フレブルと暮らして気がついた注意点
先日生後5ヶ月を迎えたヤンチャ盛りのパピーと暮らす筆者。先代ブヒとの経験があるからある程度慣れもあり、2代目の子育てならぬブヒ育てには少しの余裕と自信を持っていたのです。が、しかし! 先代がパピーだったのはもう10年近くも前のこと。いざパピーと暮らしてみると色んなことを思い出し、そうだった、こうだった、うわぁ〜、と冷汗をかきまくっている毎日です。そうなんですよ、パピーって本当に予想の斜め上のことを次々とやらかしちゃう生き物ゆえに、気をつけないといけないことの多さを改めて痛感。パピーはもちろんですが大人ブヒに当てはまることも多いので、みなさんも今一度注意しなくちゃいけないアレコレをおさらいしてみてくださいね。
甘噛み期の事件

ET Drone Home/shutterstock
歯の生え変わり中で現在絶賛甘噛み期の愛ブヒ。
齧るおもちゃに飽きたら筆者の手をかじりにやってくるのですが、うっかり横になっていようものなら髪の毛を噛んでむしろうとしたり、時に耳に攻撃をすることも。
甘噛みのつもりがぎゅっと強く噛んだ時には都度叱り、ブヒ自身も加減を覚えている最中です。
人間への甘噛みは私や夫に対してだけだったので安心していたのですが、その安心が油断となっていたのですね。

Ryanrod/shutterstock
事件が起きたのは先日友人が遊びに来てくれた時のこと。
ご近所さんで頻繁に顔を合わせ撫でてくれる友人に愛ブヒはすっかり懐いているのですが、そんな大好きな友人が遊びに来てテンション爆上がりになったのか、遊んでといわんばかりに飛びついて顔を舐め、その延長線上にあった耳をカプッと噛んだのです。
幸い友人に怪我はなかったものの、友人がつけていたピアスが衝撃でどこかに飛んでしまいました。

sherwood/shutterstock
なお、友人も大の愛犬家。
「うっかりしてた。ピンがついているからもし飲み込んでいたらどうしよう」と耳よりも誤飲を心配し、ふたりで必死で探しました。
ピアスは小粒のものながら1cm程度の針がついています。
キャッチ部分はすぐに見つかったけれど本体は見当たらず…。
探せども出てくるのは埃ばかりで、「外してきたらよかった」と落ち込む友人に、悪いのは我が家の方だと謝る私。
もし耳を傷つけていたらと思うと冷汗どころではなく、飛びつきや甘噛み対策の躾をもっと厳しくしなければと反省した次第です。
友人のピアス、見つかってホッ

Eve Photography/shutterstock
結局その日はピアス本体は行方不明のまま。
汚い話で恐縮ですが、その後は愛ブヒがうんちをするたびに解体してピアスが排出されていないか探す私。
が、翌朝掃除中に玄関の隅から無事見つかり、心底ホッとしました。
ここで気づいたのが、アクセサリーって結構危険だということ。

Irina007/shutterstock
パピーは目につくものに興味津々なので、じゃらっと音がしたり揺れたりするものに興味をそそられるんですよね。
しかもアクセサリーの多くはフレブルが飲み込めるサイズなうえ、ピアスだと針がついています。
今回は何事もなく済んだけれど友人の耳を大きく傷つけていた可能性もあり、もし本当に飲みこんでいたら最悪の場合開腹手術の必要があったかもしれません。

Lesya Pogosskaya/shutterstock
調べてみると犬がピアスなどのアクセサリーを誤飲するケースは多いようで、確かにアクセサリーの類って帰宅してすぐに外し、無意識にフレブルが届く場所とかに置きがちかも、と気づきました。
誤飲の事故は1〜3歳までの幼齢の犬に多いというデータもあるため、アクセに限らず飲み込めそうなものはしっかりと片付け、ブヒが届かないところに置いておくべきですね。
ちなみに犬の誤飲事故が1年で最も多いのが12月だそうで、来客が増えたり大掃除などで犬から目を離す時間が増えるのが要因ではないかといわれています。
パピーに多い剥離骨折

GH Studio/shutterstock
実は筆者の愛ブヒ、骨折しました(現在は経過も良く回復中です)。
脛骨粗面の剥離骨折というもので、膝蓋骨のすぐ下にある骨が剥離するもの。
浮いた骨をピンで固定する手術をしたのですが、原因は多分ソファーからの落下。
多分、というのは、一瞬目を離した隙の出来事だったからです。
それまでソファーに登ろうともしなかったので完全に油断しており、見た時には後ろ足をケンケンしていたので慌てて病院へ駆け込み判明しました。

DiegoGoyeneche/shutterstock
私が目を離したばかりに…と超絶落ち込む筆者でしたが、先生は「成長期の子犬に多い怪我」だと教えてくれ、多くはソファーやベッドからの飛び降りや抱っこ中の落下が原因。
また、愛ブヒほぼ同じ月齢のフレブルが我が家の診察の1週間前に全く同じ怪我で来院し、手術をしたとのこと。
先生曰く「子犬でもそこそこ体重が重いフレブルは、着地や落下の際に足に力がかかりやすいので気をつけてください」と。

Lesya Pogosskaya/shutterstock
手術自体は難しいものではないそうですが、やはり全身麻酔を伴うためリスクは当然あります。
何より、まだ幼い我が子に手術をさせるのはとんでもなく申し訳ない気分でした。
フレブルに限らずですが、愛犬がソファーなどから飛び降りたり抱っこの際に暴れて落下することは珍しくないので、骨が成長中のパピーのうちは特に気をつけてあげてくださいね!
おわりに

Oyls/shutterstock
愛ブヒをさまざまな危険から守りたいのは全オーナーさん共通の思いのはず。
ただ、一緒に過ごすのが日常になると、いつの間にか油断や過信、気の緩みなどが出てしまいます。
一瞬たりとも目を離さないのは現実的に不可能ですが、目を離しても安全な環境を作り持続すること。
これはパピーはもとより、全世代のフレブルに共通して言えることではないでしょうか。
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