【取材】スタイリスト・山本マナさんのフレブルライフ〜愛ブヒはスノウ7歳〜

山本マナさん、職業はスタイリスト。

山本マナさんは雑誌、広告、カタログ、アーティスト等のスタイリングを手がけるスタイリスト。

 

雑誌では『LULA Japan』『GINZA』『Figaro』『SPUR』など、上質なクリエイションを届けるファッション誌を担当。

 

そのほか、アーティストや女優さんのスタイリングを手がけています。

 

そんなファッション業界の最前線で活躍するマナさんも、フレブルオーナー（名前はスノウ）なのです。

 

衝撃の出会い。フレンチブルドッグにひとめぼれ。

ーーずばり率直にお聞きしますが、なぜ「フレンチブルドッグ」だったのでしょうか。

山本マナ（以下マナ）：

小さい頃から犬がいる環境だったのでいつか迎えたいと思っていましたけど、最初の候補は柴犬でした。

 

ペット可のマンションに引っ越して「柴犬を迎えよう！」と、ブリーダーさんやペットショップなどあちこち訪ねましたが、いざ迎えられる環境になると躊躇してしまって…。

 

子犬と触れ合うたびに、改めて命の重みを実感したんですね。

 

気になる子には会いに行くんだけれど、なかなか迎えられない。そんな日々が一年以上つづきました。

 

そんなある日ペットショップに柴犬を見に行くと、偶然フレンチブルドッグという犬種に出会ったんです。

 

カワイイ顔だなぁって抱っこをさせてもらったら、もう愛おしくて。まさにヒトメボレでした。

 

それ以来フレンチブルドッグのことしか考えられなくなって、今度はフレブルを求めにブリーダーさんやペットショップを訪ねました。

ーー愛ブヒ・スノウちゃんとはどのように出会ったのでしょうか。

マナ：

いろんなフレンチブルドッグに会いに行きましたけど、なかなかビビッとくる子がいなくて。

 

ご縁て難しいなぁって半ば諦めて近くのペットショップに行ってみると、今までとは違う印象的な子がいたんです。それがスノウでした。

 

でもやっぱりまだ命を預かる重さに躊躇してしまって…。もう一度じっくり考えようと一週間くらい悩んだと思います。

 

だけどその子（スノウ）が忘れられなくてもう一度ペットショップへ行くと、まだいたんですね。

 

そのとき「これは出会いだ」と思って、迎える決意をしました。

 

「犬じゃない、赤ちゃんがやってきた」迎えてからの気づき。

ーー「スノウ」という名前の由来は、真っ白な毛色からインスピレーションを受けたのでしょうか。

マナ：

それもありますけど、わたしは北海道出身で雪の空気感が大好きなんです。

 

カタカナ表記でもカワイイし呼びやすいし、好きなものも重なってスノウにしました。意外と悩まずに決めたと思います。

 

冬の北海道の風景を伝えたくて架空のギャラリーを作っているのですが、その名前も「snö（スノウ）」なんです。

ーーまさに「スノウちゃん」というお顔をされていますよね！　スノウちゃんが家族になって、驚いたことやギャップなどはありましたか。

マナ：

スノウと暮らしはじめて、犬というより人間の子どもみたいだなぁって感覚が強かったんです。

 

小さい頃から犬（マルチーズ）がいる環境だったんですが、当時は幼いながらにペットという感覚がありつつも、弟だと思って接していました。

 

旅立ったときの衝撃は今でも鮮明に覚えています…。

 

スノウを迎えたときは「家族」という認識がより強くなって、赤ちゃんがやってきたような感じ。

 

だから迎えるまでに躊躇したんだと、自分で合点がいきました。

 

私のベッドでいっしょに眠っているし、最近は朝起きると私の顔の横にいたりして。

 

あの瞬間が愛しくて…もう子どもだなぁってほのぼのしてしまいます。

 

外食はいっしょに。休日の過ごし方。

ーー休日はどのように過ごされているのでしょうか。

マナ：

全然おもしろいエピソードなんてないですよ（笑）。平日の延長のように、お散歩へ行ってごはんを食べに行ったりします。

 

外食はペットも入れるお店を探して、スノウもいっしょに食事の時間を楽しむようにしています。

 

でも都内って意外と少ないんですよね…だから結局同じようなお店になって。どこかご存知でしたら皆さんに教えていただきたいです。

 

職業柄、平日の昼間は留守にすることが多いので、できるだけ長くスノウと過ごせるようにしています。

 

抜け毛が目立ちにくい洋服の色とは!?

