2019年11月25日10,993 View

【てんかん】特許登録「モニタリングシステム」で患者と家族の負担軽減を目指す【麻布大学附属動物病院・神奈川】

フレブルが罹患しやすい病気・ケガの“スペシャリスト”を紹介する特集『もしものときの名医図鑑』。

今回は、神経科専門医としててんかんの診断・治療・研究にあたる麻布大学附属動物病院 齋藤弥代子(さいとう みよこ)准教授にお話を伺いました。

近い将来、齋藤准教授の考案した『てんかんのモニタリングシステム』がてんかんで苦しむすべての犬とその家族を助ける日が来ます!

 

フレンチブルドッグ,名医,ヘルニア

麻布大学附属動物病院 齋藤弥代子准教授

麻布大学・斎藤准教授

脳の病気である「てんかん」。適切な治療を継続することで発作の回数を抑えることは可能ですが、いつ起こるかわからない発作を心配するあまり、外出を避けたり仕事を辞めたり、生活そのものを変える飼い主も多いようです。

そんな現状を目の当たりにしてきた齋藤准教授は、てんかんの診断と治療・研究を行うと同時に、てんかんによって行動が制限されてしまう愛犬と家族、病院関係者の負担を減らす『てんかんのモニタリングシステム』を発明しました。

 

今回は、齋藤准教授にてんかんについて教えてもらいながら、注目の『てんかんのモニタリングシステム』について話を伺ってきました。

 

「てんかん」を正しく理解しよう

フレブルパピー

Golden House Studio/shutterstock

——「てんかん」と「てんかん発作」、同じ言葉のように感じますが意味は違うのでしょうか

齋藤准教授:

言葉が似ていることに加え、「てんかん」と「てんかん発作」を混同して説明、あるいは「てんかん発作」を「てんかん」と略されることがあるため、てんかん=てんかん発作と誤解されがちですね。

 

正式には、大脳の神経細胞の電気活動の調和の乱れが生じたときに起こる様々な障害を「てんかん発作」と呼び、てんかん発作を繰り返す脳の病気を「てんかん」と呼びます。

つまり、「てんかん」は病名で「てんかん発作」は症状名ということ。

 

一部では「犬のおよそ1割が生涯のうちに一度はてんかん発作を起こす」、「犬の100頭に1頭程度はてんかんになる」とも言われていており、それほど珍しい病気・症状ではないので、てんかんのワンちゃんを飼っている方もそうでない方も、「てんかん」と「てんかん発作」の違いをぜひ覚えてください。

——てんかんの種類と原因を教えてください

齋藤准教授:

てんかんは「特発性てんかん」と「構造的てんかん(あるいは症候性てんかん)」の2つに分けられます。

 

「特発性てんかん」は、てんかん発作を引き起こす病変がない、いわゆる原因不明のてんかん。

遺伝子の変異が関連しているのではないかと言われていますが、実際にどのような変異が起きているのかなど明らかになっていないことが多いです。

 

それ対し、脳の外傷や病気(脳腫瘍、脳炎、脳梗塞、脳出血、脳奇形など)によって二次的にてんかん発作を起こす場合を「構造的てんかん」と言い、原因となる病気を治療することで症状を抑えることができますが、外傷や病気が治ってもてんかん発作が残ることも珍しくありません。

 

また、分類上はてんかんではありませんが、代謝性異常や内臓疾患、栄養不足など、脳以外に原因がある「反応性(てんかん)発作」も存在します。

 

ちゃんと治療すれば、てんかんは怖くない!

