人気者も悪くない。フレブルブームがくれた「いいこと」3つ
フレブルラバーである私たちが昨今とりわけ感じるのが、フレンチブルドッグという犬種の人気っぷり。もはや“フレブルブーム”と言えるほど彼らの存在感が高まっていますよね。『FRENCH BULLDOG LIFE』では過去に特定犬種のブームによるマイナス点を記事にしたりもし、人気犬種となることに潜む危険性について書いたけれど、もちろん良い点だったたくさんあるのです。今回はフレブルブームによってブヒオーナーやブヒ自身が受けられるベネフィット、つまり“恩恵”について探っていきたいと思います。

Angyalosi Beata/shutterstock
アレルゲン対応フードの充実ぶり。
ホームセンターなどのペットコーナーにずらりと並ぶ様々なフード。最近はパッケージにフレンチブルドッグの写真があしらわれたものも増えてきて、そういったフードの多くはアレルギー対応やダイエットを謳っています。でも、考えてみれば以前はグルメな小型犬向けか年齢やライフステージ別、トイプードルや柴犬など家庭犬として多く飼われている犬種別、内臓サポート系の療養食などが中心で、アレルギー対応を前面に打ち出しているものはさほど多くはありませんでした。海外のプレミアムフードの中にはアレルギーに配慮したものもあったけれど高価なものが多く、誰もが気軽に手を出しやすいというものではなかったように思います。

Unchalee Khun/shutterstock
しかし、フレブル人気が上昇してからか、近年では大手ペットフードメーカーがアレルギーに配慮したフードを発売するようになり、一般的な価格でいくつかの種類から我らが相棒に合ったものが選べるようになってきました。これはまさに、フレブルブームによる大きなベネフィット。
基本的にペットフードを作る企業は、消費者、つまり飼われている犬種の分母が多いほど一定の売り上げが見込めるため、その犬に適したフード開発に力を入れます。だからこそアレルギーに悩むコが多いブヒに適したフードや、“フレンチブルドッグ専用”的なパッケージで販売されているフードが登場したのです。こういった流れを汲んでか、今では国内外のメーカーが様々なアレルギー対策食を出しているので、オーナーにとっては選択肢が増える結果になり、より体質に適したフードを食べられるブヒが増えました。
ブヒサイズや専用グッズが多数ラインナップ!

Model:@hiro0803yama(Instagram)
お洋服を着こなすオシャレさんが多いことで知られるフレブルですが、その独特の体型ゆえにぴったりフィットするサイズを探すのに苦労した人も多いはず。胴周りで合わせると首がユルユル、首に合わせれば胴がパツパツ、なのに着丈が長過ぎたり短か過ぎたり…。
でも、そんなことは今や昔。フレブルブームベネフィットの2つめは、フレブル専用アイテムの充実ぶりが堂々のランクイン。以前は数少ないフレブルグッズショップなどでしか買えなかったブヒサイズのお洋服も、今では専門ショップ数が増えて多彩なデザインから選べるようになりました。デリケートなフレブルのお肌に優しい素材を使ったものや、超絶オシャレな1着までと、まさにブヒコレクションができるほど!
また、クールスヌードに代表される熱中症対策グッズやブヒの身体をしっかりホールドするハーネス、ハナペチャである彼らが快適に食事できるフードボウルまで、ブヒ関連のグッズの数はここ数年で一気に拡大しました。これもひとえにフレンチブルドッグを家族に選ぶ人が増えたからであり、あらゆる面(体型や体質はもとよりその可愛さも含めて)で規格外のフレンチブルドッグという犬種が、“いち規格”として認められたことに他なりません。
最高のベネフィットは、知識のシェア。
フードにグッズと、近年のフレンチブルドッグブームがもたらしたベネフィットは多数あるけれど、オーナーとして何より嬉しいのが“飼い主同士の知識の共有“ではないでしょうか。まだフレブルを相棒に迎える人が少なかった時代は、熱中症対策の方法やハナペチャ特有の症状に悩んでいても周囲に相談できる人がいなかったり、頭短種に強いとされる動物病院の数もそんなに多くはありませんでした。でも、フレンチブルドッグを選ぶ人が増えたことで、フレブルの正しい飼い方やかかりやすい病気、それらの対策などを当サイトに代表されるインターネットサイトなどで学ぶ人が増え、SNSを使ってシェアしたり、実際に出会ったブヒオーナーさん同士の会話に上ったりすることで、どんどん「フレンチブルドッグの正しい飼い方、暮らし方」が共有されるようになっています。
その結果が如実に表れているのが、フレンチブルドッグの平均寿命。以前はフレブルは比較的短命だと言われていましたが、近年平均寿命は着実に伸びつつあり、貫禄たっぷりのご長寿ブヒさんも珍しくなくなってきました。先輩ブヒオーナーに学んだことが新米ブヒオーナーに伝わって、それが輪っかになってコロコロと車輪のように長寿のレール上を進んでいたりして、なんて想像しますが、例えば医療の世界でも、症例が多い病気は治療薬の開発が日進月歩で進むもの。もしかしたら、いつの日かリスクが少ない麻酔だって誕生するかもしれません。
実際のトコロ、筆者も含め昨今のフレブルブームを楽観的に見ている人ばかりではないかと思います。ただ、ブームになることで得られるメリットも必ずあり、その代表的なものが今回紹介したアレコレ。すでにブヒを相棒として迎えている私たちにできることは、フレンチブルドッグという愛すべき犬種を一過性のブームにしてしまうのではなく、長く大切に愛される犬種であることをシェアしていくことではないでしょうか。
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