フレブルに強い「パティ動物病院」に聞く！フレブルと靴の相性

パティ動物病院とは

「パティ動物病院」は東京都文京区にある動物病院で、短頭種に力を入れていることで有名です。

見津院長の愛犬は、我らがフレンチブルドッグの先輩ともいえるイングリッシュブルドッグのピギー！

院長自身が短頭種のオーナーということもあってか、短頭種がかかりやすい病気にも強く、フレンチブルドッグの患者数は40％以上にものぼるそうです。

ご覧の通り、看板にもブルドッグが！

見津院長が語る、フレブルと靴の関係

フレンチブルドッグの身体をよく知る見津院長に、「フレンチブルドッグと靴の関係」についてお話をうかがいました。

そして、今回協力してくれたのは、犬の靴を愛用中のプティちゃん！

ここからは、「パティ動物病院」見津院長のお話です。とってもためになりますので、じっくりご覧になってみてくださいね。

ーー病院では、犬の靴をオススメしていますか？

「皮膚に関していえば、やはり動物病院に来る子は悪化しているケースが多いので、特別推奨しているわけではありません。さらに、従来の犬用の靴というのは、正直に申し上げて質がいいものではありませんでした。すぐに脱げてしまったり、頑丈な作りではないなど“靴の質”においてもあまりオススメはしていませんでしたね。でも、最近の『犬の靴』は質が向上していると聞いていますので、今日は実物を拝見するのを楽しみにしていました（笑）」

ーーそもそも、犬の靴は効果がありますか？

「フレンチブルドッグには適していると思います。たとえば、毎日たっぷりと散歩をする大型犬は、肉球が靴底と同じくらい硬くなっているので、肉球が傷つきにくいと考えられます。しかし、フレンチブルドッグは長いお散歩に適した犬種ではありませんし、夏場はお散歩へ行けない日もあります。そのため大型犬に比べると肉球はやわらかく、傷つきやすいんです。その上フレンチブルドッグはパワーがありますから、他の犬種に比べても肉球が傷つきやすい可能性は高いですね。」

肉球は一度硬くなっても柔らかくなる

「肉球も皮膚の一部なので、常に代謝をしています。そのため、冬や春にたっぷり散歩をして肉球が硬くなっても、夏場にお散歩へ行かなくなると再び肉球が柔らかくなってしまうんです。特に肉球が柔らかくなりがちな夏場や、夏を終えて遠征に出かけるときなんかは、靴を履かせると良いかもしれませんね。愛ブヒの肉球を触ってみて、フニフニしているかどうか。これが見極めのポイントだと思います。」

爪が削れやすい子にも靴は適している

「フレンチブルドッグは、歩き方の問題で変な爪の削れ方をする子も非常に多いんです。通常は爪が均等に削れていくのですが、フレンチブルドッグの場合は横から削れてしまい、流血してしまう子もたくさんいます。爪を切るときに注意深く見ていただいて、均等に削れていない子は靴を履かせてあげると良いと思います。また、年を重ねると歩き方がもたついて爪を擦ってしまう子も多いので、そのような子にも靴は効果的だと思いますよ。」

肉球が切れると、修復に時間がかかる

「医療的観点で申し上げると、一度切れた肉球は修復するのにとても時間がかかります。そういった意味では、肉球を切れないようにするというのは大切なことなんです。今のシーズンはフレンチブルドッグと一緒に海へ出かける方も多いでしょうけど、海にはガラスの破片やゴミなど色んなものが落ちていますからね…。かえって山よりも危険かもしれません。」

ーーフレンチブルドッグに適した靴はどれでしょうか。

French Bulldog Lifeはこの日、オールシーズンで使える「マッドモンスターズ」と梅雨や夏場に最適な「おさんぽソックス」をご用意。

フレンチブルドッグにはどの靴が適しているのか…見津院長に実物をご覧いただき、さらにフレンチブルドッグのプティちゃんが履いている様子を見ながら判断をしていただきました！

[1]マッドモンスターズ

• 

  Mud Monsters（マッドモンスターズ）2個入り[全2色]

  メーカー：Muttluks
  素材：アッパー：ナイロン、ソール：再生ゴム　
  カラー：ブルー、オレンジ

  販売サイトを見る

「マッドモンスターズは、とても丈夫な作りですね。プティちゃんが履いている様子を見ると…後ろ足はフィット感があって、歩き方にも違和感は感じられません。ただし、前足は少し違和感があるかもしれないですね。少しサイズが大きいのかもしれません。

