2019年12月20日2,553 View

【編集Kの太鼓判はコレ!】愛ブヒのための家庭の医学!640Pの大作書籍『ペットの自然療法事典』〜編集部厳選!本当に使えるドッグギア #13

全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」というものだけを紹介するこの連載。

今回は、愛ブヒの健康を守るために飼い主が学んでおきたい“ホリスティックケア”についての知識がしっかりと理解できる珠玉の1冊をご指摘します!

フレンチブルドッグ,編集部

ごはん食べてくださいよう

手作り食も悩みます。できるだけ手間をかけず、効果的に。

 

いやあ、フレンチブルドッグって大変な犬種。

そして、最高な犬種。

 

手がかかるっていうのは、よいことも悪いこともぜんぶひっくるめて現実に行動することだから、充実感に満ちているわけです。

フレンチブルドッグはその充実ぶりがすごい。

 

どんなことがあっても心配しないで、だいじょうぶだよ、なんてまるで新郎のように誓ったことがありますか、愛ブヒに。ぼくはあります。

 

そういうわけで、愛ブヒの健康のためにいろいろと調べあげるわけです。

 

もちろん世の中は玉石混交な仕組みになっているわけでして、ほんとうによいものをチョイスするには、それなりの経験や勘所みたいなものが必要になってくるわけですが、まあそんなの最初はどうにもならない。カンそのもので選んでいきますよっと。

 

で、10年前のことです。

 

当時うちの子といえば、まあドライフードは食べない。缶詰も怪しい。レトルト系の美味しそうなものだけちょっと食べてやろうか、感謝しろ、みたいな。

 

ちょっとやせ気味で、手作り食も試行錯誤ではじめていたものの、なかなか体重が増えない…。

 

さらにはうちの子、お腹がゆるい。

 

もちろん動物病院にもお世話になりましたが、どうにもこれといった原因や理由がわからない。どうしたものか…と考えていたときに、この『ペットの自然療法事典』(ガイアブックス刊)という書籍と出会いました。

 

ホリスティックってなんぞ?

  • 『ペットの自然療法事典』バーバラ・フュージェ (著)、 山根義久(監修), 越智由香 (翻訳)

    『ペットの自然療法事典』バーバラ・フュージェ (著)、 山根義久(監修), 越智由香 (翻訳)

    おどろきの640ページは超充実なのです

    販売サイトを見る

「本書は獣医師の診察の代わりとなることをいとしたものではありません。そうではなく、ペットの状態についてより多くの情報を得て、獣医師の診察を受ける前に、何をすべきか、何を質問すべきか、何が予想されるのかを知っておくための手段の一つとしてお読みいただくべきものです」

 

こんな一文が冒頭にあり、640ページのとっても重たい本が、なんだかとても意味のある物体に思えてくるのでした。

 

うん、そのとおりだ、とぼくは思って、ぱらぱらとページをめくりました。

 

なぜ自然療法なのか?

 

飼い主は自然なアプローチを望む、ということ。

できるだけ負担をかけたくないし、消耗が激しくなるようなことをさせたくない。

 

単純にいえば、ステロイドよりも安全な物質を使って代替療法を考えられるのなら、それに越したことはない。

 

ぼくはそんなふうに考えました。

 

そして、そこで出会った“ホリスティック医療”という言葉。

 

ホリスティックってなんぞ? 

もちろん聞いたことはあるのだけど、説明せよとなると、よくわからない。

 

調べてみると、ホリスティックとは、“全体”、“関連”、“つながり”、“バランス”といった意味をすべて包含した意味があるらしい。

 

なるほど、全体的、と当時のぼくは思いました。

 

そしてこの本を読み進めると“全体的”であるというのは“冴えてる思考方法”であるということもよくわかってきた。

 

そう、確かに冴えてる。

 

脚が悪いのであれば、その脚だけを見ずに“全体的”に見る。考える。腰のことも、背骨のことも、あらゆる“つながり”を重視する。そこで見えてくるものがかならずある。

 

この考え方には「おお…!」となったものです。

 

そのほうが腑に落ちることが多いんですよね。

 

うちの子のお腹がゆるいのも、食事だけの問題じゃないのかもしれない。

 

分厚い! でもオールカラーで読みやすい

French Bulldog

うちの子も、ずいぶん歳をとったなあ、と思います。

 

これだけのページ数ですから、とにかく内容は充実しています。

 

たとえば、“皮膚と被毛”のチャプターは、皮膚と被毛の健康維持、皮膚疾患の兆候、持続性または再発正の皮膚の問題……など、まさにフレンチブルドッグにぴったりな項目も。

 

オールカラーなので読みやすいです。

 

コラム的に“犬をお風呂に入れるには”みたいなコーナーもあって、<オートミールはすばらしい皮膚洗浄剤>とのくだりが。

 

1〜2握りのオートミールを靴下に入れて、湯の中で振り混ぜる。乳白色となった湯に犬を浸からせるのだ、と。炎症を鎮める作用もあると…。

 

ええ、やりましょうやりましょう。

 

そもそもオートミールなら、別段に悪いこともないでしょう?