フレブル

hypersoulz/shutterstock

——フレンチブルドッグはてんかんになりやすいのでしょうか

齋藤准教授:

犬種別に具体的な数字が出ているわけではないので「フレンチブルドッグ=てんかんが多い」とは言い切れませんが、鼻が短く改良された犬種は構造的てんかんのリスクが高いかもしれません。

 

でも、治療すればてんかんが死に直結することは少ないですし、発作さえコントロールできれば寿命を縮めることなく元気に過ごすこともできます

 

もしてんかんと診断されたら、疑われる原因を訊き、治療や対処についてじっくりと話し合って、ワンちゃんのQOL(生活の質)を高めましょう。

 

てんかんと診断するには、他の病気の可能性をひとつずつ除外する必要がある

フレブル

hypersoulz/shutterstock

——どういった検査を経て、てんかんと診断されるのですか

齋藤准教授:

まずは、てんかん発作であると確認された場合、てんかん発作の原因となり得る他の病気の検査を行うことでさらに細かく診断していきます。

診断手順は以下の通り。

 

(1)「てんかん発作診断」

本当にてんかん発作であるか/問診、動画判断、脳波検査など

→ここでてんかん発作以外の異常が見つかった場合、非てんかん性発作の疑いが高いと判断

 

(2)「原因診断」

・脳以外の病気がないか/身体検査、血液検査、X線検査、尿検査、心電図検査など

→ここで異常が見つかった場合、反応性(てんかん)発作の疑いが高いと判断

 

・脳の外傷・病気がないか/神経学的検査、MRI検査、脳髄液検査など

→ここで器質的異常が見つかった場合、構造的てんかんと判断

 

(3)「特発性てんかん診断」

→以下の4項目にすべて当てはまる場合、特発性てんかんの疑いが高いと判断

・24時間以上の間隔を置いて、反応性発作でないてんかん発作が2回以上起きている

・初めて発作を起こした年齢が6ヶ月〜6歳である

・発作間欠期(発作が起きていない時)の身体検査、神経学的検査で特記すべき異常がない

・MDB(血液検査、画像検査、尿検査など)でも特記すべき異常がない

  ※特発性てんかんの家族歴があると可能性がさらに高まる

 

(3)で特発性てんかんの可能性が低いと判断された場合、MRIや脳髄液検査などによって原因疾患を特定できれば「構造的てんかん」、特定できない場合は「特発性てんかん」と診断されます。

 

一般的な動物病院では設備等の問題でMRIなどの検査を省くこともありますが、フレンチブルドッグは構造的てんかんの子も多いので、その場合はより正確に診断・治療するためにも各検査を受ける必要があると考えます。

——検査は1日で終わりますか

齋藤准教授:

まず麻酔が必要のない初期検査(動画解析、神経学的検査、血液検査、X線検査など)を受けていただき、その結果にもとづき、脳波検査、あるいはMRIなどの麻酔検査の必要性を判断することになります。

麻酔検査が必要な場合は別の日に実施します。

——こちらの病院ですべての検査を受けると、どれくらいの費用がかかりますか

齋藤准教授:

検査代・麻酔代としておおよそ20万円くらいです。これに治療代は含まれません。

 

近い将来、てんかんは完治する病気になるかもしれない

フレブル

MR.SOMKIAT BOONSING/shutterstock

——発作を起こしている犬はどのような状態になりますか

齋藤准教授:

脳の電気活動がショートしやすい(=電気的な調和が乱れやすい)部分を焦点と呼ぶのですが、脳のどの部分に焦点が生じるかによって、てんかん発作のあらわれ方が異なります。

 

焦点が複数ある、もしくは焦点が深いところにある子は、脳全体が興奮状態となる「全般性発作」を起こします。

 

全般性発作は、意識をなくして全身をけいれんさせますが、足を大きくばたつかせる、口から泡を吹く、失禁するなど、内容は様々。

 

通常、数十秒から3分程度で意識を戻しますが、その後も「発作後症状」と言って、しばらくぼんやりとしていたりフラフラしていたり落ち着かなかったり、明らかにいつもと違う状態が続くことも。中には発作後症状が数日間も続く子もいます。

 

脳の一部分が過剰に働きすぎる「焦点性発作(部分発作)」では、焦点のある場所が司る働きが誇張されたような症状が出ることが多いです。

 

例えば焦点が脳の中の右前足の動きを司る場所にあれば右前足だけが大きく動く、などの症状がでます。

——焦点を取り除くことはできるのですか?

