【取材】愛ブヒのマッサージがもたらす効果〜免疫力をアップさせ、ご長寿ブヒを目指す〜
私たちが日々あたり前のようにしている「愛ブヒをなでる」というスキンシップ。愛ブヒの気持ち良さそ〜な顔が見たくて何気なく触っているけれど、実はものすごい効果が期待できるのです。
今回は、愛ブヒをなでること(=マッサージ)がもたらす効果と、みなさんにオススメしたいマッサージの本をご紹介します。
French Bulldog Life編集部も、毎日愛ブヒに実践中!
(sponsored by株式会社小学館)
目次
フレブルは、なでられるのが大好きだ!
愛ブヒを連れてふらりと立ち寄ったドッグカフェで、気づけば他のお客さんに愛想を振りまいていたり、ドッグランで出会った初めましての人にもソッコーでお腹を見せたり。
「振り返ればブヒがいない…」そんな経験をしているフレブルオーナーは多いはず。
そう、我らがフレンチブルドッグは人と触れ合うことが大好きで、さらには優しくなでられるのが大好き。
“警戒心”なんて言葉は彼らの辞書になく、そこに優しそうな人がいれば、迷わず近寄っていくのです。
だけどやっぱりオーナーが一番!
「誰でもいいのかい!」なんて思わずヤキモチをやいてしまいそうになるけれど、究極の甘えん坊という彼らの性格が、そんな私たちのヤキモチを拭ってくれます。
ソファの上ではぴったりカラダをくっつけてくるし、同じベッドで眠るときもカラダのどこかが必ず触れ合っている。
ヤキモチなんか一瞬で消え去って、それどころか「ね、私が一番でしょ!」と誇らしげに笑顔を見せてしまったり。(これもフレブルの罠か…?)
甘えん坊で寄り添うことが大好きな彼らは、私たちオーナーに優しくなでられることに最高の幸せを感じてくれます。
なでることには、嬉しい効果がたくさん
愛ブヒをなでる大切さをもっと詳しく知りたい…そんな思いで、ドッグマッサージの施術・指導を行なうプロフェッショナルドッグセラピストの「azi(あぢ)」さんにお話をうかがってきました!
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「私は今、マッサージのやり方(『イヌなで』と名付けました)を教えるセミナーに重心を置いて活動しています。『料金を払いますから、定期的にウチのコをマッサージしてください』とお願いされることがありますけれど、たま~にプロのわたしがやるのと、毎日10分でも飼い主が愛情込めてやるのとでは、ぜったいにオーナーさんのほうがいい!なぜなら、さわることで飼い主と愛犬との精神的距離が縮まり、信頼関係を築けるからです。
好きな人から毎日触れられると心身ともに満たされて幸せな気分になる…ひとも犬も、同じです。ストレスがなくなればメンタルが安定し、しつけもしやすくなり、免疫力アップの期待もできます。ひいては愛ブヒの長寿につながり、それは何にもまして、飼い主に幸せをもたらします。
仕事を通し、たくさんのブヒにも会ってきました。陽気なだけに落ち着きのないコが多いので(笑)、他の犬種より気持ちよさを実感してもらうまでに時間がかかるかもしれません。その分、気分が乗ってきたら正直に気持ちよさを“ブヒブヒすんすん”表現してくれるからたまらない!!
