【取材】キューピッドは職場の上司。フレブル「お菊」との幸せな日々
フレンチブルドッグの「お菊」と暮らす藤野さんご夫婦。彼女とご夫婦のキューピッドになってくれたのは、なんと職場の上司だといいます。 お菊との出会いや、突然患った病気について。ご夫婦にお話をうかがいました。
上司がキューピットになり我が子に
もともと「結婚したら犬を飼いたいね」と話していたんです。ある日夫婦で買い物に行き、いつものようにペットショップに寄ると、白と黒のちっちゃいフレンチブルドッグがいました。
ご飯の時間で周りの子が騒いでいる中、なんで騒いでいるのかわからないけどなんとなく一緒に喜んでいて、その不器用な感じが可愛く、一目惚れをしたのがお菊です。当時は結婚して2カ月で、犬を飼うにはまだ早いと思ったため、後ろ髪引かれる気持ちで帰宅したんです。
翌日、妻がフレブルを飼っている上司にお菊のことを話したところ、ネットでペットショップのページに掲載されている写真を見て気に入ったらしく、その翌日私のところへ来て(私たちは社内結婚です)、「俺が飼っちゃうよ」と話しかけてきたんです。
「これはまずい」と思い、その日のうちに妻と会いに行きました。日をおいても熱は冷めることはなく、「やっぱりこの子と暮らしたい」という気持ちが強くなり、迎え入れることを決めました。
上司の言葉が本気だったかはわかりませんが、結果的にキューピットになりました(笑)。これが、おかしくも運命的なお菊と私たちの出会いです
生米をお腹パンパンになるまで食べて開腹手術
お菊がそろそろ1歳になるという頃。当時住んでいたマンションは狭くて、みんなで一緒に寝る寝室に米の袋を置いていたのですが、朝ゆっくり起きると、お腹をパンパンに膨らませたお菊が小刻みに震えながら、ときどき生米を吐いていて。
慌てて米の袋を見ると口が開いていて、生米を食べたことが判明し、すぐに最寄りの病院に連れて行ったんです。
レントゲンを撮ると、胴体部分の3分の2が生米で埋まっていました。先生からは「これだけ生米が詰まっていると、うまく腸へ流れないかもしれない。他の臓器を圧迫していて命の危険もあるので、早急に開腹して取り出しましょう」と言われました。
開腹手術では、スプーンで胃から生米を少しずつかき出すという作業が1時間続き、最終的にかき出した生米は、大人の両手の平に山盛りで2杯分くらいの量でした。
その病院では、生米を食べる子は初めてで、しかもこの量だったので、先生たちも驚いた様子でしたね。
お菊は気まずいことがあるとごまかしたり、気に入らないことがあると悪態をついたりします(笑)。犬というより人間っぽい性格で、喜怒哀楽がはっきりしていますね。
そして、とても甘えん坊で寂しがりや。かまってほしい時やテンションが上がった時には、やんちゃな顔をして悪さをするイタズラっ子でもありますね。お菊のすべてがとにかく可愛いです。
突然、脊髄炎を発症。入院生活に
2018年正月のこと。その日はいつものように昼寝していて、夜お菊が立ち上がろうとしたら、後ろ脚に力が入らず倒れてしまいました。何度起き上がらせようとしても、下半身が反応しない状態で。
つい昨日まで元気に走り回っていたのに、あまりに急な出来事で信じられませんでした。三が日でかかりつけ医はお休みだったので、急いで遠くの救急病院に行ったんです。
椎間板ヘルニアの疑いがあり、入院して翌日、MRIとCTの検査をしました。すると脊髄炎の可能性が高いという診断結果でした。
すぐに、炎症を抑えるために点滴によるステロイド剤の投与が始まったのですが、ステロイドの副作用で嘔吐を繰り返し、みるみる痩せていき、さらに腸閉塞を発症し、急遽開腹手術をすることに。術後の体力の衰えに加え、強い薬の影響で元気はなくなり、見舞いに来た私たちに反応することもありませんでした。
入院して1週間は、少し動いただけでも吐いてしまい、軽度の脱水症状や肺炎を併発してしまいました。骨と皮だけでやっと生きているような状態のお菊が本当にかわいそうで、代わってあげられたらどんなにいいかと思いましたね。
入院10日を過ぎた頃から徐々に回復し、私たちがお見舞いに行くと、喜んで上半身だけで一生懸命に近づこうとするようになりました。
病院で受けたリハビリのおかげもあり、少しずつ後ろ脚が反応するようになり、弱々しいながらも、なんとか立ち上がることができるようになったんです。
退院する頃には、ときどき立って後ろ脚を引きずりながら歩き回れるまで回復しました。お菊の頑張りと救急病院の皆さんに、心から感謝しています。
おかしいと感じたらすぐに病院に行ってほしい
退院直後は後ろ脚の屈伸をするリハビリを行い、退院1カ月後には、弱っている脚腰にやさしい公園の芝生での散歩を再開しました。
普段は2〜3日に1回、30分程度近所を散歩して、週末は数週間に1回、近くの公園に出かけます。数カ月経った頃には体重も徐々に増え、後ろ脚にも筋肉がついてきました。病気の影響で曲がった腰も戻りつつあります。
昔のように走ったり跳ねたりすることはできませんが、今では泊まりの旅行に行くなど、日常生活に影響がないほど回復しています。一方で脊髄炎が悪化しないようにと、ステロイド剤を服用しています。
ステロイド剤は副作用があるため、少しずつ量を減らしつつ、症状が悪化してきたら量を増やすことを繰り返しています。
お菊は脊髄炎でしたが、症状はヘルニアとほぼ一緒でした。ただし、ヘルニアと脊髄炎とではまったく異なる治療になります。
病院できちんと検査したうえで診断し、治療を開始する必要があると思います。そして、少しでもいつもと違う様子だと感じたら、すぐにでも病院で診てもらうべきですね。
今振り返ると、発症した日のうちに救急病院に連れていくことができたのが、不幸中の幸いだったと思います。神経系の病気は時間との闘いになる場合もあるので、ひどくなってからでは手遅れになってしまうかもしれません。
犬の脊髄炎に関する情報があまりないため、いろんな医師の意見を聞くために、現在はセカンドオピニオンの受診を考えています。
脊髄炎は一生付き合わなければいけない病気なので、症状を抑えつつお菊の体に負担のない、最善の治療法を見つけていきたいです。
今は、お菊と少しでも長い時間を一緒に過ごしていきたいと思っています。仕事を辞めることはできませんが、働き方を工夫して、お菊と過ごす時間を増やしたいです。
BUHI掲載の夢はかなったので、今後の夢は車での北海道旅行です。いつか北海道の大自然の中、家族旅行を楽しみたいですね。
※この記事は「BUHI vol.49」からの転載です。一部加筆・修正をし、公開しています。
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