【7月の知恵袋】台風に備える、フレブルとの暮らし方。
“今月、愛ブヒに何をすべきか・何に気をつけるのか”がわかるトピックスを毎月ピックアップし、毎月読むことで1年後にはその月に応じた「フレブルとの暮らしに必須の知識」が自然と身に付く知恵袋。そんなイメージでスタートしたのがこの企画です。
新たにフレンチブルドッグと暮らし始めた新米ブヒオーナーさんはもちろん、フレブルと長く暮らしているフレブルマスターの人にも再確認のつもりで読んでほしい、そんな「今、役立つ知識」をぎゅっと詰め込んでお届けします。
7月テーマ:台風と豪雨の季節到来!フレブルと備える防災対策
7月は梅雨の後半にあたり、台風が発生しやすいシーズンの序盤です。
フレブルオーナーさんにとっては高温と高湿度で愛ブヒの熱中症が何より心配な季節ですが、フレブルのみならず人命にも関わる豪雨災害が多い時期でもあるんです。
熱中症は予防ができるけれど、豪雨や台風は自然現象ゆえに予防できるものではありませんよね。
けれど対策はできるし、備えておくことでいざという時に愛ブヒと自分を守れるのです。
地球温暖化で日本の夏は猛暑&豪雨が当たり前になってきたからこそ、本格的な台風シーズンの前にしっかり備えておきましょう。
7月に多い豪雨、そのワケと対策は?

SM-BG/shutterstock
7月に大雨が多いのは、太平洋高気圧の勢力が強まることで暖かく湿った空気が流れ込みやすく、まだ居座っている梅雨前線を刺激して大雨になりやすいから。
さらに南から暖かく湿った空気が流れ込むことで梅雨前線付近に積乱雲が発生し、大雨となるんですね。
一般的な大雨だとさほど心配はせずに済みますが、昨今多いのが線状降水帯と呼ばれる、線上に伸びる強い降水域。
ここ数年は毎年のように線状降水帯による甚大な水害のニュースを耳にします。
甚大な被害といえば台風も同様ですが、台風は熱帯低気圧が発達したもので広範囲に暴風雨や大雨をもたらし、風の影響も強いもの。
どちらにも共通するのは、かなりの被害があるということでしょう。

praditkhorn-somboonsa/shutterstock
なお台風は事前に予報が発表されますが、線状降水帯による大雨の正確な予測は現段階では難しく、起きてからの準備では間に合わないことも多々あります。
なので平時からの備えが必須なのですが、最初に確認しておきたいのがお住まいのエリアの水害ハザードマップ。
水害ハザードマップは河川氾濫や内水氾濫、高潮や津波などで浸水が想定される区域と新水深を地図にまとめたもので、各市町村ごとに公開されています。
その地図でお住まいのエリアを確認し、避難の際に一番安全なルートで避難所まで行けるのかをシュミレーションする際に役立ちます。
もちろん、事前にペット同伴可能な避難所を調べておくことも忘れずに。
災害時はギリギリまで様子見をせず早めに避難すること、家族で避難方法や避難先の情報を共有しておくことがとても大事なんです。
フレブルのために、具体的に「何を」備えるか

Irina-Kozorog/shutterstock
フレンチブルドッグに特化した防災の備えを具体的に見ていきましょう。
まず最低1週間分のフードと水。投薬している場合は予備の薬も多めに用意しておき、ペットシーツや衛生用品は多めにストックを。
避難しない場合でも被害状況によっては物流が停止するため、必ず自宅にはフード・水・薬・衛生用品は多めに買い置きしておいてくださいね。
ちなみに一般的なミネラルウォーターは犬には不向きなので、愛ブヒ用は硬水ではなくマグネシウムやカルシウムの含有量ができるだけ少ない軟水の水を選ぶこと。
また、2022年6月以降生まれのペットはマイクロチップが義務化されていますが、チップを読みとるには専用の機械が必要なため、誰もが一目でわかるよう首輪やハーネスなどに必ず迷子札をつけておくことが大事です。
なお避難所での受け入れは狂犬病の予防注射を受けていることが求められる場合も多いので、防災グッズの中に予防接種証明書のコピーなどを持っておくと安心。
ペット同伴可能な避難所は多くのペットが集まるためノミやダニが媒介しやすいので、ノミ・ダニ予防の薬も必携です。
なお、7月の水害で何が怖いかというと、水害で起きる停電です。
台風や豪雨の後は電線が切断され停電が起きる確率がかなり高いですが、そうなるとエアコンが使えず、暑さの中で過ごさざるを得ません。
そのためキャンプをしないご家庭でも大きめのクーラーボックスは必ず所持しておき、冷凍庫には保冷剤をたっぷり凍らしておきましょう。
停電時に使えるポータブル電源を備えておくとより安心です。
また、情報取得や連絡手段にスマホはマストですが、予備のモバイルバッテリーは常にフル充電しておくことをお忘れなく。
台風や豪雨の「後」、フレブルのために気をつけること

Pixel-Shot/shutterstock
台風や豪雨が過ぎ去った後、残されるのは多くのゴミ。
風で飛ばされてきたものやどこからか流れてきたものにはガラスの破片や瓦礫も多く、普段の散歩道も様変わりしています。
水害や大雨直後の散歩はなるべく避けて自宅で遊ぶのが安全ですが、外でしかトイレをしないフレンチブルドッグの場合、肉球を怪我から守るためになるべく靴を履かせてあげてください。
また、水害後は汚水や泥水の氾濫がよくあるため、レストスピラ症に代表される人獣感染症のリスクが上がります。
水溜りや泥水には近寄らせず、普段は野生動物がいない地域でも、豪雨や大風の多いシーズンだけレストスピラ症の予防ができるワクチンの接種を検討するも一案です。
おわりに
なるべくなら起きてほしくはない豪雨や台風被害ですが、ここ数年は毎年日本のあちこちでかなり甚大な水害が起きており、それがいつ自分や愛ブヒの身に降りかかるかはわかりません。
その時に大切な存在を守れるよう、豪雨や台風のピークを迎える前に必ず備えておいてくださいね。
文/横田愛子
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