齋藤准教授:

人間のてんかん治療では一般的に行われていますが、動物ではまだ始まったばかり。現在、動物のてんかん外科について研究を進めているところですので、いずれ動物のてんかんも完治できる病気になるはずです。

 

また、焦点を取り除く以外にも様々な種類のてんかん外科があり、麻布大学では、焦点に切り込みを入れるだけの手術や、脳を直接触らない(=開頭手術がいらない)手術なども実施しています。

 

てんかん発作が起きたら落ち着いて観察・記録すること!

メモ

A. and I. Kruk/shutterstock

——発作の誘発因子はありますか

齋藤准教授:

人間のてんかん患者さんは睡眠不足や不規則な生活がてんかんを助長することがあるそうですが、ワンちゃんの場合も人間と似ているかもしれません。

 

以前調べたところ、来客が帰った後、お出掛けから帰宅した後など、日常と違う出来事の後に発作が起きるケースが最も多く、他にも、気圧の変化が大きいときに発作を起こす子や、標高が高いところへ行くと発作を起こす子、興奮したときに発作を起こしやすい子など、きっかけは実に様々でした。

 

飼い主さんたちによると、発作を繰り返すうちにその子の傾向が見えてきて、発作を未然に防いだり予見したりすることもできるようになるようですよ。

——発作中、飼い主はどう対処したらよいでしょうか

齋藤准教授:

まずは『飼い主さん自身が落ち着く』よう心がけてください。ワンちゃんに意識があるようであれば、飼い主があたふたしている様子を悟られてはいけません

 

もしワンちゃんに触れても大丈夫そうであれば、優しく声をかけながらそっと撫でてワンちゃんを落ち着かせてあげて欲しいのですが、無理に触れたり押さえつけたりすると、発作が激しくなる、次の発作を誘発される、ワンちゃんや飼い主さんがケガをするといったことも考えられますので、発作が終わるまで見守ってあげることも必要です。

 

次に、ケガや事故の可能性がある場所で発作を起こした場合は、周囲に危ない物があれば除き、ケガをするような場所であればワンちゃんを移動させて『安全を確保』してください。

 

それから『発作の時間を計り、発作中の様子を観察する』ことも大切。

発作の様子を撮影した動画はとても有用ですので、難しいとは思いますが、発作の始まりと回復のタイミングを含む動画を撮影して、診察時にかかりつけの先生に見せてください。

 

焦点性発作の場合でも、焦点の数が増えたりショートする範囲が広がったりすることもあるので注意深く様子を伺ってくださいね。

 

最後に、発作が落ち着いてからでも構わないので、ノートなどに『発作の様子を記録』してください。

  • 発作発生の日時
  • 発作を起こす前の状況
  • 発作中の様子と発作の継続時間
  • 発作後症状の様子といつもの状態に戻るまでかかった時間

の4点は必須。

これらのデータを集めることで、診断や治療方針、予防に役立ちます。

 

抗てんかん薬を続けることが最大の治療

フレブル

Dickiespicsphotography/shutterstock

——てんかんと診断された場合、どのような治療が行われるのですか

齋藤准教授:

特発性てんかんの場合は、てんかん発作の頻度や程度を抑える「抗てんかん薬」を服用してもらいます。

 

少量から始め、副作用等がないかを確認。その後は定期的に血液検査を行い、量を変えながら抗てんかん薬の血中濃度が適正であるよう努めます。

 

ただし、発作の頻度が6ヶ月に2回未満で、重積発作(5分以上続く発作や発作後症状がおさまらないうちに次の発作を起こす発作)や群発発作(1日2回以上発作が起こること)を一度も起こしていなければ、抗てんかん薬を使わずに様子を見ることになります。

 

構造的てんかんの場合は、原因疾患の治療と抗てんかん薬療法の二本柱。

進行性の脳疾患は病気の進行と共にてんかん発作が重症化しやすいため、抗てんかん薬をしっかり服用した方がいいでしょう。

——1ヶ月の薬代はおおよそでどれくらいかかりますか

齋藤准教授:

薬の量や種類によって変わるためなんとも言えません。数千円〜数万円くらいの幅がありますかね。

——血中濃度を調べる以外に、薬が効いてないと判断する基準はありますか

齋藤准教授:

