【大賞発表!!】ほぼ日(ドコノコ)コラボ企画「フレンチブルドッグ祭り」
ほぼ日(ドコノコ)さんとのコラボ企画「フレンチブルドッグ祭り」。応募数10,000枚以上の中から、大賞に選ばれたフレブルたちを「BUHI夏号2017」で発表いたしました。
今回は、改めて大賞者を発表するとともに、大好評だった3名による鼎談(ていだん)もお届けします!
最終審査員
糸井重里
1998年にはじまったWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰。東日本大震災以降、Twitterで迷子犬の発信をおこなっていたが、もっと多くの犬・猫を救う
ためにスマホアプリ「ドコノコ」を考案。愛犬はジャックラッセルの「ブイヨン」。
菊池亜希子
ファッションモデル・女優。『non-no』『リンネル』などの雑誌でモデルとして活動。数々の映画にも出演。2017年秋に公開予定の新作映画『二度めの夏、二度と会えない君』にも出演中。愛犬はフレンチブルドッグの「わかめ」。
SUMiCO
カメラマン。『BUHI』を筆頭に、さまざまな動物たちの写真を撮影している。現在はフレンチブルドッグ2頭、ブルドッグ、ミックス犬、ネコ2頭、亀と暮らす生粋の動物好き。
大賞発表!!
それでは6つのテーマの大賞と、審査員お気に入りの「個人賞」を発表いたします。
「#ウマウマ」大賞
「#にぱっ」大賞
「#ポストカード」大賞
「#百面相」大賞
「#おしり」大賞
「#BUHIWEAR」大賞
審査員個人賞
ここからは、3名による鼎談をお楽しみください。
ウマウマ
ーー「ウマウマ」は、満場一致の写真がありましたね。
菊池:私はフレンチブルドッグとネコと暮らしているんですけど、ここまではいかないですね。おしりとおしりがくっつくニアミス感はありますけど…この関係性はすごいと思います。
SUMiCO:ネコの表情もいいですよね。
糸井:このネコは最優秀助演賞だね。
菊池:信頼関係がすごく伝わってきました。
糸井:この「ただ真面目に食べる」っていう写真もいいよね。ぼくは、まっすぐなものはだいたい好きなんですよ。
ーーSUMiCOさんは気になった写真はありますか?
SUMiCO:舌をペロッと出してる写真ですね。鼻に舌が入りそうな感じがなんとも言えん。まさに一瞬をとらえた写真。
糸井:こうやって写真を見ると、どんなカメラを使っているかわかるんですか?
SUMiCO:スマホか一眼レフかはわかりますね。でも、フレンチブルのオーナーさんて一眼レフを持っている方が多いので、今回もキレイな写真がたくさんありました。
菊池:一眼だと、ディテールが出ますよね。鼻にピントが合ったりしておもしろいですし、フレンチブルって一眼で撮りたくなる犬種。
にぱっ
ーー「にぱっ」は票がわれましたね。
糸井:口を閉じて笑っているのと、口を開けてるの、2種類あって両方いいよね。
菊池:わたしは、中でも笑顔のバランスがいい子を選んじゃいました。
糸井:雪だるまみたいな子もいるね。真っ白で丸くて。
SUMiCO:クリームは、美人な子が多いんですかね。「にぱっ」はクリームが多い気がしますけど。
菊池:ほんとだ! そういえば、最近パイドが減ってきた感じします?
SUMiCO:昔はパイドが多かったんですけどね。最近はあまり見ませんね。フォーンが増えてきたような気がします。
糸井:……完全に専門用語だな。
一同:(笑)
菊池:うちはブリンドルなんですけど、黒いと表情がうまく撮れないんですよ。ネコは茶色だから、どうしてもネコの写真が多くなっちゃって。
糸井:そういうもんなんだね。でも、クリームはカワイイってことがよくわかったよ。
ポストカード
糸井:ぼくはね、トラクターに乗って働く子はすぐに票を入れたんですよ。あとは、ふつうに花とおじさんみたいな写真て、必ずいいですよね。
菊池:フレンチブルは、女の子でもおじさんぽいですもんね。
SUMiCO:そこがたまらなくカワイイと思います。
菊池:わかります! 人間も年をとるとかわいくなりますけど、それと同じ感じ。
あと、私はこの子にも入れました。うちの愛ブヒ「わかめ」も、よくこういう表情をするんですよ。「もうなにそのカワイイ顔! なにがほしいの?」って聞きたくなっちゃう。
糸井:これって、鼻はどれなの?
一同:(笑)
菊池:これですこれです。
SUMiCO:フレンチブルは、口のタプタプもカワイイですよね。
糸井:そのタプタプって洗ったりするんでしょ? シワが多くて、なんか溝を広げる仕事が多いね、フレンチブルドッグって。
一同:(笑)
糸井:この子もいいね。クラスにいない? こういう子。「私も私も!」みたいな。ノッてるときの森三中の村上さんにも似てる気がするなぁ。
百面相
ーー「百面相」も満場一致がありますね。
糸井:柵があってもこの表情が出るってすごいよね。ふつうは写真として“柵越し”って選ばないのに、3票そろったかぁ。もうこの子につきる感じだね。
菊池:この写真はどうなってるんだろう?
糸井:「ギズモだよ!」(突然ギズモのマネをする糸井さん)
菊池:(笑)もうそうとしか見えなくなってきました!
