諦めかけた命。あれから2年、フードを変えたら15歳の今もお散歩大好きなフレンチブルドッグに!
今日は15歳の愛ブヒと暮らす、編集メンバーの実体験。
愛ブヒは二年前からすべてのフードが合わなくなり体重が激減。検査をしても異常はなく「年齢のせいですね…」と言われてしまいました。
もう諦めるしかないのかな…そんなとき、我が家に届いたのが「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品でした。
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけて二年、愛ブヒは15歳になり、今も元気にお散歩をしています。
今回は、二年前の絶望から今までを包み隠さず、時系列でお話しさせていただきます。
目次
13歳の春:体重が激減。あらゆるドッグフードで下痢がつづいた

2023年ごろ。体重が減り、いつもぐったりしていた。
病気知らずだった愛ブヒに異変が起きたのは、13歳の春頃(2023年)でした。
食欲は相変わらず旺盛。お散歩も問題なくこなす。
唯一変わったことといえば、当時与えていたフードが合わなくなったことでした。
急に下痢をするようになり、フードの量を調整しても解決しない。
ハイシニア期のフードに切り替えるべきだと思い、さっそく色々調べて試してみることに。
ところが…
5種類のシニア用フードが、ぜんぶ合わない…。

※写真はイメージです
選びに選んだシニア用フードはどれも合わず、何を食べても下痢を繰り返す始末…。
シニア用フードには大きな落とし穴があって、「①体重が増えた子用」「②体重が減った子用」が混在して売られているのです。
症状が真逆なのに「シニア用フード」とひとくくりにされている危ない現状があります。
我が家の場合、選ぶべきは「②体重が減った子用」。
これだけは間違えないように、栄養面や安全面など「飼い主的合格フード」だけをチョイス。
フード選びの難しさを痛感。体重は減るばかり…
ところが一向にウンチは安定せず、体重も減るばかり。
気づけば9kgあった体重が7.5kgまで減ってしまいました。
下痢ってほんとうに恐ろしくて、とんでもないスピードで体重が減っていくのです…。
そして5種類目のフードを試し終えた時点で、「ダメかもしれない…」と目の前が真っ暗になりました。
※お湯でふやかしたり、手作りにチャレンジしても解決しませんでした
13歳の夏:下半身の被毛が抜けた…病院でも原因はわからず

後ろ足から被毛が抜け始めた。
なかでも「まし」だったドッグフードを与え続けること数ヶ月。
ましとはいえ、便は不安定でトイレットペーパーで掴めないし、ニオイもきつい。
気づけば立ち上がる頻度が減り、毎日お散歩へ行く元気もなくなりました。
ひとことでいえば「活力がない」感じ。
運動量が減ったことで筋力も落ち、あっという間に「棒」のような細い足になったのでした…。

下半身の毛が抜けてピンク色になっていた…。
さらに後ろ足から背中にかけての被毛が抜け落ち、お肌が丸見え状態。
原因はハッキリしていて、体内に栄養が届いていないから。
それが全身に現れているのが目に見えてわかりました。
「病名」をもらうことで、安心したかったけど…

