2017年12月17日15,854 View

愛犬と仲良しなら出来ること【5選】あなたとフレブルの関係は大丈夫?

愛犬は、本当に自分を信頼してくれているのか、自分と暮らしていて幸せなのか…そんなことを考えてしまうこと、ありませんか?

「あなたとこんなことができていれば、愛犬はあなたと幸せに暮らしているかも!」がわかるような項目を、プロドッグトレーナーから5つご紹介します。

(執筆:大久保羽純)

1.一緒に遊ぶことが出来る

フレンチブルドッグ信頼

hurricanehank/shutterstock

フレンチブルドッグが大好きなこと、その一つが「遊ぶこと」です。ときに興奮して暴走してしまうこともあるけれど、はちきれんばかりの可愛いBODYに詰め込まれた、莫大なエネルギーを、遊ぶことによって発散してあげましょう。

遊びは運動の意味合いだけでなく、愛ブヒとオーナーさんの心と心をつなぐ重要な役割があります。集団行動をし、群れで狩りをする犬たちは、一緒に冒険や遊びをすることが大好き!オモチャの引っ張りっ子や、オーナーさんとの追いかけっこなど、共同作業を通して愛ブヒとあなたの愛を深めることが出来ます。

「遊びは技術!」とドッグトレーナーは言います。愛ブヒが遊ばないのは、オーナーさんの遊ぶ技術がまだまだだから。遊ばない犬はいません。愛ブヒが喜ぶような遊び方を身につけられたら、もうあなたに愛ブヒはメロメロです!

 

2.一緒にいる時、リラックスして体がゆるゆる~になっている

フレンチブルドッグ信頼

Job Narinnate/shutterstock

あくせく動いていたり、走り回っている犬を見ると、まるで喜んでいるようにみえることがありますが、実際はただ興奮しているだけのこともあります。あなたに信頼を寄せている愛ブヒであれば、興奮状態の時だけではなく、「体がとろけそうなほどゆるゆる」な時間に出会えるはず。

 

油断しきったその姿を見せてくれるということは、その環境と、そこにいるあなたを信頼している証拠です。リラックスした、ゆるブヒ姿を見れるのも、信頼されているオーナーさんの特権ですね。

 

3.愛ブヒの表情を見て、好きか嫌いかがわかる

フレンチブルドッグ信頼

Viva_Viktoriia/shutterstock

信頼されているオーナーさんは、愛ブヒが出会った物や人や犬に対する好き嫌いが、瞬時にわかるはず。例えば、あげたオヤツがイマイチだったときの顔や、通りすがりに見かけた犬が好きなタイプだったときの顔など、あなたはどれくらい見抜くことができますか?

ちょっとした表情の変化や、体全体の筋肉の力の入り具合や傾きや仕草で、心の中を手に取るように分かったら、あなたは信頼されるオーナーさんです。私達人間も、自分の気持ちをわかってくれる人、理解してくれる人のことは安心できますし、信頼しますよね。

それ以外にもフレブルは体調の変化を、かゆい、痛い、だるい、ねむい、おなかがすいた、お水欲しい、おトイレに行きたい…など、たくさんの気持ちで表現しています。

日本語が話せないフレブルたちですが、オーナーさんがフレブル語を聞き取れるようになったら良いわけです。家族の共通言語がフレブル語になれば、愛ブヒも安心して暮らせますね。

 

4.嫌いなことに出くわした時、助けてあげることが出来る

フレンチブルドッグ信頼

Job Narinnate/shutterstock

例えば「かわいいですね~!」と、なでようと近づいてきた人に対して、愛ブヒが喜んでいるか嫌だなと思っているか、その場で見抜くことが出来るでしょうか?見抜いた上で重要なのは、もし嫌だと思っていたら、相手の方には触ることをご遠慮いただくということです。

他の例としては、好きじゃない犬がドッグランに入ってきて、愛ブヒが嫌そうな顔をしたら、さっさとドッグランを出て他の場所で遊ぶとか、工事現場のそばを通ろうとして騒音が嫌そうだったら他の道に変えてあげるなどして、愛ブヒを嫌な状況から助けてあげることが出来ますよね。

 

オーナーさんだからって、愛ブヒが嫌だなと思っていることを無理やりしてしまっては、信頼が減ってしまいます。嫌だなと思うことをそのまま受け流してしまうのももちろんNG。あなたが嫌なことをする場合だけでなく、嫌なシチュエーションに居合わせてしまった時点で、あなたへの評価も下がってしまうのです。

 

5.体のどこを触っても気持ちいい~♡

フレンチブルドッグ信頼

Welshea Photography/shutterstock

一生一緒に暮らすためには、体のどこでも触れることが何よりも重要です。医療を受けさせるにしても、お洋服を着るにしても、イチャイチャするにしても、触れない部分があることは、オーナーさんにも愛ブヒにとっても損しかありません。薬を塗ってあげたいのに触らせてくれない…となってしまっては、愛ブヒの寿命を縮めてしまう可能性もあります。

 

なにより、体を気持ちよく触ってあげることで、お互いのとても幸せなコミュニケーションになり、信頼関係も築けるというのに、それを逃すのは勿体無いです。

 

触られるのが苦手な部分があれば触り方や強さを変えてみたり、大好きなオヤツをあげながら触る練習をするなど、ちょっとずつ慣らしていってくださいね。世界中でまずオーナーさんだけでも、体中のどこでも触れることが、信頼関係の出来たチームの証拠です。

 

おわりに

フレンチブルドッグ信頼

hedgehog94/shutterstock

みなさんどうだったでしょうか?5つ中、いくつ当てはまりましたか?出来ないものがあった方、諦める必要はありません。信頼関係づくりの第一歩は、自分たちの信頼関係を改めて見つめ直すところから。

 

一生をともに過ごすパートナーだからこそ、弱点も一緒に楽しく乗り越えて、最高の家族になっていきましょう!

 

人間関係もそうですが、出会ったその日に信頼が生まれるのではありませんよね。信頼はよく“貯金”に例えられます。一緒に時間を過ごす中で、自分にとって相手が安心・安全な存在だと感じるたびに、信頼の貯金がゆっくりゆっくり溜まっていきます。その溜まった結果が、愛と言い換えられるのかもしれません。

 

信頼貯金が貯まらずに残高0のままではいけませんし、嫌なことばかりしてしまって信頼貯金が借金になってしまうなんてもってのほか!信頼貯金をたっぷりためて、どんなことにも負けない世界一の家族になっていきたいですね。

 

大久保羽純

フレンチブルドッグ分離不安

PERRO株式会社 代表取締役 

米国CCPDT認定CPDT-KAライセンス所持プロドッグトレーナー

 

日本とニュージーランドでトレーニングを学び、現在は東京で「Happy Dog Training for LOVE & PEACE」をモットーに、犬と人の心をつなぐレッスンを広めている。しつけ方教室を始め、イベント開催、企業のコンサルティング、行政からの講演依頼、保護活動への協力、東京都動物愛護推進員など、日々犬と人の生活を楽しいものにする活動を行っている。

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