効果うんぬんのお代は見てのお帰りだい。

 

「…さて、これなーんだ」

 

すんすんすん、ぶしゅっ

 

「わっ鼻水やめて」

 

…で、これが「まあ、悪くないんじゃない?」というくらいのものでした。でも、かえってほっとしたのを覚えています。

 

だってものすごい効果があったら怖いじゃないですか。

 

自然療法というのは、ゆるやかに効き目が出てくるくらいがいちばんいい。長く続ける気にもなる。

 

あなたにできること

ペットの自然療法事典

図版が豊富なわけでもないのですが、内容はわかりやすいです。

 

そして、この本でなかなかいいな、と思った部分が、<あなたにできること>という文章がチャプターごとにあるのです。

 

わたしたち飼い主ができること、すべきことをわかりやすくまとめてくれています。「これ、試してみたら?」というような感じで。

 

たとえば食糞についての記述では、犬の消化器系が現在の食事に上手く対応できていない可能性のことや、食物酵素を与えてみる、犬の気を散らしてみる。

 

そして、負の強化としてカイエンペッパーやチリペッパーなどのトウガラシを糞に振りかける…のは「効かない」よ、と。

 

うんうん、よかった。そういうのを奨めているようじゃ信用できなくなるもの。合格!(上から)

 

さらに食糞において、「ストレスによる副腎ホルモンの枯渇と関連している可能性もある」と。シビれます。

 

理由をただ「ストレスの可能性があります」みたいな言いかたで濁すことも多いのに、その先のことまで“つなげて”いる。

 

たとえばですね、ぼくは子どものころに「スプーン曲げ教室」に行ったことがありまして。そうです、超能力のヤツね。ええ、最高でしょ?

 

そこでスプーン曲げの先生が大仰にうやうやしくスプーンを曲げるのです。子どもたちはみんな驚きます。ぼくも口を開けて「すげえな」とつぶやいていました。

 

で、質問の時間に聞いてみたのです。

「なぜスプーンは曲がるのですか?」と。

 

そこでまわりの子がどっと笑い出しました。別におかしなことは言っていないのですが。

 

ぼくとしてはどのような作用で曲がるのか、ということを聞きたかったわけです。

 

指からなにか出ているのかな、とか。でもまわりは「超能力に決まってるだろ」と。

 

補完関係を目指す

French Bulldog

とはいえ、ゆっくりながらもまだ歩けるのです。ちょっと誇らしげに。

 

ね、つまりはストレスでも超能力でも、そこまでで止めちゃってたらわかるものもわからなくなる。

 

その点、『ペットの自然療法事典』はその先のことや、つながりなどが載っていたりするので、たとえば答えが出ないことであったとしても、考えようはあるのです。

 

ああ、これも“全体的”に考えるということなのかなあ、とホリスティックの意味を独りごちたりして。

 

そういうわけで、もう10年もこの本を所蔵しているのですが、ホリスティックを実践してきたという実感は特になく、むしろその考え方をいろいろなものに当てはめてきた、という感じです。

 

実際にはここに載っているサプリ等は入手しづらいものもあるし、ぼくとしてはホメオパシーやバッチフラワーレメディについては保留の立場。

 

けれどもさらに大事なのは、全体を見るという意味でも西洋医学を否定せず、補完関係を目指すこと。

 

生活があって医療がある、わけですから。その逆ではないのです。

 

ぼくはホリスティックの考え方が好きです。だってやさしい感じがするもの。

 

この本はそんな飼い主を夢中にさせるボリュームと知識がよいバランスにこれでもか、というくらいに並んでいます。

 

ぼくが持っているのはハードカバーですが、ペーパーバック版も発売されたようです。こちらのほうがおすすめかもしれません。

 

興味のある方はぜひお手にとってみてくださいね。

 

紹介されたアイテム

  • 『ペットの自然療法事典』バーバラ・フュージェ (著)、 山根義久(監修), 越智由香 (翻訳)

    『ペットの自然療法事典』バーバラ・フュージェ (著)、 山根義久(監修), 越智由香 (翻訳)

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