病院の駐車場にて。立っているので精一杯だった。
13歳になってから何度も病院へ行っていましたが、原因は不明。
ところが被毛も抜け始めたことから、何か原因があるはずだと病院を変えて検査を受けてみることに。
糖尿病かクッシング症候群か…病気なら、薬や通院をすれば少しは良くなるはず。
そんな思いで2時間の検査を受けたところ、やはり結果は異常なし。
先生もギリギリまで頭を抱えて粘ってくれましたが、「年齢ですね…」という答えに。
薬ももらわず最後に爪切りだけをお願いし、愕然と帰ったのでした…。
シニア犬の一日はとっても長い
ただでさえシニア犬の一日は長いのに、弱っていると分単位で症状が変わります。
10分のお留守番でも怖いほど目が離せない状況がつづき、毎日夫婦代わりばんこで様子を見ていました。
決して口には出さなかったけれど「年を越せないだろう…」夫婦お互いにそう思っていたと思います。
13歳の秋:ひと筋の光。「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品が届く
愛ブヒ13歳、2023年の秋。
長年開発を進めてきたフレブル専用フード「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品ができたと連絡がありました。
試食品といっても、中身は99%完成形(パッケージは未完成)。
「THE fu-do(ザ・フード)」はパピーからシニア犬まで食べられるので、わらにもすがる思いで試してみることに。
1ヶ月後に、便が安定! まさに半年ぶりの感覚!
愛ブヒは何でも食べるので(笑)、食いつきは問題なし。
2週間かけて少しずつフードを切り替え、とくに便に注目しながらチェックしていくことに。
そして、完全に「THE fu-do(ザ・フード)」に切り替えて1ヶ月が経ったころ。
今までトイレットペーパーでつかめなかった便が、「余裕でつかめる」硬さになったのです。
そのウンチを見ながら夫婦で拍手、ジャンプして歓喜。
「ウンチは健康のシグナル」だと痛感していたので、それくらい嬉しい出来事でした。
気づけば愛ブヒは無事14歳になり、いっしょに新年を迎えることができたのです!
14歳:立ち上がる回数が増え、お散歩も行くように!

貸切ドッグランでのびのび歩き始めた。
あれから「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけ、14歳になった愛ブヒ。
便の硬さもバッチリどころかニオイも和らぎ、14歳にして「理想のウンチ」をゲット。
『便が安定している=栄養が行き届いている』ということ。
つまりこの状態をキープできれば、栄養が細部まで届き、筋肉も被毛もお肌も良い方向へ向かうはず。
シニア犬は代謝が悪い。
栄養が行き渡るまで時間がかかるはず。
焦るな、焦るな。
そう言い聞かせ、まずは「良いウンチをキープする」ことを一番に考え、焦らないことを心がけました。
1年後…はっきりと見えた希望の光。 
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べて始めて、1年ほど経ったころでしょうか。
立ち上がる頻度が増え、家の中をよく歩くようになったのです。
お散歩の回数を増やすことにも成功し、運動量が増えたことも相まって、足腰に力が入るようになりました。
少しずつ体重も増え、まさに活力がみなぎっている感じ。
13歳で体調を崩したときは、15歳を迎えるなんて夢のまた夢だと思っていた私たち夫婦。
そして…2024年12月28日。

15歳の誕生日は家族みんなでお祝い!
愛ブヒ15歳の誕生日を、家族みんなで迎えることができたのです!
これは我が家にとっては奇跡そのもの…涙を流さずにはいられませんでした。
15歳:ハゲハゲの被毛がふわふわに!栄養が届き、今が一番いい状態!

つい最近の愛ブヒ。下半身の被毛に注目!
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけて一年半が経ったころ。
もうひとつ驚いたことがあります。
なんと、被毛が抜けてツルツルだった下半身に、新しい毛が生えはじめたのです!
きっと皮膚の健康をキープできていたからだと思います。
これには飼い主もビックリ。
今では全身にパピーみたいなふわふわの被毛が生えていて、「コグマちゃん」と呼んでいます(笑)。

眠る顔も穏やかになりました。
毛で覆われたせいか、がっしりしたようにも見えます。
7.5kgまで減った体重は、8.5kgまで増えてキープ中!
※一度9kgまで増やしましたが、少し重かったようで8.5kgまで減らしキープするようにしています
シニア犬の代謝は「一年以上」を目安に、焦らないこと

最近の愛ブヒ。今だに成犬と同じ量を食べます!
13歳の頃から比べると、15歳になった今の方が圧倒的に調子がいい愛ブヒ。
食事の影響がどれくらい大きいのか。
フードで命を失いかけ、反対にフードで光がさした経験をしたからこそ、痛感しています。

