愛犬の「暑さ対策」は大丈夫?本格的な夏が来る前に取り入れたい『犬の夏支度』をおさらい!
今年も間も無く暑い夏がやってきますが、夏といえばフレブルにとっては最も危険な季節。何しろ熱中症リスクが爆上がりするし、暑さゆえに散歩に行けずストレスが溜まりやすくなるなど、来る前から一刻も早く夏よ過ぎ去れと願うブヒオーナーさんは多いはず。とはいえ夏の到来を回避するのは無理な話なので、ならば少しでも暑さに強く夏バテしにくいよう体調を整えてあげるのがオーナーとしての役目です。そこで今回は暑い夏を乗り越えるため、今からしておけるアイデアを紹介します。
“食事の量”を今から夏仕様に。
夏は汗をかいて痩せやすい、というのは人間の話。
フレブルたちは肉球以外に汗腺を持っていないので、汗をかいて体温調節をすることも痩せることもありません。
逆に、ブヒにとって夏は太りやすい季節で、これは一定の体温をキープすることで命を維持する恒温動物のサガ。
冬場は外気温が下がるので体温が低下しないよう体のエネルギーを燃やす一方、気温の高い夏場は体温が下がりにくくエネルギー消費量が減ってしまうのです。
エネルギーとは、つまりカロリー。
『カロリー = 食事』なので、エネルギー消費が減少する夏場は食事の量そのものを見直す必要があります。
目安は約1割〜3割程度で、普段からぽっちゃりが気になっている子の場合はローカロリーフードに切り替えるのもおすすめ。
夏場も冬と同じように食べていると肥満に繋がることも多く、太ることで熱中症にかかるリスクや呼吸のし辛さ、足腰にかかる負担も上昇します。
また、食べ物を消化するために要する体力はかなりのもの。
暑さで内臓機能が低下している時は消化能力も落ちているので、体力をつけさせようとしてたっぷり食べさせるのは逆効果。
腹八分目で消化の良い食事を意識することで、夏バテしにくく暑さに強い体が作れるのです。
消化しやすいよう食事を日に3〜4回に分けて与えるのもおすすめです。
梅雨の皮膚トラブルを予防。
かんかん照りの夏が来る前にはこれまた苦手な梅雨がありますが、梅雨時期に圧倒的に増えるトラブルが皮膚炎です。
もともと皮膚が弱い子が多いフレンチブルドッグにとって、高温多湿で細菌が繁殖しやすいシーズンは最も注意が必要。
アレルゲンとなるカビやダニが増え、それプラス雨で濡れた被毛を放置することで細菌が繁殖します。
普段はなんともないけれど、梅雨時期のみ皮膚トラブルが起きるという場合は、湿度がもたらすダニや菌の繁殖が原因になっているケースが大半。
とはいえカビは掃除でなんとかなっても、ダニを根本から撃退するのは至難の技。
ダニの住処となる布製品をなるべく取り去るほか、ペットがいる家庭でも使えるダニ除去剤などを活用しましょう。
ちなみにラグなどを敷かずフローリングにする場合、ブヒが足を滑らせて腰や関節を痛めないよう、ペットが滑りにくくなるフローリングワックスを塗っておくことをお忘れなく。
また、雨上がりのお散歩などで濡れた被毛は指の間までしっかり乾かし、皮膚の通気性を良くするために、こまめにブラッシングして抜け毛を除去するのも大事。
梅雨時期特有の皮膚トラブルはオーナーのケアで防げることも多いので、愛ブヒや住環境を普段より念入りに清潔にしておくのがポイントですよ。
『冷房病』を防ぐためには
長時間冷房が入った部屋で過ごすことで起きる不調、これをクーラー病や冷房病なんて呼びますよね。
これは犬も共通で、冷房にあたりすぎたり体が冷えすぎることで自律神経が乱れて不調に陥ります。
ただ夏場のフレブルはエアコンフル稼働が定番の犬種。
それゆえ使用にはそれなりの注意が必須なのです。まずは室温。
暑がりだからと低めに設定しすぎると、冷房の冷気は下に行く性質があるため体高の低いフレブルは私たちより冷えを感じていることも。
そのためサーキュレーターを使って気流を拡散させたり、散歩に出る前の早朝の涼しい時間帯はあえて冷房を切り、日陰で自然の風にあたらせ外の気温に体を慣らすことも重要。
ブヒオーナーさんの中には夏場は散歩に行かない人もいますが、ストレスを緩和し基礎体力を低下させないために、涼しい時間帯に短時間でも散歩させるのは心身にプラスです。
ちなみにブヒをお留守番させている間はエアコンをつけっぱなしにしていると思いますが、エアコンの種類によっては一定時間運転すると一旦停止し自動掃除を開始するタイプがあります。
この場合掃除が終わるまでは停止状態となるので、留守番中に自動掃除にならないよう気をつけてくださいね。
また、冷房での体温コントロール以外に、体を冷やすスイカやキュウリをオヤツに取り入れたり、オクラやトマトといった野菜も夏バテ予防に効果的。
ただし果物や果実は未完熟だと犬に毒となる成分が含まれていることもあるので、必ず完熟したものを与えるのが鉄則です。
おわりに
季節の変わり目は人も犬も体調を崩しやすいけれど、特に湿度が高く暑い日と肌寒い日が交互に来る初夏から夏への変わり目は要注意。
体が暑さに慣れていないこともあり、普段元気なブヒもお疲れ気味に。
そのため今の時期から、暑さ対策と夏バテ対策を始めておくと安心です。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【ロッチ出演決定!】フレブルLIVE「11/9(土)」の司会はフレブルラバーのロッチ!
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
一日目は愛ブヒとファミリーが主役になる、参加型コンテンツ。
二日目はアーティストを呼んで、史上初の愛ブヒと楽しめる音楽フェスを開催。
2daysで大きく内容が異なるのも「フレブルLIVE」の魅力です。
そして…今年の司会は、待望の「ロッチ」が登場!
みなさん! ついにロッチのお二人が「フレブルLIVE」にやってきます!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。