発作の頻度が増えたり程度が重くなったりしたら、獣医に相談してください。

 

また、発作が5分以上続く場合や、発作後症状がおさまないうちに次の発作を起こすといった場合は、脳に後遺症を残したり生命に関わる可能性のある「重積」の状態である可能性が高いので、すぐに病院へ連れて行ってください。

——その他、治療中に注意すべき点はありますか

齋藤准教授:

残念ながら、多くの場合は抗てんかん薬を使っても発作が完全になくなることはありません。

 

どんなに調子がいい日が続いても「病気が完治したわけではない」、「発作があるかもしれない」という意識を持ち続けなければならないと思いますが、発作ばかりに目を奪われて心理的な負担を抱えすぎるのも考えもの。

ワンちゃんや飼い主さんの生活を制限しすぎずに、ワンちゃんとの生活を楽しんでいただきたいです。

 

特発性てんかんの子で発作が落ち着いている場合は、発作に注意しながら、普通の生活を送らせてあげても問題ありませんよ。

 

それから、担当医の指示がない限り絶対に抗てんかん薬を中止してはいけません。

 

飼い主の判断で薬をストップしてしまうと、再度発作を抑えられる状態へ戻すまでに長い時間がかかり、場合によっては重積化することもあります。

 

薬が合っていないと感じた場合は、自己判断で薬をやめるのではなく、まずかかりつけ医に相談してください。

 

「てんかんのモニタリングシステム」が製品化されたらみんなが楽になる!

フレブル

NASTIA KHITIAEVA/shutterstock

——齋藤先生は「てんかんのモニタリングシステム」というものを開発されていますが、それは、どんなものなのでしょうか

齋藤准教授:

発作がいつ起こるかわからないという不安から、お仕事を辞めた飼い主さんや外出を制限している飼い主さんが多いと知り、学生や企業さんの協力の元、てんかん発作を検知・記録・通知できるシステムを開発しました。

 

スマホと連動することで、離れたところにいてもいつでもワンちゃんの様子を確認することができ、発作が起きたらすぐに通知が届いて状況を確認することができます。

 

入院の際の見守りシステムとしても活用できるため、病院関係者が付ききりで監視する必要もなくなります。

 

また、発作と判断した数秒前から録画記録できるため、診断や治療の補助となる情報を自動で保存することができ、研究にも活用できます。

てんかんモニタリングの仕組み

——ワンちゃんを見守りながら、診断や治療に必要な情報を記録できるなんて素晴らしいシステムですね

齋藤准教授:

現段階で検出できるのは全般性のけいれん発作のみですが、将来的には焦点性発作の検知や発作の予知にも活用できるよう研究を重ねていく予定です。

 

また、最近は他大学の先生方と協力してシステムの向上や犬以外の動物への応用にも取り組んでいます。

 

てんかんを持つ動物とまわりにいらっしゃる方々の負担を減らすシステムだと思いますので、製品化してくれる企業さんがいらっしゃいましたらぜひよろしくお願いします。

 

うちの子もてんかんかな?と思ったときのアドバイス

フレブル

Lee waranyu/shutterstock

——はじめて発作を起こしたときは、すぐに動物病院へ連れて行ったほうがいいですか

齋藤准教授:

非てんかん性の発作だった場合は初期治療がとても大切です。必ず病院を受診してください。

 

5分以内に発作がおさまりケロッとしている場合は、慌てなくても大丈夫なのでワンちゃんが落ち着いてから病院で診察を受けましょう。

 

逆に、5分以上発作が続く場合や発作後の様子がいつもと違う場合は、夜間でもすぐに診てくれる動物病院へ連れて行ってください。

 

獣医は発作時のことを詳しく知る必要があるので、病院へ行く際は発作を目撃した人が同行してくださいね。

——発作かどうかわからないときは、どう判断したらいいですか

齋藤准教授:

スマホなどで録画しておいて、かかりつけの獣医に見せてください。

全身の様子、顔の表情、部分的な症状がある場合はそのパーツがわかるように撮影しておくと、獣医も判断しやすくなります。

 

