイエットも効果的です。

 

くちゃ〜いオナラ、勘弁してよ〜

フレンチブルドッグ音

tsik/shutterstock

ブッ!…え、誰?って振り向くとそこには平然と遠くを見つめるブヒ。ええ、フレンチブルドッグのオーナーは嫌というほど痛感しているかと思いますが、ブヒはオナラが比較的多い犬種。

 

それも器用にすかしてみたり、人間もかくやというほどの大きな音を伴ったりと、それはもう変幻自在にオナラを操りますよね。

 

中にはお散歩中に大きなオナラを放った挙句、くるりと振り返ってさも飼い主が放ったかのような視線を投げる強者ブヒがいたり(冤罪だよ〜)、自分のお尻から鳴った大きな音にビックリしてお尻周辺をスンスンする天然ブヒがいたり(アンタだよっ!)と、オナラに対する反応もブヒそれぞれ。

 

でも、どうしてフレンチブルドッグってオナラが頻繁に出ちゃうのでしょうか。

 

その答えは、これもイビキと同じく短頭種というハナペチャ族ゆえの身体構造に理由があるのです。

 

フレブルやパグといったハナペチャさんたちは、呼吸の際に口呼吸が主となります。

 

口呼吸は鼻呼吸と比べ余分な酸素を多く吸い込むことからオナラの回数が増え、また、フードを食べる際もがっつくことでたくさんの空気を飲み込むのでこれまたオナラの要因に。

 

これは構造的な問題なのでいた仕方ないとはいえ、せめてニオイだけでもなんとかして欲しいもの。

 

まあ、フローラルな香りというわけにはいきませんが、ブヒの腸内環境を整えることでオナラのニオイが軽減されると言われています。

 

腸内環境を整えるには、無糖のヨーグルトをスプーン1杯程度毎日与えるといった方法の他、ワンコ用の乳酸菌サプリを取り入れる方法も。

 

乳酸菌は腸内環境の改善だけでなくアレルギー症状や歯周病の予防にも効果があるとされているので、プラスアルファの効果も期待できるかも。

 

ただし、過度に与えると下痢になるため適量を持続して与えることが大切です。

 

ビクッ!その音苦手なんですけど〜。

フレンチブルドッグ音

urbazon /shutterstock

フレブルが発する音には寛容になれるけれど、大切な愛ブヒを怖がらせる音はできれば避けたいと思うのがオーナー心。

 

とはいえ、特定の音を怖がるフレンチブルドッグは少なくなく、これはフレブル以外の犬種にも多く見られます。

 

ワンコが苦手な音の代表格は雷鳴や花火の音などで、他にもパトカーや救急車、消防車のサイレン音、大きなトレーラーが通過する際の音、バイクのエンジン音などが挙げられます。

 

これらの音は自宅での留守番中や散歩中に遭遇することも多く、その度に怖がる様子を見るのはこちらも胸が痛みますよね。

 

特に雷などの場合はパニックになって飼い主を振り切って逃げ出したり家から飛び出したりするワンコもいるため、一歩間違うと事故や行方不明になる可能性も。

 

とはいえ、すでに「怖い音・嫌いな音」と愛ブヒが認識しているものを好きな音にさせることは困難。

 

そういった場合に私たちがすべきことは、まずブヒが苦手な音に対して私たち自身が驚いたり怖がったりする姿を見せないこと。

 

そしてワンコの社会化期にできるだけ多くの音に触れさせることです。

 

もし散歩中に愛ブヒが苦手な音に遭遇した場合は、そっと体に触れて大丈夫だと囁いて安心させてあげましょう。

 

なお、雷に怯える場合には身体を適度な圧力で包むボディーラップという方法が効果的だと言われています。

 

ボディーラップは専用のシャツなども販売されていますが、腹巻きや伸縮性のある布で代用することもできるので、雷が苦手なブヒにはオススメです。

 

おわりに

フレブルにまつわる「音」。大きなバットイヤーを持つフレブルたちはきっとあらゆる音を日常で感じているはず。その中には好きな音(冷蔵庫を開ける音?キャベツを切る音?やっぱり大好きなオーナーさんの自分を呼ぶ声!)もあれば、できれば聞きたくない嫌いな音もあり、また、自分で発する音も彼らにとっては不思議な音なのかもしれません。

 

我々オーナーもそんな彼らの「音」に耳を傾けることで、愛ブヒの体調や気分まで分かるようになるかも。愛しいブヒの立てるイビキが末永く続くことを願いながら、今夜はブヒの出す音にじっくり耳を傾けてみてはいかがでしょう。

 

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