【じめじめシーズン到来】梅雨時は“指の間”のケアまで怠るべからず!フレブル多い『指間炎』を防ぐには?
むしむしジメジメした憂鬱な季節『梅雨』が今年もやってきていますね、例年よりかなり早めに…。湿度が上昇して何もかもが湿り気を帯びるこの時期は人間でも不快を感じることが増えるけれど、全身をくまなく毛に覆われているフレンチブルドッグにとっては皮膚トラブルが増える季節。特に顕著なのが指間炎で、早めに手当てをしなければ何度も繰り返すようになってしまいます。指間炎は犬の皮膚トラブルでもかなり多い症状だけに、なりやすい季節にはいつも以上に気を付けなくちゃダメなんですよ~。
足先をペロペロ…指間炎のサインかも。

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フレンチブルドッグたち犬が足をペロペロ舐める理由には大きく2つあり、肉体的な理由と精神的な理由に分けられます。
肉体的なものは肉球や足先に傷がついた場合や虫刺され、今回取り上げる指間炎といった症状などが代表的。
そして精神的理由は気持ちを落ち着かせたりストレスが溜まっている場合。

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中には自分を安心させるためにペロペロする子もいて、ブヒと暮らしていると結構日常的に目にする光景ですよね。
犬らしい仕草としてつい見過ごしがちだけど、実は足先ペロペロはあまり良いことではありません。
もし愛ブヒがノーストレスな環境にいる場合、足ペロで疑うべきは肉体的理由の方。

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お散歩中に小枝などで肉球に傷がついたり何かのトゲが刺さったり、はたまた虫に刺されたりすれば、私たちが蚊に刺された箇所をつい掻いてしまうようにフレブルも足先に触れてしまうのです。
そしてその舐めることが引き金となり、指間炎につながってしまうケースが多々あります。
そうなると「痒いからさらに足ペロをする」という負のサイクルが完成。

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指間炎の治療は一般的に多くの場合が対処療法を行い、それに加え、アレルギーなどの体質が関係していれば療法食といった対策が必要となります。
しかも治りにくいと言われているので、何よりもかからないように対策をするのが一番なんですよ。
そもそも梅雨になりやすい理由って?

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指間炎はその言葉通り、足先の指の間に炎症が起こる状態のこと。発症すると強い痒みや赤み、脱毛が伴います。
しかしなぜ梅雨時にかかりやすいのかというと、日常的に足が濡れやすい状況が多く、雑菌が繁殖しやすくなるから。
連日雨が続くこの時期、雨の止み間や小雨の時間帯を狙って相棒をお散歩に連れ出すブヒオーナーさんは多いことでしょう。

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当然道は濡れているし、靴を履かせていない場合100%ブヒのあんよは濡れてしまいますよね。
そして帰宅後は足を拭いたり洗ったりしておうちの中へというのが普通ですが、この時に指の間の水分をしっかり乾かさないことで雑菌が繁殖する原因になるのです。
指の間というのはつい拭き忘れがちで、普段指は閉じている状態ですからじっくり見ることも少ない箇所。

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けれども毛が密に生えているため湿度がこもりやすく、うっかりしていたら雑菌の温床になってしまいます。
特に湿度が高いこの時期に雑菌は活発…。
ちなみに筆者が獣医さんに聞いたところ、フレンチブルドッグやパグ、ゴールデンレトリーバー、柴犬、シーズーなどが指間炎で来院することが多いそう。

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なお、今挙げた犬種はアレルギーやアトピーにかかりやすい犬種でもあるので、オーナーさんは特に注意が必要だと言えるでしょう。
毎日のチェックと清潔キープで予防を。

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一度かかると治りにくい指間炎ですが、それが環境要因的なもので起きる場合ある程度予防は可能です。
それは肉球や指の間をチェックすること、そして犬用の雑菌ケア製品などを取り入れて散歩後の足先ケアをし、しっかりと乾かすこと。
犬用足先ケアグッズは泡タイプやスプレータイプと様々なものが発売されており、どれも手軽に使えるものが主流です。

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とりわけドッグランなど活発に運動できる場所へ出掛けた後や散歩デビューして間もないパピーは肉球が傷つきやすいため、帰宅時にじっくり足先を傷めていないか観察しましょう。
なお、これから暑くなる季節はアスファルトの熱で肉球に火傷を負ったことをきっかけに指間炎になる子がかなり増加します。
お散歩の前には地面の温度を確認し、火傷を防ぐことも指間炎予防のひとつ。

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ちなみにお散歩などで足裏が傷つく環境的要因ではなく、アレルギーやアトピーといった体質的要因が原因となっているなら、内服薬や外用薬以外にも療法食やスキンケア面で適切なケアを取り入れる必要が出てきます。
指間炎が起き、その原因がはっきりとはわからないなら、まずは獣医師の元を訪ねて原因を突き止めることも大切なんですよ。
「痒い」が「痛い」に変わる前に!

bozsja/shutterstock
痒いって辛いですよね。それは私たち人間も身を持って体感していること。
痒みってある限度を通り過ぎれば「痛み」に変わるし、自分で薬をぬれないフレンチブルドッグからすれば、なんとかこの不快な状態から抜け出そうと足ペロしちゃうのもわかります。
だってそれ以外方法がないですからね。

Satatat Lekhavanij/shutterstock
皮膚疾患が多いフレブルオーナーのみなさまならきっと愛ブヒケアには余念がないかと思いますが、じめっとしたこの時期はとりわけ体の細部に注意して、我が子の健やかライフを守りたいものです。
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