大型連休目前!『犬との旅行』をより楽しく安全に過ごすために必要な“事前準備”とは?
長らく行楽を躊躇わせていた“まん防”も解除され、折しも季節は連休間近の春。今年は予想より早く暑さがやってきそうですが、まだ夏ほど暑くなく、そして祝日が集中しているこの時期にフレブルとの観光や旅行を計画している人は多いはず。筆者ももちろんそのひとりで、つい先日も花より団子派な愛ブヒと桜の名所へお出かけしてきました。しかし、やはり準備は大切。どちらかといえば「思いつきで動くタイプ」の筆者夫婦ですが、フレブル連れなら事前準備を徹底することこそお出かけを楽しむ最大のコツだと痛感した次第なのです。
“旅のしおり”があれば旅がスムーズに。

Happy Moments/shutterstock
人間だけの旅行なら「行き当たりばったり」ってかなり楽しいんですよね。
行き先さえ決めたら内容はその時の気分に任せ、偶然の出会いや意外な発見をとことん満喫するのも旅の醍醐味。
ただし、これはあくまでも“人間に限った場合”のことで、どんなエリアやお店にも入れるわけではない犬連れ旅行だと、せっかく訪れたのに行きたい場所は軒並みNGなんてことはザラにあるのです。

Mumemories/shutterstock
それに、観光地ってやっぱりすごく混んでいるんですよ。
お店にずらっと行列ができているのは普通だし、そんな中には犬が苦手な人だってきっといる。
だから旅先で互いがイヤな気分にならず、愛ブヒもオーナーさんとゆっくり楽しめる場所を探しておくことって旅の楽しさを左右する重要な要素なんです。

Kamil Zajaczkowski/shutterstock
例えば、仮にその土地の名物が自慢の店があったとして、テラス席のみペット可というのは結構ありがちなパターン。
じゃあテラス席で食べられるね、なんて呑気に訪れたら同じくペット連れのお客様で満員御礼なんて珍しくありません。
そのため愛ブヒと旅に出ようと決めたなら、まず最初にすることは「旅のしおり」を作ること。

Zaruba Ondrej/shutterstock
なんだか懐かしい響きですが、実際にしおりを作成せずとも大まかな予定を立て、犬が入れるお店や場所を調べられるなら予約しておくのが安心なんです。
この時に気をつけたいのが情報が最新かどうか。
以前はペット可だったけれど今は不可なんですというお店もあり、もし不安なら予め電話で確認するなど調べることを怠らないで。
なお、実際の目的地に着くまでにも犬連れ旅行は何かと配慮が大切です。

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トイレ休憩や給水タイムを多めに取り、移動中のブヒに負担がかからないようにする工夫も必須です。
観光地、バギーが通行できるか問題。

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筆者が先日訪れた桜の名所。近辺には犬の健康守りを授けてくれるドッグフレンドリーな神社もあり、SNSでは愛犬とその神社を訪れたオーナーさんの画像がたくさんアップされています。
ちなみにその神社は山の上の方にあり、その付近まではケーブルカーやバス、自家用車で行くことが可能。
ブヒ連れなので我が家は自家用車で行くことを選択したのですが、もっとも最寄りと思われるパーキングからの道がエライことになっていました。

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ええ、当初は歩ける場所は歩かせ、それ以外はバギーにと思っていたんですよ。
しかしバギーを車から下ろし神社への道のりを歩きはじめて1分で、バギーを再び車に積み込むため戻ることに…。
めっちゃ急な山道、しかも道幅50cmくらいで当然柵もなく、うっかり転んだら山の斜面を転がり落ちること必然のハードロード。

Gryllus M/shutterstock
もちろん舗装されてはいないし、バギーは逆に危険で迷惑だと判断。
実はこれ、わりと観光地あるあるなんですよね。
特に古都や温泉街などは道幅も狭く階段や斜面が多い場所も多く、しかも観光客が集中する連休なんかだと狭い通りに人が溢れているのは当たり前。

Nut Witchuwatanakorn/shutterstock
「ん、ここはデパ地下かな?」と見まごうほどの人混みになることもあり、そこをバギーで通行するのは至難の技ですし、歩かせるにしてもブヒの足を踏まれそうで心配。
そういう場合、我が家は15kgの愛ブヒを必死で抱っこするのですが、正直かなり体力が削られます。
そのため観光地を訪れる際はGoogle MAPなどで実際の通りの道幅や雰囲気などを確認しておくのが必須。

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せっかく出かけるんだもの、どうせなら楽しみたいですもんね。
走行中の車内でも熱中症にご用心!

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連休シーズンは結構暑い。夏日になることもザラだからフレブルオーナーさんは熱中症対策に余念がないことかと思います。
しかし、外歩きやランチ時の熱中症対策は完璧でも、意外なところにある落とし穴。
それが移動中の車内なんです。

Gryllus M/shutterstock
「いや冷房入れてるし、何なら扇風機もつけてるよ」って思うでしょうけれど、車の窓から差し込む日差しってかなり強烈。
特に助手席を好むフレブルの場合、大きなフロントガラスとサイドウィンドウの両方から日差しを受けることに。
そうなると冷房が入っていようが体感温度はかなり高くなるため、冷房オンの車内で熱中症になるケースも。

Kamil Zajaczkowski/shutterstock
解決策としては、簡単に取り外せるサイドウィンドウ用のサンシェードを使ったり、春夏の間は後部座席をブヒの定位置に決めるのもおすすめです。
ただし後部座席は運転席や助手席と比べ冷房の効きが弱いことが多いため、その際は設定温度に気をつけてくださいね。
それと、観光シーズンは道中の道が渋滞するのはお約束。

Teerawut Bunsom/shutterstock
車内でブヒに給水させられるよう溢れにくい形状の水筒を使ったり、水分補給ができるオヤツを多めに持っていくと役立ちますよ。
おわりに

Patryk Kosmider/shutterstock
愛ブヒと一緒の旅やお出かけは最高に楽しい時間。
「これからもたくさん思い出作ろうね!」なんてルンルンで旅を楽しみ無事に帰宅するためにも、何より大事なのは事前準備なんですよ。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
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