老化は悲しいことじゃない!年齢と共に“進化”するペットとの暮らし方[特集:ミドルシニアLIFE]
パピーの頃からミドルシニア年齢になるまでの期間、そしてミドルシニアからシニアになるまでの過程で、彼らフレブルは日々様々なことを吸収しどんどん変化していきます。できることが増え互いに意思の疎通が容易に図れるようになってくる一方で、年齢を重ねたことでできなくなることもまた同様に増えるのかもしれませんね。けれどそれは彼らの成長で、変化も含めて大切な相棒。愛ブヒが年を取ることに対し、どこかで“別れの日”が近づくように感じてネガティブに捉える人もいるけれど、FRENCH BULLDOG LIFEは思うのです。変化は進化である、と。

それはまるで、お気に入りのライダースのように。

KarinR/shutterstock
人間界では年を重ねた姿を「劣化」なんて酷い言い方をする人がいるけれど、年齢とともに体や心が変化するのは当然のこと。
若い時よりも余裕ができて内面的にも成熟し、少し丸くなった体のラインさえ愛すべき変化。
それはフレブルだって同じで、青年期のような活発さや体力は影を潜めたとしても、オーナーに寄り添う力や知力、共感力は年齢とともに向上するのです。

bozsja/shutterstock
例えばライダースジャケットをイメージしてみて。
最初に手に入れたときは革が固くて着心地が悪いけれど、手入れをしながら長年袖を通しているうちに、体に馴染んでなんとも言えない着心地になりますよね。
それは、ともに過ごす時間、寄り添う機会が多いほどに自分だけのオンリーワンになっていくということ。

Jenny Sturm/shutterstock
自分のシルエットになったライダースを着こなせるのはアナタだけで、経年変化を経てこそ唯一無二となるのです。
もちろんライダースとフレブルは違うけれど、ともに過ごす時間と比例して私たちの絆は太く強固になり、ちょっとした表情の違いで何を考えているのか、そして体調までも読み取れるようになるのです。

Ericaaa/shutterstock
だから変化を怖がる必要なんてなく、できなくなったことを数えるよりできることを数える方がずっと素敵。
そうは思いませんか?
戸惑いもいつしか日常になる。

studio hoto/shutterstock
今までは走り回って遊んだドッグラン。
ある日からだんだん興味を失い、他の犬と遊ぶより日向ぼっこが好きになった、なんてよくある話。
それは愛ブヒが自分時間を楽しめるようになった、つまり大人になった証でもあり、興味や楽しみの対象が変化したことのサインでもあります。

golfyinterlude/shutterstock
そんなとき、私たちはつい「年老いてしまったのかな」と戸惑い悲しんだりするけれど、私たちが通った小学校の校庭を見て「こんなに狭かったんだ」と感じるようなものかもしれませんね。
いつかみんな大人になり、大人になったからこその気づきを得るのです。
その気づきこそが成長で、それは決して悲しむことじゃない。

Sbolotova/shutterstock
緩やかに年齢を重ね変化する愛ブヒの体と心をまるっと受け止め、変わらず愛を注ぐこと。
同じように私たちも年を重ねていくのだから、歩調を合わせ並んで成長していこうではありませんか。
そしてその変化は、いつしか日常になるのです。

giuseppelombardo/shutterstock
若い頃は散歩中に花を見る余裕なんてなかったのが、今は満開の桜の下で立ち止まり一緒に花を見上げられるようになるなど、1日のうちに幾つかの小休止を挟むことが増えるかも。
そういえば音楽には休符があるけれど、休符があるからこそ音に流れや抑揚が生まれメロディーが豊かになりますよね。

Tienuskin/shutterstock
年齢を重ねたフレブルとの日々は、いわば休符の余韻を効かせた音楽のようなもの。
もしアナタと愛ブヒの日々が音楽だとしたら、年齢とともにその音はより豊かでエモーショナルになるのです。
堂々と変化を受け入れ、愛する。

PortPhon/shutterstock
変化は進化だ、冒頭でそう言いました。
進化って生き物が生息する環境に適合するよう、より優れたものになることでもあります。
まっさらだったパピーがオーナーさんとの暮らしの中で、それぞれのオーナーさん色に染まりながら成長する。
そして時間とともにすっかり「うちの子」になっていく。

PortPhon/shutterstock
これってやっぱり進化ではないでしょうか。
もちろん変化は良いことばかりではないけれど、それが健康面の問題ならば予防という方法で抗いながら、うまくエイジングとアンチエイジングをフレブルライフに取り入れること。
そのバランスを取りながら、日々変わっていくという事実を受け入れる。
これができればミドルシニアのその先に素敵なシニアライフが待っているように思うのです。

Tienuskin/shutterstock
数年先に、お互いに年を取ったねと笑い合いながら日向で向かい合うアナタとブヒ。
そこには長年の変化をともに乗り越え支えあってきたからこその穏やかな時間があるはず。
だからね、変化に怯えないこと。

sanjagrujic/shutterstock
季節が移ろうから四季折々の美しい景色が見られるように、変化することは新しい何かを発見することでもあるんです。
おわりに

Zek Jim/shutterstock
加齢、老化。
なんだか嫌な言葉だけれど、こと愛ブヒの年齢に対してはより敏感になるというオーナーさんは少なくありません。
それはきっと別れまでの年月を意識してのことなのでしょう。

Gryllus M/shutterstock
しかしアナタのそばで日々成長という名の進化を遂げる相棒との日々を楽しむことができれば、それが『最高のフレンチブルドッグライフ』なんです。
文/横田愛子
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