2024年5月23日3,399 View

フレブルともっと心を通わせる方法

フレンチブルドッグはもちろん、大型犬から小型犬まで全ての犬に不可欠なのが基本のしつけ。他の人や犬をむやみに攻撃しないなど家庭犬として愛されるために最低限のしつけは必須だけれど。それプラス必ず覚えてもらいたいのが「基本コマンド」と呼ばれる「待て、伏せ、お座り」の3つの動作。これらを「芸」だと思い込んでいる人もドッグオーナーさんの中にはいるかもしれませんが、この基本コマンドは決して芸でなく、トラブルを避けるために不可欠な、いわば人と犬とのルールなんです。

コマンドを覚えさせる理由は愛

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GH Studio/Shutterstock

 

フレブルってパワーがあるしスイッチが入ったらハイテンションで爆走しがちなタイプの子も多い犬種。

 

好奇心いっぱいで遊び好きな性格でもあるため、興奮を抑えることがさまざまなシーンで必要になってきます。

 

例えばブヒレスがヒートアップしたときやおもちゃをくわえて離さない時など、一旦落ち着かせるためにもコマンドはとても有効なんですよ。

 

ほかにも屋外でうっかりリードが外れた時にも、「待て」ができると怪我や脱走、場合によっては交通事故から命を守ることにもつながります。

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Anastasiya Tsiasemnikava/shutterstock

 

また、興奮して吐き戻しをしたり息が上がりやすい子にとっても、一旦「待て」や「お座り」、「伏せ」をすることでクールダウンにもなるなど、基本コマンドはメリットばかり。

 

お座りや待てなどはご飯の時に使うイメージが強いかもしれませんが、室内はもちろんのこと、散歩やドッグランといった屋外でもマストなんです。

 

幸いフレブルはお利口な犬種なので根気強く教えれば必ずこれらのコマンドはマスターしてくれるし、フレブルオーナーさんはパワフルな犬種だからこそしつけを重視している人が多い印象。

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Zanna Lecko/shutterstock

 

しかし時々、しつけを「叱ること」だと思い込んでしつけをすることが可哀想だと捉えるドッグオーナーさんもゼロではありません。

 

体感では人間の力で制御できる小型犬オーナーさんに多いように感じますが、これは可愛がっているのではなく愛犬を守るための意識の欠如。

 

いざという時に愛犬を制御し、落ち着かせることは命を守るために直結するもの。

 

つまりしつけって愛なんですよ。

 

コマンドを通して意思を通わせる

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Thawatchai-Jeawsawang/shutterstock

 

いくら愛ブヒを訓練しても、彼らが人間と同じ言葉を話すのは叶わぬ夢。

 

ではどうやってお互いの意思を通じ合わせるのか。

 

これに不可欠なのが信頼関係ですが、信頼関係を作るのに外せないのがしつけです。

 

ダメなことをした時にはそれがいけないことであると教える、うまくできたら大袈裟なくらい褒める。

 

これを繰り返すことで信頼関係が徐々に芽生え始め、コマンドで発した言葉の意図する意味を愛ブヒが理解して意思の疎通が図れるようになるんです。

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Jenny Sturm/shutterstock

 

犬との会話は互いに言語を用いたおしゃべりで、というわけにはいかなくとも、こちらの思っていることをコマンドとして伝え、ブヒがその意図を汲み取ることができれば言葉でのコミュニケーションは成立しますよね。

 

そのためにコマンドは毎回同じ言い方で、かつ短くわかりやすくというのが鉄則。

 

例えば「待て」と「ステイ」など、家族によって言い方が異なるとブヒは混乱してしまうので要注意を。

 

こうしたコマンドの理解、そしてスキンシップや一緒に暮らす年月の長さが合わさることで、人間の言葉を介さなくてもお互いに相手の考えや気持ちが通じるようになるのです。

 

何歳からでも大丈夫!

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tsik/shutterstock

 

一般的に犬のしつけは子犬のうちからというけれど、パピーからフレブルを迎える人ばかりではありません。

 

それに、コマンドを覚えるのに年齢は関係なく、オーナーの根気と愛情さえあれば何歳になってからでも遅くない。

 

最初は何度も失敗したり、できる日とできない日があったりもするけれど、ご褒美を取り入れるなど、工夫しながら続けてみてください。

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Ezzolo/shutterstock

 

ところで、なぜ今改めて基本のコマンドやしつけについての記事を書くのか、そんなことブヒオーナーならみんなわかっているのでは。とお思いかもしれません。

 

それにはフレブルの里親募集の多さがあります。

 

筆者は里親募集のサイトを目にする機会も多いのですが、ペットブームだったコロナが落ち着いて以降、多くの犬たちが里親になってくれる人を探しています。

 

フレブルは人気犬種のためパピーを迎える人も多く、結果飼いきれなくて里子に出される頭数も多いんです。

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Zrin-Mythsplash/shutterstock

 

現在は保護犬を迎える選択肢も浸透しつつある中で、改めてしつけの大切さを知り、コマンドを教えることの大事さをお伝えしたいなと思いました。

 

成犬からでも遅いなんてことは全然ありません。

 

しつけは人間と一緒に暮らす上で欠かせないルール。

 

これを覚えることで、フレンチブルドッグとの暮らしはより素敵なものになるのです。

 

おわりに

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MARIOMONTE/shutterstock

 

コマンドには基本の3つ以外にも、おいで、ハウス、などがあります。

 

ちなみに呼び戻しできることは危険を回避するためにも重要なので、こちらもぜひ愛ブヒに覚えてもらうようにすると安心ですよ。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

「犬の留守番」はダメじゃない!必要なのはこういう子

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