ーースタイリストさん目線でぜひお聞きしたいことがあるんですが…洋服につく抜け毛が気になったりしませんか？

マナ：

もちろんありますよー（笑）。とくにスノウの抜け毛は白いですから、自然と黒い洋服は着なくなりました。

 

家にいるときは抜け毛が目立ちにくい白やライトグレーをよく着ています。あとは「どうでもいいや」っていう服（笑）。

 

スノウとお出かけする時も同じで、できるだけ抜け毛が目立たないものを心がけるようになりましたね。

 

やっぱりライトグレーが多いかなぁ。

ーーお仕事やおひとりの外出でも、抜け毛が目立たない洋服を選んでらっしゃいますか？

マナ：

やっぱり洋服が好きですから、スノウといっしょじゃない外出では好きな洋服を着るようにしています。

 

もちろん黒も着ますし、ビビッドやピンクも着ますし。ほんとうにいろいろ。

 

朝お散歩に行って帰宅したら、家を出る直前に着替える！　そうすれば今のところ全然平気ですよ（笑）。

 

「犬に服なんて」と思っていたけれど…。

ーーご職業柄、スノウちゃんに着せるお洋服にもこだわっているのでしょうか。

マナ：

それが、スノウを迎える前は「犬に服を着せるなんてありえない」って思っていたんです（笑）。

 

でもフレンチブルドッグは寒がりだし、車に抜け毛がつくと取れないんですよね。どこか遊びに行って抜け毛で汚れてしまったら失礼ですし。

 

今ではすっかり洋服を着せるのが当たり前になったんですけど、私はシンプルなものが好みなんです。ロゴとかタグもついていない、とにかくシンプルなもの。

 

でもなかなかなくって…自分で作れたらいいなぁなんて、密かに準備中です（笑）。

 

スノウに妹を。多頭飼いへの憧れ。

ーーさいごに、今後「こんなフレブルライフをおくりたい」という思いを聞かせてください！

マナ：

じつはずっと、スノウの妹を探しているんです。きょうだいを作ってあげたい思いもありますし、わたし自信が多頭飼いに憧れを抱いていて。

 

お散歩をしていてフレンチブルドッグを2頭、3頭つれてらっしゃる方に出会うと「うらやましいなぁ」ってまじまじと見てしまいます（笑）。

 

スノウを迎えた頃は毛色や性別にこだわりはなかったけれど、またクリームの女の子を探しています。

 

何頭か会いにいって抱っこもさせてもらいましたけど、まだビビッとくる子に出会えていなくって。

 

でもその時が来ると信じて、いろんな子に会いに行きたいと思います。

 

スノウも7歳ですから妹を迎えるにはラストチャンスかなぁと思っていますので。

 

甘えん坊なスノウがどんな反応をするのか、今から楽しみですね。

 

 

あとがき

山本マナさんのことはもちろん存じていたけれど、お会いするまでは「どんな方なんだろう…」と緊張していた筆者。ところが実際お会いすると物腰がやわらかく、とにかくスノウを溺愛する愛情深い方。フレンチブルドッグのこと、スノウのことをものすごく理解されていて、一線で活躍される方も同じフレブルオーナーなんだ！　と嬉しく思ったり（笑）。

そして、スノウの話しをしているときは常に顔がほころぶマナさんの姿が印象的でした。

やっぱり、フレンチブルドッグってすごいんだぁ。

 

photo：Hiroaki Otake

text：Chika

 

 

山本マナ　プロフィール

北海道生まれ。日本のスタイリスト。

雑誌、広告、カタログ、アーティスト、女優等のスタイリングを手がけている。

 

▶︎Instagram：@mana.snow

▶︎架空ギャラリー「snö」

 

 

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