ワンちゃんたちは人間と違って靴を履く習慣がないので、素足で歩くことを基準としています。靴を履くことによって肉球全体の厚みが増すので、いつも通り足を上げても高さが足りず、引っかかってしまうことがあるんですね。つまり、自分の中で思ってる「上げればいい距離」では足りないということです。マッドモンスターズは丈夫なぶん厚みもあるので、しっかりフィットしていないとつまずくケースがあるのかもしれません。」

[2]おさんぽソックス

• 

  おさんぽソックス（2個入り）[全4色]

  メーカー：アニマルオルソジャパン
  素材：スチレン　
  カラー：ブラック、ブルー、イエロー、ピンク

  販売サイトを見る

「プティちゃんが歩いている様子を見ると、全く違和感がないように見えますね。動きも自然ですし、足へのフィット感も非常に高いです。マッドモンスターズに比べて柔らかく厚みも少ないので、普段のお散歩で履かせるならおさんぽソックスの方が適しているかもしれません。

遠征をしたり、外でたっぷり遊ぶときは脱げてしまう場合もあるかもしれませんけど…そのような場合は、前足はおさんぽソックス、後ろ足はマッドモンスターズにするなど、サイズやシチュエーションに合わせて変えられると良いと思います。」

※プティちゃんの様子

実はこの日、おさんぽソックスを初めて履いたというプティちゃん。確かに違和感がなかったようで、そのままおもちゃで遊んだりお水を飲んだりしていました。

見津院長の愛犬、イングリッシュブルドッグのピギーとも靴を履いたまま対等に遊んでいましたよ！

靴を履いても、ケアは忘れずに

靴を履くと、お散歩後のアフターケアも楽チン。でも、皮膚が弱いフレンチブルドッグの場合は、たとえ靴を履かせても入念な手入れが必要だと見津院長は言います。

「肉球を守るという意味では犬の靴は適していると思いますが、アフターケアをしっかりしないと皮膚が荒れてしまう可能性もあります。それは素足も然りです。フレンチブルドッグの場合、皮膚が荒れる原因は微生物によるものが多いんですね。細菌やマラセチアなどの微生物は、蒸れることによって増殖してしまうんですよ。靴を履いたあとも足を洗ったり拭いてあげることで、無用なトラブルは防げると思います。当院でも、普段からしっかり足を洗っている子たちは皮膚のトラブルは起きにくいですからね。特に夏場は蒸れやすいので、いつも以上に入念なケアをしていただくことが大切だと思います。」

皮膚が心配な子は、事前に受診を

「フレンチブルドッグは被毛が硬く摩擦にも弱いので、サイズ選びを間違ってしまうと靴ズレを起こしやすいと思います。さらにアトピー気質の子は被毛が抜けたり真っ赤になるケースも考えられますね。靴を履くことで肉球を守ることができても、その子の症状によっては蒸れて悪化してしまうこともあるということです。一概に皮膚が荒れているといっても、お留守番が多いなど心理的ストレスが原因の子もいれば、細菌が原因の子もいます。症状によって靴を履かせる良し悪しは異なりますので、気になる場合は靴を履かせる前に、一度病院で受診されることをオススメいたします。」

愛ブヒに合った靴選びを

個性的な体型のフレンチブルドッグにとって、靴選びは永遠の課題。

失敗しないためには、必ず靴の試着をしたいところ。docdog（ドックドッグ）さんは定期的に靴の試着会を行っているので、小まめにチェックするのがオススメです。

※docdogのInstagramからチェックできます→@docdog_media

また、ライフスタイルに合わせて靴を選ぶことも重要なポイントと言えそうです。

ふだんのお散歩用なのか、山登りやプールといったアクティブなシーンで使うのか。今一度愛ブヒとのライフスタイルを振り返り、シーンに合わせて靴選びをするようにしましょうね。

また、同じフレンチブルドッグと言えど足のサイズは千差万別。たとえば、前足と後ろ足で違う種類の靴を履かせるのも一つの選択肢だと思います。

愛ブヒのことを一番知っているのはオーナー自身ですから、愛ブヒが靴を履く姿をよく見て、違和感のない靴選びができたら幸せですね。

紹介されたアイテム

• 

  Mud Monsters（マッドモンスターズ）2個入り[全2色]

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• 

  おさんぽソックス（2個入り）[全4色]

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