2018年2月2日3,632 View

フレブルの健康ライフをサポートするには?〜予防の大切さとセカンドオピニオン〜

特徴的な短いお鼻をフガフガさせて駆け回るフレンチブルドッグは、一見頑丈そうに見えて実はとってもデリケートな犬種。そのため普段から動物病院に通う機会も多く、フード選びから病気予防にサプリメントまで、多くのオーナーがいかに愛ブヒの一生が長く健康なものになるかを気にかけています。大好きな、そして何よりも大切な愛犬にはできるだけ元気で長生きしてほしいというのはすべてのオーナーの願いですが、そのために必要なライフサポートケアについて考えてみませんか?

フレブルのためのライフサポートって?

フレンチブルドッグ健康

GoDog Photo/shutterstock

「ライフサポート」、人間界ではわりと耳にするキーワードであるこの言葉。直訳すれば「生きるための手助け」というような意味ですが、そもそもフレンチブルドッグをはじめ、ワンコという動物が人間の手助けなしに生きることは非常に難しいのが今の世の中です。

 

現代日本において、犬というのはヒトのパートナーとして過ごすために繁殖されている動物であり、野良犬や野犬だってそもそもは本来誰かの愛犬として飼われる運命にあったワンコの子孫。

 

実際に犬と同じくらい身近な猫と比較してみても、野良として生きている個体の数には圧倒的な差があるのではないでしょうか。

 

そんなワンコの中でも、とりわけ人間が手を掛ける必要がある犬種というのがありますが、我らがフレンチブルドッグはその代表的存在なのかもしれません。

 

その理由には、私たち人間がより個性的な犬を、より愛くるしい犬をと、交配を繰り返して誕生した犬種だという背景があり、ゆえにその過程で体の様々な部分に負担をかけてしまうことになりました。

 

フレブルが持つ愛すべき短い鼻や丸ぽちゃのその体躯の影には、生まれながらの弱点を多く抱え持っているのです。この弱点の多さは犬の原種に近いとされている柴犬やビーグルなどと比べるとより顕著で、それってズバリ、犬としては手が掛かるってこと。

 

でも、それを考慮して余りあるほどの魅力を持つのがフレブルの味であり、私たちを魅了する大きな理由でもありますよね。つまり、ブヒにとってのライフサポートとは、フレンチブルドッグの特性を知り、弱点をカバーして日々の健康を手助けすることに他ならないのです。

 

予防ケアとサプリメント

フレンチブルドッグ健康

DEALORY/shutterstock

病気になってからではなく、ならないために対策をする。これは健康に過ごすための基本ですが、フレブルをはじめとするワンコの予防ケアの代表的なものがフィラリア予防と狂犬病ではないでしょうか。

 

狂犬病は年に1度の予防接種が義務付けられているものの、フィラリアのケアは暮らす地域によって様々。

 

一般的には蚊が発生する5月から11月までの期間でフィラリア薬を与えるように指導している動物病院が多いものの、オーナーの中には通年投与している人も。

 

例えば都心では暖かな地下で越冬する蚊がいるのでその対策として、また温暖な地域では蚊が活動する期間が長いので念のため年中薬を飲ませているというケースも多数。

 

最近ではノミ・ダニのケアとフィラリア対策が同時に行える薬が主流となってきたこともあり、日頃からドッグランやドッグカフェといったワンコが集まる場に出かける頻度が高いワンコは通年ケアをしていることが多いようです。

 

また、人間と同様、最近は犬用サプリメントの種類もかなり豊富。とはいえ、サプリメントはあくまでも健康補助食品なので、人間の場合と同じく飲んだからといってすぐに効果が目に見えるものではありません。

 

もちろん何らかの効果を期待して飲ませるわけですが、与える側の私たちが過度な期待をしすぎないことも大切。また、与える前にサプリに含まれている成分を調べ、もし不安ならその成分を掛かりつけの動物病院の先生に見せて飲ませて大丈夫かを確認しておくと安心です。

 

実際にペット用サプリメントはドッグフードでは摂取できにくい成分を補うという役割のものが多いので、手作りトッピングなどで工夫することによって摂取できる成分であることも少なくはないのです。

 

愛しのフレブルにセカンドオピニオンを

フレンチブルドッグ健康

Angyalosi Beata/shutterstock

病院にお世話になる頻度が高いフレンチブルドッグは掛かりつけ医院を必ず作っておくべきですが、もうひとつ、セカンドピニオンを仰げる病院を持つこと。

 

セカンドオピニオンとは最初に診断を受けた医師の他に、別の医師にも診断を仰いで意見を聞くことを言いますが、ワンコにだってこの方法はとても有効。特に言葉でのコミュニケーションができないワンコの場合、その犬種の特徴をよく知る医師に判断を仰ぐことが重要です。

 

例えば愛ブヒが大きな病気になったとして、その治療方針についてどんな選択肢があるのか、どの方法が愛ブヒにとって負担の少ないものなのか。これはブヒに代わってアナタが判断し決定すること。だからこそアナタが納得できる方法である必要があり、そのための選択肢は多いに越したことはないのです。

 

また、病気によってはより専門的な知識や技術を持つ医師への紹介が必要になるケースもあります。いずれにせよ、病院を選ぶ基準は「アナタがちゃんと納得できる説明を行ってくれるかどうか」。

 

愛ブヒにより良い治療をと願うなら、日頃から動物病院のリサーチをしておきましょう。リサーチの仕方には、ワクチン接種などの予防ケアの際に新規の病院へ行って雰囲気や対応をチェックするほか、同エリアに住むブヒや鼻ぺちゃ系ワンコのオーナーにオススメの病院を聞くといった方法も。

 

人間と同様動物病院にも得意分野があり、関節系ならここ、アレルギーケアはここといったように、症状によって通い分けるのもオススメです。

 

おわりに

フレンチブルドッグ健康

Angyalosi Beata/shutterstock

フレンチブルドッグに必要なケアは色々ありますが、一般的なケア以外にもオーナーだからこそわかる「うちの子にとって必要なケア」って必ずありますよね。そういった「我が子ケア」こそがアナタのブヒにとっての“ライフサポート”。

 

それは身体的なことかもしれないし、もっと構ってあげたり遊んであげたりといった精神的なケアかもしれません。そのどちらにせよ、アナタの愛犬の一生はアナタの手の中にあることを忘れないで。

 

アナタと愛ブヒができるだけ長く幸せな時間を共有できるよう、早速今日から部費のライフサポートを考えて見てくださいね。

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