フレブルの反抗期は2回くる!上手い対処法
「うっせえんだよババア」とはさすがに言わないけれど、なんでこんなことするのさ? と成長途中の愛ブヒに対して思うことってありませんか? ちゃんとできることをあえてしなかったり、急に頑固になってみたり。今までは素直に多くのことを覚え、親バカだろうけれど「うちの子天才」だなんて思っていたのにって、ため息をついてはいませんか? はい、筆者は現在絶賛ため息をついています。けれども大丈夫。なぜならこれが彼らの反抗期だってことを知っているから。
パピー期の大変さは生後半年後から再びやってくる

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パピーを育てるって思った以上に大変ですよね。
可愛さ満点の我が子ではあるけれど、ある程度のしつけが入るまではそれこそミニサイズの怪獣みたいなもので、パワーも体力もあるフレブルだけにこっちも体力勝負な面があります。
しかし少しずつ成長していく中でできることも増え、その都度我が子の成長を喜ぶと同時にホッとした気持ちに。

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けれどもある時から再び、また手を焼く羽目に陥るのです。
それは年齢にして生後半年から1歳になるまでくらいの頃と、2歳から5歳頃にかけての2回。
これは人間で言うところの反抗期で、1度目はマーキングやヒートが始まる時分、2度目は自分のアイデンティティーが確立されようとしている時期。
反抗期に何が起きるかといえば、言うことを聞かなくなったりわざとトイレ以外の場所で排泄したり、ご飯を拒否する子もいます。
それに要求吠えが強くなったりオモチャを渡してくれなかったり、中にはオーナーさんに対し攻撃的になる場合だってあるんです。

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こういった行動をされることの何が辛いかといえば、今までお利口だった愛ブヒが変わったように感じることや、できていたことをしなくなるというジレンマでしょう。
できていなかったわけではないのに、やらなくなる。
できないのとやらないのでは全然違うから、ついこっちもイライラして怒ってしまうわけです。
けれどもこれは成長するうえでの通過儀礼みたいなもの。
「反抗期なんだね」と理解できれば、穏やかにスルーできるのかもしれません。
対処法は動揺を見せないこと

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フレブルたちは皆お利口なので、教えたことはちゃんと理解しています。
しかしお利口ゆえに、これをやればママやパパは嫌がるだろうということもしっかりわかっているはず。
構ってほしいのに忙しくて構えない時や長めのお留守番であえてトイレ以外におしっこしたりなどは、彼らなりの抗議の印。
こういった抗議が時々なら良いけれど、反抗期の場合はこんな「やめておくれよ」な行動が続くわけです。
では、そんな時にどう対処するのか。

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まずは、怒らないこと。
反抗されるとつい怒ってしまいそうになるけれど、こちらが怒ることでブヒもより反発するため、落ち着いていつも通りの対応をするのが大事。
トイレの失敗が続く場合は、もう一度最初から教えるつもりで再びトイレトレーニングに着手しましょう。
また、無駄吠えや要求吠えに応じると「吠えると要求が通る」と勘違いさせてしまうので無視し、攻撃されそうになっても怯まずに冷静にダメだと諭すこと。
ついこちらも過剰に反応を返しそうになるけれど、そこはぐっと我慢です。

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あ、もちろん反抗しているのを律することなく、甘やかすのも逆効果ですよ。
ただ毅然と落ち着いて、もう一度ゼロからしつけをし直すつもりで向き合いましょう。
とはいえ、一度はしつけも進んだかな? と思うタイミングでの逆戻りにはげっそりするのも事実。
でも人間でも以前で学んだことをもう一度学び直す「学び直し」をするとより深く身につくのと同じで、反抗期をきっかけにブヒも学び直しをすることで、しつけがしっかりと入るのだと前向きに捉えましょう。
反抗期でないケースにこそ要注意

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最近全く指示やコマンドを聞いてくれないけれど、これが反抗期か。と理解することでこちらの気持ちも少し安定するものですが、気をつけたいのが上記のような問題行動を頭ごなしに「反抗期」と決めつけてしまうこと。
フレブルたち犬の反抗期期間は個体差もあればオーナーさんの対処によっても変わってくるけれど、反抗期ではなく愛情不足や運動不足、ストレスが原因だということもあるのです。

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お散歩が足りていなかったり長時間の留守番が続いているなど、思い当たるフシががないかを振り返ってみてください。
体力もあり甘えん坊タイプが多いフレブルたちは、オーナーさんからの十分な愛情やケアがなければストレスを溜めてしまいがち。

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また、反抗期に突然いつものご飯を食べなくなるケースはわりとあり、反抗期であれば食べないのならある程度時間を置いて片付けてしまうなどの方法が効果的だけれど、もしかしたらどこかに病気が潜んでいるのかもしれないし、運動不足でお腹が空かないのかも。
フレブルたちは私たちと同じように感情もあればストレスも溜まる生き物です。
今までできていたことを急にしなくなった時は、まずは体の異変や生活習慣の変化などを見直すこと。
そのうえで反抗期だと確信できるのであれば、こちらも落ち着いて対処することが何より大事なんです。
おわりに

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この記事を書いている最中にも、反抗期に差し掛かった愛ブヒは筆者が履いている靴下を剥ぎ取って逃げてゆきました。
きっと追いかけっこをしたいのだろうけれど、今は遊ぶ時間ではありません。
だから毅然として片足だけ裸足のまま仕事をしているけれど、右足、寒っ!
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