いったい家主はどっち?フレブルあるある
快適な場所や楽しいことを見つけるのが天才的に上手なフレンチブルドッグ。そんな彼らは自分のテリトリーにおける「ベストポジション」を常に把握しており、気づけばどんなシーンにおいても特等席にデン!と陣取ってはいませんか?例えばソファーの真ん中に長くなって寝そべっていたり、オーナーのベッドのはずなのに堂々と中央で眠るから(しかも枕まで使って!)なぜだかオーナーが端っこで身を縮めて眠ったり、買ったばかりのふわふわクッションにはすでに(ブヒ様が)座ったと思われる抜け毛がびっしり…などなど、もはやどちらが“ご主人様”なのかも分からぬ始末。これって、フレブルオーナーには日常茶飯事なのではありませんか?
ドライブ?じゃあ助手席は当然ボク(ワタシ)ね!
大好きなオーナーさんとのドライブはブヒにとってもテンションが上がる至福の時間。
ただし、フレンチブルドッグと暮らすのなら、愛車の助手席は彼らにあけ渡す覚悟が必要です。
そう、例え車内においてもベスポジを確保することに長けているブヒにとって、眺めが良くエアコンの風がダイレクトに当たる助手席の確保は当然のこと。
「ハンドルを握らないのなら、アナタは後部座席にどうぞ?」と言わんばかりの態度でもって、サッと助手席のシートに体を埋めるスピードはもはや名人芸の域。本音ではきっと「運転だってできるもん!あ、でも安全運転でお願いするわよ?」と言わんばかりの顔で運転手をチラ見しつつ、常に後部座席に座る“お手伝いさん”にも時々愛想を振ってくれます。
では、後部座席に座ったオーナー“その2”としてすべきことは、まず今の季節なら車内温度がブヒ(様)にとって快適に保たれているか、適宜首に巻いた保冷剤を交換できているかなど、何しろ我が家のブヒ(様)のお世話に明け暮れることになるでしょう。
そう、夏場のお出かけの際は、何よりブヒ(様)が暑さに滅入らずに快適に過ごせているかが重要になってくるため、必然的に人間はブヒの顔色を(実質ともに)伺うことに。
こうなるともう、誰のためのドライブなのかすら分からなくなりがち。でも、きっとそれがブヒオーナーの幸せなのかもしれませんね。
新しいフワフワ?あ、それボクんだから!
しっとりソフトな肌触りのケット、フワフワのマシュマロのような毛布、ずっと顔を埋めていたいような柔らかなガーゼ。
そのどれもがお金を払った本人が使う前に、不思議と愛ブヒに取られている…。そう、これもまたフレブルあるあるのひとつです。
おニューな匂いをかぎつけるのか、それともオーナーの「新アイテムを手に入れた」という浮かれた気分を見透かしてか、新しく購入した“肌触りが良いモノ”に対してブヒたちはとっても敏感。
さも当たり前のように即座に自分のモノにしてしまうその手腕には、もはや完全に降伏してしまいそうです。
本当にフレンチブルドッグという生き物は、何故にこんなにも心地良いものを見分ける審美眼に長けているのでしょうか。
思うに、きっとそれは彼らが人間と一緒に暮らすために改良された犬種だから。人と共に楽しむことが生まれ持った宿命である彼らにとって、心地よさの追求は至極当然のことなのかも知れません。
だからこそ、飼い主としては諦めも肝心です。
よもや新たなフワフワは全てブヒ(様)に献上するために買い求めているのでござる、くらいの心意気がないとやってらんないのが実情。
何故か唐突にサムライlikeになってしまいましたが、ちょっとそこまで飛躍しないと飼い主のこの丁稚ぶりには納得できません。
しかし、そこまで愛ブヒに譲ってしまうその根底には、やっぱりフレブル愛があるからこそ。人間目線で見てみれば決して長くはない彼らの一生。
だからこそ有り余るほどの心地よさを献上したいと思うのですが、そう思った時点でもうアナタはブヒの奴隷です(笑)。
いつだってフレブルが真ん中、が正解。
常にどんな時でも、「我が家」のベストポジションを外さないのがフレンチブルドッグ。
暑い時期は家の中で一等涼しい場所に寝そべり、寒い季節は真新しいフワフワを纏って陽光が差し込む窓辺を独占する。
そう、それでこそフレブルの正しい姿。でもね、きっとそれがオーナーにとっての幸せなのではないでしょうか?
時には「どっちがご主人様なのよ?!」と言いたくなる時もあるけれど、うちの子になったからには最高のハッピーと快適さに満たされた一生を過ごして欲しい。
我々がそう願うからこそ、きっと人間の気持ちに敏感なブヒたちは自由気ままに極上ポジションを独占するのかも。
私たちよりずっとずっと短い生涯を駆け抜ける彼らにとって、今一緒にいるこの一瞬を、どうか心地よく過ごして欲しい。
そんな優しさに溢れるオーナーの目線こそが、フレブルが気ままに過ごせる秘訣なのかも知れません。
おわりに
愛すべき“我が家のフレンチブルドッグ”を中心に回る日常。それは時々ちょっぴり面倒だけれど、どんな面倒さも愛ブヒのお気楽な寝顔を見れば吹き飛んでしまうはず。
いつだって家族の、我が家の、私たちの人生の真ん中のベストポジションに存在感たっぷりに陣取るブヒたちは、きっと一生に何回出会えるか分からない宝物。
だからどうか、全てを華麗に奪っていくフレンチブルドッグが溺れるほどの愛を込めて、このまま彼らが自由にその一生を謳歌できますように!!と祈ってやまない次第です(笑)。
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