フレブルの冬支度で気をつけたいこと〜冬の熱中症にも要注意〜
寒い日が続きいよいよ季節は冬本番に突入!うだるような暑さの夏も辛いけれど、短毛のフレブルにとってはこれから始まる寒い冬も温度管理に気をつけたいシーズンですよね。SNSには早くもストーブの真正面やコタツの中に陣取っている寒がりブヒの写真が多数アップされているところを見ると、雪の中を喜んで駆け回る犬は確かにいるものの、どうやらブヒたちは寒さがあまり得意ではないようです。そんなブヒのために適した室温や冬場のお洋服選びなど、今回はフレブルのための冬仕度アイデアを中心にご紹介しますね。
外遊びでは着脱しやすい洋服を選ぶ工夫を
多くのブヒにとって、寒さから身を守るお洋服は冬の定番となっています。中には人間顔負けにダウンやコートを着こなすブヒもいて、オーナーにとっても冬は愛ブヒのコーディネートが楽しい季節ではないでしょうか。
もちろん寒さから身を守るために冬用ウエアはとても便利だけれど、気をつけたいのが過剰な厚着!犬の体温は人間よりも高く、平熱は約38℃前後。そのため私たちが肌寒いなと感じるくらいが犬にとっては快適な温度にあたります。
つまり、自分が寒いからといって愛ブヒにも自分と同様の防寒対策をすると、フレブルには暑すぎる〜!なんてことも。実際によく目にするのが、ドッグランやドッグカフェなどで暑そうにガハガハと呼吸したり舌を出しているブヒたち。
自宅から外に連れ出してしばらくの間は厚着でちょうど良くても、散歩や運動をすることで体温が上昇し、厚手のお洋服だと体温がこもって熱中症になってしまう恐れも。
そのため冬のお出かけの際は薄手のTシャツの上に重ねられるタイプのウエアを選んで、ブヒの様子に応じてこまめに着脱してあげることが大切。ハーネスを装着している場合にはアウターを脱がせにくいので、スヌードなどを利用して冷えやすい首元を温め、暑そうなら外してあげるなどの工夫をしてあげてくださいね。
水分をしっかり与えて真冬の熱中症を予防
暖かいお部屋でゴロゴロしているブヒはなんだか小さなおじさんのようで可愛いけれど、実は冬の暖房にも落とし穴が!
よくヒーターやストーブの前、コタツの中を定位置にしているフレブルがいますが、犬は全身が毛で覆われているために熱さに気づきにくく、知らず知らずのうちに熱中症になっているケースがあるのです。
また、夏と比べると水を飲む量が減るのも冬場に熱中症が起きる原因のひとつ。これらを防ぐためには、ストーブなどの暖房器具の周りに囲いを設置して近づき過ぎないようにしたり、フードを水分の多いウェットタイプに変える、野菜の茹で汁などを使ったスープをトッピングするといった策が有効です。
また、室内の設定温度も犬が快適だと感じる18℃から22℃程度にしておくのがオススメ。ちなみに、人間でも暖かい場所からいきなり寒い場所に移動するのは体に負担がかかると言われていますが、それは犬も同様。
なのでお散歩に行く前に暖房している部屋から暖房していない部屋に移動してしばらく過ごさせる、外に出る前にお洋服を着せるなど、急激な温度変化にさらさないようにすることも大切です。
加湿器や専用クリームで乾燥ケアも
冬のガサガサ肌に悩むのは何も人間の女子だけではありません!そう、我らがブヒたちも冬場は皮膚や肉球が乾燥し、ひどい場合だと肉球にひび割れができて痛みが生じることも。
犬の皮膚は人間の約3倍も敏感だと言われていますが、とりわけ皮膚トラブルを抱えるコが多いフレンチブルドッグにとって乾燥対策は必須です。
最近では犬用の肉球クリームやローションも市販されているので、お散歩から帰ったら足裏の汚れを拭き取ってこまめに肉球の保湿ケアをしてあげるほか、外出の際はワンコ用シューズを活用するのもオススメ。
特に雪が積もったり霜が降りる地域で暮らすブヒにとっては、厳しい寒さを直に感じる足先をガードしてあげることが重要です。一方、暖かいお部屋の中では加湿をお忘れなく。
暖房にエアコンを利用している場合は特に乾燥するので加湿器を利用するのがベターですが、ストーブの場合は上にやかんを置いて蒸気を出す昔ながら方法がお手軽です(ただしヤケドには要注意!)。
なお、乾燥すると被毛に静電気が発生しやすくなって毛艶がなくなるので、愛ブヒのビューティーライフのためにも保湿は重要。他にもフードにほんの少しのオリーブオイルを垂らすなど、上質な油そのものを内側から摂取するのも効果的です。
おわりに
保湿に温度管理と、冬のフレブルは夏とはまた違ったケアが必要。私たち人間は寒ければ着て暑ければ脱げるけれど、自分でお着替えができない彼らの体温管理はオーナーの手にかかっています。とはいえ、イルミネーションが輝き街が華やぐこれからの季節はブヒとのお出かけに最高のシーズン♡大好きな相棒と一緒にたくさんウィンターデートを楽しんで思い出をいっぱい作ってくださいね。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【愛ブヒの旅立ちを語る】BUHI編集長小西・FBL編集長チカ・代表ケンタ【鼎談(ていだん)】前編
愛ブヒの旅立ちはとても悲しいけれど、かならず迎えることになる現実です。けれども、その死はたくさんのことを教えてくれます。
わたしたちがそれを受け入れるのならば、あの子の存在はもっと強くなる。
愛ブヒを亡くした三人(BUHI編集長小西秀司・FBL編集長チカ・代表ケンタ)が、その思いを赤裸々に語りました。
虹の橋 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【編集Yの太鼓判はコレ!】留守番中も爆睡!究極の癒しベッドー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #44
全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。
今回は編集Yが、すべてのフレブルが大好きだと確信する極上のドッグベッドをご紹介! 留守番中もぐっすり、埋もれる姿は激カワ、さらに高確率で「へそ天」が見られます!
特集 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【わずか3ヶ月で5万食突破!】フレンチブルドッグ専用「THE fu-do(ザ・フード)」が選ばれる理由。
フレンチブルドッグのためだけに作った総合栄養食「THE fu-do(ザ・フード)」。
販売スタートからわずか3ヶ月で、5万食を突破しました!
私たちにとって、ひとつの集大成ともいえる「THE fu-do(ザ・フード)」。
今回は特徴と、食べつづけた先にどんな未来が待っているのかをご紹介したいと思います!
実際にお試し頂いた50頭のフレンチブルドッグの声もお届けしていますよ。
元気なレジェンドブヒを目指すみなさま、どうかじっくりご一読くださいませ!
ザ・フード
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】We wanna meet FBF! ー編集部が、会いたいキミのもとへ。
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。