1粒も残さずモリモリ食べます!
そしてシニア犬たちは、想像以上に栄養が行き届くまで時間がかかることもわかりました。
参考までに、愛ブヒが「THE fu-do(ザ・フード)」にしてからの軌跡をまとめておきます。
【一ヶ月後】便が安定し始めた(以降、ずっと便は安定)
【半年後】立ち上がる回数が増え、お散歩でよく歩くようになった
【一年後】抜け毛が目立ちにくくなってきた
【一年半後】全身ふわふわの被毛に
今年16歳!ドライブも旅行も楽しんでいます!

最近の愛ブヒ。苦手なカメラを睨む余裕も(笑)
二年前に体調を崩してから、通院以外の車移動を避けてきた我が家。
大好きな旅行やお出かけも控え、とにかく負担をかけない生活をおくってきました。
ところが15歳になった今、車移動も問題なくこなし、またドライブや旅行を楽しんでいます!

先日のドライブにて。安心して爆睡中!
愛ブヒはもともと車が大好きで、お散歩で外に出ると真っ先に駐車場に向かっていたほど(笑)。
そんな愛ブヒは、今年で16歳の誕生日を迎えます。
年齢がすべてではないけれど、やっぱり家族みんなで誕生日を祝う瞬間は、何にも変え難い喜びがあります。
これからも焦らず、過度な期待はせず。
共にのんびりした「フレブルライフ」をおくっていこうと思います。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【ドッグフードの闇を暴く】フレンチブルドッグに本当におすすめの食事とは?
私たちが「フレブルライフ」をスタートして8年。雑誌「BUHI」も含めると、約20年フレンチブルドッグに関する情報だけをお届けしてきました。
そしてフレンチブルドッグを知れば知るほど、犬種によってかかりやすい病気や性格、運動量が異なることを痛感しています。
犬によってカラダもライフスタイルも大きく違う! なのに…日本のドッグフードは「全犬種同じ」ものが売られているのです。
しかも日本はペット「後進国」。フードにおいては、闇深い点がたくさんあります。
今回はフレブルライフ読者の皆さまだけに、ドッグフードの闇や矛盾を伝えさせてください。
もちろん最後には解決策もお伝えしていますので、どうかご安心を!
-
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE -
【スペシャル対談】愛犬の旅立ちと供養。霊感がない人も「愛犬の成仏」を知る方法!?【シークエンスはやとも×PELI】
愛犬の旅立ちは、誰もが目を背けたくなるもの。けれど事前に知っておくこと、考えておくことで、救われることがたくさんあります。
今回は、お盆スペシャル企画。世間が認めるほどの霊視能力をもつお笑い芸人「シークエンスはやとも」さんに、愛犬の旅立ちや供養についてインタビュー。
インタビュアー兼対談相手は、大の犬好きで心霊分野の知識にも長けているPELIさん。
「愛犬が旅立ったあと、ベッドやおもちゃはどうすればいい?」「お骨はどうするべき?」「お花やお線香は喜んでくれる?」
さらには、霊感がない人でも愛犬が成仏したことを知る方法まで。
お笑い芸人だからこそ暗くなりすぎない、むしろ心がスッと軽くなる。
永久保存版のスペシャル対談です!
対談 -
諦めかけた命。あれから2年、フードを変えたら15歳の今もお散歩大好きなフレンチブルドッグに!
今日は15歳の愛ブヒと暮らす、編集メンバーの実体験。
愛ブヒは二年前からすべてのフードが合わなくなり体重が激減。検査をしても異常はなく「年齢のせいですね…」と言われてしまいました。
もう諦めるしかないのかな…そんなとき、我が家に届いたのが「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品でした。
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけて二年、愛ブヒは15歳になり、今も元気にお散歩をしています。
今回は、二年前の絶望から今までを包み隠さず、時系列でお話しさせていただきます。
-
【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。