2021年10月20日6,141 View

シニア犬用フードの落とし穴「7、8歳になったからフードを切り替える」は安易!

今日は、ほとんど知られていない「シニア犬用のフード選びは極めて難しい」というお話しを。そして、フードの切り替えだけでは解決しない、大切なことをお伝えしようと思います。

これを知っているかどうかで、シニアライフが大きく変わります!

「7、8歳になったからフードを切り替える」は安易かも

フレンチブルドッグ,Ta-Ta,タータ,コラーゲン

Smith_22/shutterstock

平均寿命が12歳前後といわれている愛犬たち。

 

「7、8歳になったらシニア犬用のフードに切り替えましょうね」なんて記事をよく見るし、言われたりもします。

 

ここで忘れてはならないのが、犬の個体差は思っている以上に大きいということ。

 

7歳でも成犬ばりに運動する子もいれば、8歳で寝たきりになる子もいます。

 

けれど15年近く愛犬と向き合ってきて思うのが、大きな病気にならない限り、7歳や8歳ってけっこう元気。

  

5歳や6歳の頃と変わらず元気なのに、「◯歳になったから」という理由だけでフードを切り替えるのは安易かもしれません。

 

 

そもそも「シニア犬用」ってなにが違うの?

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New-Africa/shutterstock

一般的にシニア犬用のフードは、脂質がひかえめなのが特徴。

 

シニア期にさしかかると、代謝機能や基礎代謝が衰えるので、太らないためにカロリーをおさえる必要があるからです。

 

だからといって、安易にシニア用に切り替えてしまうと、かえって良くない影響が出ることもあります。

 

シニア犬用フードの落とし穴。

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Gryllus-Ms/hutterstock

その理由は、シニアになって体重が増える子もいれば、減る子もいるから。

 

フード会社によって「どっち用に作られているか」が異なるため、栄養素もカロリーもバラバラ。

 

愛犬の状態と「逆」を選んでしまったら大変なことになります。

 

「体重が減ったから同じブランドのシニア犬用にしよう」と切り替えたら、じつはカロリーもタンパク質も控えめだった。

 

そうなるとさらに体重は減り、筋力も低下。

 

逆もしかりで、太ってきたからシニア犬用に変えたのに、さらにぶくぶく…なんてことも。

 

編集部の愛犬13歳は、いまだに成犬用フード!

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MARIOMONTE/shutterstock

我が家には13歳になる愛犬がいるのですが、今も成犬用フードを与えています。

 

まだまだ知識が浅かった頃、7歳を期にシニア犬用フードに切り替えようと「フードのスペシャリスト」に相談したことが大きな理由です。

 

たくさん質問された中で最も印象に残っているのが、

 

「体重の増減はありますか?」

 

わたしの答えは、いいえでした。

 

体重の変化もなく運動量も変わっていないなら「成犬用フードのままで大丈夫です」といわれたのです。

 

「たしかに…」とハッとさせられ、衝撃を受けた瞬間でした。

 

それと同時に「いかに年齢にとらわれていたか」を痛感し、愛犬と向き合っていなかったことを反省しました。  

 

【重要】どんなシニアでも確実に衰えていく「非必須アミノ酸」の合成力

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NeilSaxon/shutterstock

個体差はあれど、すべてのシニア犬に共通していることがあります。

 

それは、全身を作る上で欠かせない「非必須アミノ酸」の合成力が衰えること。

 

すると筋力が低下し、被毛のツヤが失われるなど、カラダのあちこちに影響が出てしまいます。

 

これを知っているかどうかで、シニアライフが大きく変わるといって過言ではありません。

 

(あまり知られていないのが悲しいけれど…)。

 

シニア犬のシグナルは、体重の増減よりももっと前に「小さな変化」として表れます。

 

しかもこれらは、フードをシニア用に切り替えたからといって解決するものではないのです。

 

 

一般的なフードは「非必須アミノ酸」が不足している

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Microgen/shutterstock

ちょっと怖い話になりますが、パピー用〜シニア犬用まで、一般的なドッグフードは「非必須アミノ酸」が不足しています。

 

市販されているドッグフードは「AAFCO(全米飼料検査官協会)」という国が定めた栄養素の基準を満たしているのですが、残念なことに非必須アミノ酸は特に基準などは設けられていません。

 

ときには「不要なアミノ酸」などと表現されてしまうことも。

 

ところが非必須アミノ酸も、犬にとってカラダを作るための大切な栄養素なのです。

 

ただでさえ足りていないのに、シニア犬になると合成力が衰え、負のスパイラルに…。

 

足腰が弱くなったり、被毛がパサついていたり…これらは「非必須アミノ酸が不足している」ことが原因とも考えられるのです。

 

愛犬が衰えてきた…フードを切り替える前に必要なこと

シニア犬用のフードに切り替えるよりも、もっと大切なこと。

 

それはとってもシンプルで、不足しがちな「非必須アミノ酸」を補ってあげればよいのです。

 

そこですべてのシニア犬にオススメしたいのが、コラーゲン。

 

コラーゲンは「非必須アミノ酸」の塊のようなもので、かなり効率よく摂取できます。

 

中でもコラーゲンサプリ「Ta-Ta(タータ)」は、純度100%で余分なものが一切含まれていません。

 

さらに低分子化されているので、しっかり腸まで届くのです。

 

一時はコラーゲン論争なんていわれ、意味がないという意見もたくさんありました。

 

ところが研究は進み、今では人間たちのあいだでも大注目を集めています。

だってコラーゲン(非必須アミノ酸)は、『筋肉、骨、内臓、皮膚、被毛、爪』など、全身の健康維持をサポートしてくれますからね。

 

「成犬用フード+Ta-Ta」で、絶賛順調な13歳

フレンチブルドッグ,Ta-Ta,タータ,コラーゲン

MARIOMONTE/shutterstock

未だに成犬用フードを食べている13歳の愛犬ですが、シニア期に入ったと同時に「Ta-Ta(タータ)」を与えはじめています。

 

不足しがちな上に、体内の合成力も衰えていた「非必須アミノ酸」をプラスすることで、ふんわり被毛を3年前から維持しています。

 

被毛は人間の髪の毛と同じで、栄養が隅々まで行き届いている証拠。

 

お散歩の時間が変わらないのも、筋力維持につながっているからかも! なんて思ったり。

 

ちなみに、今でも階段を片足でのぼっていきますよ(笑)。

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もちろん耳が遠くなったり視力が落ちたり色々ありますが、よく食べよく寝てお散歩を楽しんでくれていればそれでいい!

 

だって犬にとっては、それが「生きる」ということですから。

 

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「Ta-Ta(タータ)」をプラス。これこそシニアの常識

フレンチブルドッグ,Ta-Ta,タータ,コラーゲン

愛犬のことを誰よりも知るみなさんだからこそ、年齢にとらわれすぎないことをお伝えしたかったのです。

 

たしかに年齢に合わせてフードを切り替えるのも大事。

 

でも、それよりももっと大切なことがあります。

 

日本のドッグフード事情、シニア犬のカラダにほんとうに必要なもの。

 

日本で暮らすすべてのシニア犬にとって、「Ta-Ta(タータ)」が常識になる日がくることを願っています。

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