老化は悲しいことじゃない!年齢と共に“進化”するペットとの暮らし方[特集:ミドルシニアLIFE]
パピーの頃からミドルシニア年齢になるまでの期間、そしてミドルシニアからシニアになるまでの過程で、彼らフレブルは日々様々なことを吸収しどんどん変化していきます。できることが増え互いに意思の疎通が容易に図れるようになってくる一方で、年齢を重ねたことでできなくなることもまた同様に増えるのかもしれませんね。けれどそれは彼らの成長で、変化も含めて大切な相棒。愛ブヒが年を取ることに対し、どこかで“別れの日”が近づくように感じてネガティブに捉える人もいるけれど、FRENCH BULLDOG LIFEは思うのです。変化は進化である、と。
それはまるで、お気に入りのライダースのように。
人間界では年を重ねた姿を「劣化」なんて酷い言い方をする人がいるけれど、年齢とともに体や心が変化するのは当然のこと。
若い時よりも余裕ができて内面的にも成熟し、少し丸くなった体のラインさえ愛すべき変化。
それはフレブルだって同じで、青年期のような活発さや体力は影を潜めたとしても、オーナーに寄り添う力や知力、共感力は年齢とともに向上するのです。
例えばライダースジャケットをイメージしてみて。
最初に手に入れたときは革が固くて着心地が悪いけれど、手入れをしながら長年袖を通しているうちに、体に馴染んでなんとも言えない着心地になりますよね。
それは、ともに過ごす時間、寄り添う機会が多いほどに自分だけのオンリーワンになっていくということ。
自分のシルエットになったライダースを着こなせるのはアナタだけで、経年変化を経てこそ唯一無二となるのです。
もちろんライダースとフレブルは違うけれど、ともに過ごす時間と比例して私たちの絆は太く強固になり、ちょっとした表情の違いで何を考えているのか、そして体調までも読み取れるようになるのです。
だから変化を怖がる必要なんてなく、できなくなったことを数えるよりできることを数える方がずっと素敵。
そうは思いませんか?
戸惑いもいつしか日常になる。
今までは走り回って遊んだドッグラン。
ある日からだんだん興味を失い、他の犬と遊ぶより日向ぼっこが好きになった、なんてよくある話。
それは愛ブヒが自分時間を楽しめるようになった、つまり大人になった証でもあり、興味や楽しみの対象が変化したことのサインでもあります。
そんなとき、私たちはつい「年老いてしまったのかな」と戸惑い悲しんだりするけれど、私たちが通った小学校の校庭を見て「こんなに狭かったんだ」と感じるようなものかもしれませんね。
いつかみんな大人になり、大人になったからこその気づきを得るのです。
その気づきこそが成長で、それは決して悲しむことじゃない。
緩やかに年齢を重ね変化する愛ブヒの体と心をまるっと受け止め、変わらず愛を注ぐこと。
同じように私たちも年を重ねていくのだから、歩調を合わせ並んで成長していこうではありませんか。
そしてその変化は、いつしか日常になるのです。
若い頃は散歩中に花を見る余裕なんてなかったのが、今は満開の桜の下で立ち止まり一緒に花を見上げられるようになるなど、1日のうちに幾つかの小休止を挟むことが増えるかも。
そういえば音楽には休符があるけれど、休符があるからこそ音に流れや抑揚が生まれメロディーが豊かになりますよね。
年齢を重ねたフレブルとの日々は、いわば休符の余韻を効かせた音楽のようなもの。
もしアナタと愛ブヒの日々が音楽だとしたら、年齢とともにその音はより豊かでエモーショナルになるのです。
堂々と変化を受け入れ、愛する。
変化は進化だ、冒頭でそう言いました。
進化って生き物が生息する環境に適合するよう、より優れたものになることでもあります。
まっさらだったパピーがオーナーさんとの暮らしの中で、それぞれのオーナーさん色に染まりながら成長する。
そして時間とともにすっかり「うちの子」になっていく。
これってやっぱり進化ではないでしょうか。
もちろん変化は良いことばかりではないけれど、それが健康面の問題ならば予防という方法で抗いながら、うまくエイジングとアンチエイジングをフレブルライフに取り入れること。
そのバランスを取りながら、日々変わっていくという事実を受け入れる。
これができればミドルシニアのその先に素敵なシニアライフが待っているように思うのです。
数年先に、お互いに年を取ったねと笑い合いながら日向で向かい合うアナタとブヒ。
そこには長年の変化をともに乗り越え支えあってきたからこその穏やかな時間があるはず。
だからね、変化に怯えないこと。
季節が移ろうから四季折々の美しい景色が見られるように、変化することは新しい何かを発見することでもあるんです。
おわりに
加齢、老化。
なんだか嫌な言葉だけれど、こと愛ブヒの年齢に対してはより敏感になるというオーナーさんは少なくありません。
それはきっと別れまでの年月を意識してのことなのでしょう。
しかしアナタのそばで日々成長という名の進化を遂げる相棒との日々を楽しむことができれば、それが『最高のフレンチブルドッグライフ』なんです。
文/横田愛子
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【ロッチ出演決定!】フレブルLIVE「11/9(土)」の司会はフレブルラバーのロッチ!
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
一日目は愛ブヒとファミリーが主役になる、参加型コンテンツ。
二日目はアーティストを呼んで、史上初の愛ブヒと楽しめる音楽フェスを開催。
2daysで大きく内容が異なるのも「フレブルLIVE」の魅力です。
そして…今年の司会は、待望の「ロッチ」が登場!
みなさん! ついにロッチのお二人が「フレブルLIVE」にやってきます!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。