糸井:顔の構成要素が少ないからこういうことができるんだろうなぁ。おもしろいなぁ、フレンチブルドッグは。
SUMiCO:これはちょうどブルブルしている瞬間の写真ですかね。
菊池:ほんとだ! 顔のタプタプって羽ばたくように動くんですよ。
糸井:これはすごいね。ここはどこなんだろう、海ではないよね。砂浜とかいったら溝をいっぱい拭かないといけないから、大変そうだなぁ。
おしり
ーー「おしり」も票がわれました。
糸井:おしりはもともと割れてますからね(笑)それよりも、くびれがない子が多くない?
菊池:そうなんですよ。それに、他の犬種に比べて横に広いかも。わたしは、わかめのおしりを枕にしてよく寝ています。
SUMiCO:その気持ち、すごくわかります。
糸井:あれ? この写真、よく見たらもう一頭いたんだ! 誰あなた!!
一同:ほんとだ!(笑)
菊池:いま気づきました! ばっちり背景と同化していますね。
SUMiCO:このおばあちゃんと写っているのもいいですよね。すごくかわいらしくて、たまらんです。
糸井:生活感があるのもいいねぇ。
BUHIWEAR
ーー「BUHIWEAR」も個性が出ていました。
糸井:でもやっぱり目だよな。服と関係ない「いい目」をしている子を選んじゃうんだよ。人間も同じで、「おしゃれでしょ?」って目をされたらダメなんだよ。やっぱり目が独立してなきゃ。
菊池:そういえばわたし、耳を隠している子ばっかり選んでるかも。なんだか違う子に見えてくる楽しさがあって。フレンチブルってされるがままだし、その感じも伝わってくるんです。
糸井:耳を隠すって、間違いなくカワイイよね。ウエディングドレスを着てる子もいるね。キレイな顔してる。
SUMiCO:この格好で自分の結婚式に参加されたら、たまらないですね。
糸井:それは感動するかもなぁ。あとこの写真にも票を入れたんだけど、男らしいファッションの子ってあまり見なくない?アラン・ドロンみたいでいいなぁ。帽子に「GOODLUCK」って書いてあるけど、すごい書体だね。
個人賞
ーーこの中から一枚だけ、最も気に入った写真を選んでください。
糸井:こういうときに「おしり」はもらいにくいんじゃない?
菊池:私はこの「おしり」ですね。まん丸でなんとも言えない感じが最高です。
糸井:(笑)プロはやっぱりすごいわ。ぼくはトラクター。働くフレンチブル。これはすごくいいよ。
SUMiCO:私はこのおばあちゃんと写っている写真です。やっぱり抜群にカワイイです。
ーー審査員のみなさんの個性が出ていますね。
糸井:たしかに、いわゆる顔がアップのふつうの写真が一枚もないね。どの角度もフレンチブルドッグは魅力的ってことなんだろうね。
「フレンチブルドッグ」という生きもの
ここで、「フレンチブルドッグ」という生きものについて、審査員の3名に語っていただきました。みなさんそれぞれにイメージがあるようでーー。
糸井:写真を見ていると、フレンチブルって柴犬に共通するものがない? 哀愁があって。でもフレンチブルの方が強いかぁ。この子たちは、必要以上に哀愁だね。
菊池:フレブルって人間ぽいんですよね。いつも何か考えてそうな感じとか。
糸井:目なんだろうね。この子たちは白目があるんだっけ? だから表情がわかるのかもしれないな。でも「おしり」は表情もへったくれもないか。
SUMiCO:フレブルオーナー的には、おしりも充分カワイイですけどね。
菊池:ふつうは犬っておしりを触るとイヤがるのに、フレブルは動じないんですよ。わたし、いつもスリスリして触ってます。
糸井:へー動じないんだ。でもこの子たちは甘えん坊なんでしょ?
菊池:甘えん坊ですけど、ひとり遊びも好きな感じがしますね。うちのわかめは物を隠すのが好きみたいで、お気に入りのおもちゃをゲットすると、自慢げな顔で、どこかに隠すんですよ。わたしが探しても見つからなくて、そうじをしていて3日後に意外な場所から出てくるみたいな。
糸井:なんかネコっぽいね。
SUMiCO:うちにも犬が4頭とネコが2頭いますけど、フレブルがひとり遊びをしている感じはネコに似ているかもしれませんね。
菊池:フレンチブルって、忍耐強さもありません? うちだけかもしれないですけど、ごはんの時間が遅れてもフードボウルの前でずーっと待ってるんですよ。
あとは、わたしがお風呂につかっているときも、隙間からじーっとひたすら見てくるんです。吠えたりしないで。
糸井:いいひとじゃん! やっぱり人間と暮らすのが前提の犬種なんだろうね。
SUMiCO:フレンチブルって、人懐っこい子が多いんですよ。
菊池:わかります! 友だちが遊びに来たときも、「飼い主は誰だっけ?」と思うくらい、いろんな人に懐くんです。
SUMiCO:そうそう!
菊池:でも、わたしがフレンチブルを迎えたきっかけもそうだったんですよ。フレブルを飼っている友だちの家に遊びに行ったら、すぐにヒザの上に乗って甘えてくれて。フレブルってカワイイなぁと思って、わかめを迎えたんです。
糸井:ホステスさんっぽいね(笑)フレンチブルって、話を聞いてるといちいちおもしろいなぁ。
ドコノコとは
「ドコノコ」は、糸井重里さんが主宰するWebサイト「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」から登場したスマホアプリ。
犬や猫などの写真を投稿し、コメントをつけたり、ただただ写真をながめたり。犬や猫と人が、親しくなるためのアプリです。
ダウンロードはこちら
『BUHI 夏号 2017』に掲載!
フレンチブルドッグ祭りの大賞と3名による鼎談は、『BUHI 夏号 2017』に掲載しています。
まだご覧になっていない方は、ぜひチェックみてくださいね。
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