ブヒの飼い主さんからよく聞くのは、足腰への不安です。怪我や病気になる前のケアとしてもマッサージは有効です。また、首、前脚、後ろ脚、背骨のラインをほぐしてあげることによって、足の運びもよくなります。ヨタヨタ歩きだったコが、たった10分間のマッサージでトコトコ走った、といううれしいケースもありました。それから肩こり、腰こりのコも多いんですよね。おそらくおうちではフローリングの床を歩き回り、お散歩ではアスファルトの上を歩いているからかな。
アトピっ子も多いですね。皮膚が弱い子にももちろん、マッサージは有効。なでるうちに体温が上がり、毛ぶきがよくなるケースも多いんです。逆に体温が高くなることで痒くなる可能性もあります。つまりは加減を見ながら、が大事なんですね。
迷ったら、獣医さんに相談してみてください。マッサージは治療ではないので基本的に病気のときは控えてほしいのですが、獣医さんからの許可が得られればOKです。10年前は、『マッサージねえ…』と怪訝な顔をする獣医さんもいましたが、いまでは『獣医さんに勧められて』とやってきてくださる方も増えました。」
シニアブヒのターミナルケアとして
「長寿のわんこが増えたとはいえ、必ず虹の橋を渡る日はやってきます。私は最近、マッサージをターミナルケアのひとつとして取り入れてほしいと考えています。
保護犬の預かりボランティアをやっている方から、こんな話を聞きました。保護犬はなんらかの問題行動を抱えているものですが、ある老犬の場合は、夜中の徘徊でした。そこでボランティアさんは食事のひと工夫に加え、マッサージをやるようにしたところ、徘徊頻度がぐっと減ったそうです。しかも顔まわりのマッサージをとても喜ぶとか。『そういえば、このコが後ろ脚で顔を掻く姿を見たことない。筋肉もないし、掻きたくても掻けないのかな』と気づいたそうです。マッサージが役に立ってうれしいと同時に、なんだか泣けてしまうお話ですね…。
ドッグマッサージ は誰もができるケアです。子犬期、成犬期、老犬期。いつどんな時期でも必要なのです。もちろん、ちょっとだけコツは必要ですが、難しいことはありません。ゆっくり、あなた自身もリラックスして愛ブヒの命を感じながら、マッサージをしてみてくださいね。」
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aziさんの本『イヌなで』でマッサージを学ぼう
aziさんは、ドッグマッサージの施術・指導を行なうプロフェッショナルドッグセラピスト。実践心理学に基づき、カラダとメンタル両方のいやしを意識したマッサージは、全国から講義の依頼が来るほど注目されています。
ひとりでも多くの方にマッサージの方法を伝えられるようにと、本を出されたそうです。これはありがたい…!
本では写真を用いて丁寧に説明をしてくれているので、マッサージが初めての方でも大丈夫。さらに1日たった10分でOKなところも嬉しいですよね。
本を見ながら愛ブヒをマッサージして、「どこを触ると一番喜ぶのか」「ここをマッサージしたら動きが軽快になった」など、オーナーさんご自身で愛ブヒ専用のマッサージ方法を身につけてみてくださいね。
毎日触れ合うと、小さな変化に気づきやすくなる
愛ブヒをマッサージすることは、ストレス軽減やケガ・病気のケアだけでなく、「変化に気づきやすくなる」という良さもあります。
たとえば、がんの一種である肥満細胞腫は、カラダの表面にニキビのようなふくらみができるのが特徴的。大きさや形は多種多様で、ふくらみが小さい場合は被毛に埋もれて気づきにくいというケースもあります。
愛ブヒをなでることで、指にぷちっとした感触がある…など変化に気づきやすくなるのも嬉しいですよね。
けがや病気は早期発見がとても大切です。愛ブヒをマッサージしながら、昨日と変わったところはないかなぁと意識してみるようにしましょう。
1日たった10分でOKなaziさん流のマッサージ『イヌなで』は、今よりもっと素敵なフレブルライフを届けてくれるはずです!
【プロフィール】azi(あぢ)
犬のセラピーサロン『makana(まかな)』を神奈川県横浜市内で主宰。ドッグマッサージの施術および指導を行なう、プロフェッショナルドッグセラピスト。「イヌとヒトがともに幸せに暮らすには何が大切か」を日々考え、実践心理学に基づき、からだとメンタル両方のいやしを意識したマッサージとフラワーレメディによる施術のやり方を1,000を超えるわんこと飼い主に伝えてきた。最近は、海外の愛犬家やペット関連企業からの声に応え、中国などでも定期的に啓蒙活動を行なっている。一般社団法人日本ペットマッサージ協会(一社)主事 認定資格「ペットマッサージセラピスト」、一般財団法人日本フラワーレメディセンター認定講師、米国NLP協会(TM)認定NLPトレーナー資格を取得。
Instagram:@dogmassage_azi
イヌなで: aziさんの幸せになる犬マッサージ (実用単行本) イヌなで(Kindle版)紹介されたアイテム
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