また、焦点性発作は診断が難しく見逃してしまうことも多いので、不安なときはかかりつけ医に相談して、神経系の専門医がいる病院を紹介してもらいましょう。

 

診断さえ受ければどの病院でも治療できるので、多くの場合、専門医のところへ行くのは最初だけで大丈夫です。

待合室

明るくて清潔な待合室。(C)学校法人麻布獣医学園

——てんかんを治療せずにいるとどうなりますか

齋藤准教授:

てんかん発作を繰り返すことで病気が進行し、命を落とすことがあります。また、てんかん自体が進行することがあるので、治療開始が遅れるほど効果が期待できなくなることもあります。

——かかりつけの動物病院が家から遠い場合はどうしたらいいですか

齋藤准教授:

てんかんはずっと付き合っていく可能性の高い病気です。

 

いつ発作が起こるかわからないですし、重積状態になったときに速やかに処置を受ける必要があるので、かかりつけの先生と相談して、ご自宅の近くで診てもらえる病院を見つけてみてはどうでしょうか。

 

同時に、夜間や休日でも診てくれる緊急病院を探しておくこともおすすめします。

——麻酔を使う検査を嫌がるフレブルオーナーも多いようですが、MRIなどの検査は避けられませんか

齋藤准教授:

麻酔とてんかん、どちらのリスクを選ぶかはオーナーさんの判断になります。

明らかに特発性てんかんである場合はMRIなどの検査を受けなくても治療方針は変わりませんし、症状によってはすぐに検査を行わずに様子を見ることもできます。

 

ただ、麻酔が怖いという理由だけで、必要な検査・治療を受けるチャンスを奪って欲しくないと個人的には思います。

フレブルといっても皆が一様に麻酔のリスクが高いとは限らないので、ご自身のワンちゃんがどうかを最寄りの先生あるいは呼吸器の専門の先生に相談なさるのもいいと思います。

 

てんかんは、診断や治療を間違えば寿命を縮めかねない病気ですが、ちゃんと治療すれば寿命まで生きられる病気でもあります。

 

時にはかかりつけの獣医とざっくばらんに話し、納得できるまでしっかりと説明を求めることも必要。「どの検査まで行うべきか」「この病院で完璧なところまで検査できるか」をしっかり相談して、QOLの向上に努めてくださいね。

 

プロフィール

齋藤弥代子(さいとうみよこ)准教授

 

麻布大学 獣医学部獣医学科 小動物外科学研究室(神経科)

獣医神経科専門医(アジア獣医内科学会、獣医神経病学会)

国際獣医てんかん特別委員会(IVETF)メンバー

 

1968年千葉県生まれ。山口大学農学部獣医学科卒業。千葉市動物病院に勤務後、1998年からノースカロライナ州立大学動物病院神経科に勤務。2003年から麻布大学獣医学部に勤務し、2013年外科学研究室准教授に。附属病院では、てんかん、脳炎、水頭症、脊髄空洞症/COMS、腫瘍、椎間板ヘルニア、神経筋疾患などの神経病を患う犬猫の診断・診療を行っている。

 

主な研究テーマ

てんかんの外科的、内科的治療法の開発/迷走神経刺激療法(VNS)軟膜下皮質多切術(MST)の犬への応用/水頭症やCOMSの発生機序の解明/脳波やMRIを用いたてんかん診断技術の確立/加速度を使用したてんかんのモニタリング・予知システムの開発 など

 

【病院DATE】

麻布大学

(C)学校法人麻布獣医学園

 

麻布大学附属動物病院

神奈川県相模原市中央区淵野辺1丁目17−71

診察時間 月〜金/9:00〜16:00(完全予約制)

休診日 土・日・祝日 他

HP https://avth.azabu-u.ac.jp

 

予約電話番号 042-769-2363

予約受付時間/9:30〜12:00 14:00〜17:00

 

初回は動物病院を介した予約のみの受け付けとなります。受診を希望される場合、まずはかかりつけ医にご相談ください。

齋藤先生の診察日は水・金曜日になります。

 

取材・文/栗原羽衣子

 

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