2024年1月19日1,057 View

【オーナー向け】犬の長距離移動の手段のベストはこれ。

1月2日の夕方、おとそ気分ど真ん中の日本を震撼させた羽田空港でのJAL旅客機の炎上事故。奇跡的に乗客は全員脱出できたものの、乗客が預けていたペット2頭が犠牲になったことで、著名人をも巻き込みSNSを中心に様々な論争が巻き起こりました。我らがフレンチブルドッグたち短頭種は呼吸器系の問題で輸送環境の影響を受けやすいことから、そもそも飛行機への搭乗受け入れ自体がNG。ですが、飛行機に乗らなくとも帰省や旅行で一緒に移動をすることはよくあること。その場合、どんな移動手段が一番フレブルにとって快適なのかを考えてみたいと思います。

やはりベストはマイカー移動

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Pushish Images/shutterstoc

 

筆者もそうですが、愛ブヒとどこかに出かける場合真っ先に選択肢に上がるのはマイカーでしょう。

 

自分や家族が運転する自家用車なら、愛ブヒの体調やトイレのタイミングなどに合わせて自由に休憩を取れ、他の乗客に気兼ねすることなく移動ができるから。

 

もし粗相などで車内が汚れても掃除をすれば大丈夫という安心感もあり、愛ブヒにしても乗り慣れた空間での移動ならストレスも少ないはず。

 

ただ普段車を必要としない都市部に住んでいる人などは、自家用車を所有していない人もいるでしょう。

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Andreea Mihaela Rosca/shutterstock

 

そんな場合、愛車に次いでおすすめなのがレンタカーです。

 

数年前まではペットを同乗させられるレンタカー会社はほぼありませんでしたが、昨今は大手レンタカー会社を中心にペット同乗OKの会社が増えています(現時点での筆者調べだと、トヨタレンタカー、日産レンタカー、日本レンタカー、タイムズレンタカー、オリックスカーシェア、JRエキレンタカー、Jネットレンタカー、バジェットレンタカー、ニコニコレンタカー)。

 

各社とも同乗できるのは犬または猫で事前予約が必須、指定サイズのケージに入れて車内では後部座席または床にケージを置く、ベット同乗料金が必要、といった基本ルールがありますが、自家用車にしてもレンタカーにしても、車移動の最大のメリットは「好きなタイミングで休憩が取れる」こと。

 

移動に要する時間によっては複数回トイレ休憩やお水休憩、ご飯休憩が必要になるため、自由に休憩できると愛ブヒの負担はかなり軽減できます。

 

また、最近はドッグランや犬用トイレを完備している高速道路のサービスエリアや道の駅も多いため、愛犬との車移動はかなり快適になっていると言えるでしょう。

 

新幹線やフェリーはどうだろう?

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Miss ProNina/Shutterstock

 

車での移動が難しい距離ってありますよね。

 

そんな場合、新幹線やフェリーを利用することも少なくありません。

 

なお新幹線の場合はペット同乗のルールがJR各社で決まっており、同乗料金は290円(手回り品切符を改札口で購入)、縦・横・高さの合計が120cm以内の動物専用ケースに入れ、ケースと動物を合わせた重さが10kg以内であることが求められます。

 

ケースとペットの重量合計が10kg以内なのでフレブルの場合は結構難しいかもしれませんが、軽量のケースを探すなどの工夫をすればいけなくもなさそう。

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DuxX/Shutterstock

 

愛ブヒが入ったケージは自身で管理する必要があるため座席の足元にケージを置くことになりますが、おすすめは指定席を取って最前列のスペースに余裕がある座席、または各車両の最高列にある荷物スペースに最も近い座席をキープすること。

 

ただし新幹線では目的地に着くまではケージから出すことはできないので、トイレなどは事前に済ませておき、念のためオムツも必須。

 

乗ってしまえば目的地までゆっくりできますが、何しろ他の乗客もいるため、興奮して吠えたりするブヒには不向きかもしれません。

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hedgehog94/Shutterstock

 

一方フェリーですが、最近はかなりペットファーストな印象です。

 

筆者の友人が愛犬2頭を連れて「さんふらわあ」で旅した際は、ペットと同室で過ごせる客室でかなり快適だったそう。

 

一般的なペットルーム(ペットのみを預ける部屋)もあるけれど、ペット同伴OKの客室を用意しているフェリー会社も多いため、本州から九州方面や四国、北海道へ旅行を考えている人には愛車(またはレンタカー)&フェリーが最強かもしれません。

 

預ける、という選択肢も

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Ezzolo/Shutterstock

 

どこにでも愛ブヒと一緒に行きたい。

 

これはフレブルオーナーさんの大半が考えることだと思います。

 

筆者も同じで、旅行に帰省、普段のお出かけも同伴できる場所なら必ず一緒が基本でした。

 

ただ、その代わりに我慢したこともあります。

 

例えば海外や愛車で行くには遠すぎる場所への旅行。

 

これはひとえにペットホテルなどに預けた経験がほぼない超絶甘えん坊の愛ブヒを預けてまで行く必要はないと判断してのことでしたが、生活していると愛犬連れでは行きにくい場所へ出かけなくてはならないケースだってもちろんあると思います。

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Promwat Sintupan/shutterstock

 

そんな時、安心なのは信頼できる人やペットホテルにお願いすること。

 

愛ブヒにとっては、いくらオーナーさんが一緒でも知らない環境に身を置くのはストレス要因のひとつ。

 

特にパピーやシニア犬は環境変化に対応しづらく体調を崩しがちになるため、ホテル併設の動物病院やいつもと同じ環境で過ごせる自宅でのペットシッターによるお世話が安心。

 

その時のために、今からペットシッターさんに慣らしたり、預かり訓練をすることも視野に入れてみてくださいね。

 

おわりに

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Lesya Pogosskaya/shutterstock

 

日本において、フレンチブルドッグは基本的に飛行機はどの航空会社も搭乗不可。

 

そのため空路での移動はまず選択肢から外れますが、愛ブヒと一緒にお出かけする場合は、どの交通手段が一番愛ブヒに負担が少ないかを検討し、場合によっては預けるという選択も検討してみてくださいね。

 

 

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被災地のペットの現状。能登半島地震において飼い主ができること

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