2025年2月28日8,420 View

見逃さないで!フレブルが病院に行くべきタイミングは?

筆者が2代目となるブヒを迎え数ヶ月が経ちましたが、いやはや子犬って次から次へとやらかしてくれるものです。フレブルはじめ犬たちは2歳頃になると体つきも完成し、一般的にはそこから6歳頃までは比較的トラブルが少なく動物病院のお世話になる機会は少ない時期。ですが2歳まではまだ成長途中ゆえに、病気や怪我のトラブルはつきものなんですよね。それに、2歳頃までに愛ブヒの体のウィークポイントを知っておくことでその後のケアや注意点をしっかり学べるため、若いうちの積極的な受診はかなり有効。愛ブヒの様子で気になることがあれば、まずは病院で動物のプロである獣医師に診てもらう。これ、すごく大事なんですよ。

うちの子のウィークポイント

フレンチブルドッグ,健康,病院

Dmitriy Simakov/shutterstock

 

予防治療を除き、特に何も症状が出ていない限り動物病院へ行くことはないかと思います。

 

嘔吐もなく多少お腹が緩い程度や少し元気がないくらいだと、いわゆる「様子見」で済ませる人も多いはず。

 

ただ、フレブルを迎えて日にちが浅いオーナーさんの場合でも、毎日愛ブヒを見ていれば「なんだかいつもと違う」という異変を感じることはあるでしょう。

 

少し食欲が落ちていたり歩き方に違和感を持ったりなど、気のせいかしらレベルの些細なことでも、なるべく受診をお勧めします。

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PolinaBright/shutterstock

 

その理由として、筆者の先日の経験談をお話ししましょう。

 

それは数日前のこと。

 

明るい場所で愛ブヒの顔を見ると、右目になんだか違和感を感じました。

 

何かが入っているのか傷なのか、定かではないけれどすぐに受診することに。

 

結果、瞳に傷はなくお散歩中の触れ合いで目に入ったであろう他犬種の細くて長い毛が傷に見えただけでした。

 

けれど筆者が最初に傷を疑ったのは、何度か右目のあたりを後ろ足で掻いているのを見ていたから。

 

てっきりその際に瞳を傷つけたと思ったのです。

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Patryk Kosmider/shutterstock

 

しかし先生の診察を受け、傷はないけれど目の下の皺部分に少しかぶれがあることがわかりました。

 

同時に、いつもホラーな白目顔で寝ていることが多いため瞳が乾燥気味であることも。

 

結局皮膚のかぶれを治す軟膏と目薬を処方してもらいましたが、病院に行ったからこそかぶれとドライアイに気付けたのです。

 

特にドライアイは白目で眠る限り継続的なものなので、今後もケアが必要な我が子のウィークポイントが判明したとも言えるでしょう。

 

気になる箇所は一緒に相談

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Hryshchyshen Serhii/Shutterstock

 

病院を受診した際、受診理由の症状の診察だけで帰宅してはいませんか?

 

動物病院での診察はせっかく獣医さんに診てもらえる機会なので、筆者は他にいくつか気になっていることもまとめて相談しています。

 

例えば足。

 

うちの子は我が家に迎えて3日後(!)にヤンチャさゆえに左後ろ足を剥離骨折をして手術をしていますが、すっかり治った現在もときどき後ろ足を気にする素振りをします。

 

これについて先生に尋ねると、しばらく両後ろ足を触診して確認し、軽度のパテラ(膝蓋骨脱臼)があることがわかりました。

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Hryshchyshen Serhii/Shutterstock

 

パテラのグレードでいえば1なので手術の必要などはありませんが、激しい運動や段差、ジャンプなどに日常的に注意をするようにとのこと。

 

パテラはフレンチブルドッグにも多いのでこの診断に驚きはしませんでしたが、相談し診てもらったことで現在の状態やグレードを進行させないためのアドバイスを頂けたのです。

 

「ついで」というのはなんだか少し失礼にも感じますが、何かの症状を診てもらったついでに気になる箇所をプロに相談するのは決して悪いことではなく、むしろ愛ブヒの骨格や体質などについて知る絶好のチャンス。

 

とはいえ実際に何かの症状があって病院へ駆け込んだ場合などは気持ちが動転しているかと思うので、日頃から気になる箇所をメモに書き出しておくと聞き忘れがないですよ。

 

2歳までになりやすい病気とは

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Olena Yakobchuk/shutterstock

 

遺伝性疾患という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、これは遺伝子に変異が起きて発症する病気で、変異した遺伝子は親から子へと引き継がれます。

 

つまり、親ブヒに遺伝性疾患があれば、その子どもも疾患を引き継いでいる可能性が高いということ。

 

例えば遺伝性白内障などは2歳までに発症するケースが多く、遺伝的要素が関連しているといわれている突発性てんかんもその多くが2〜3歳ころに初発があるとされています。

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Kittibowornphatnon/shutterstock

 

それに、遺伝子性疾患ではないけれど、異物誤飲やケンネルコフなども2歳までに多い病気やトラブル。

 

幼いうちは未発達の体や予測できない動きなどで怪我が多い時期のうえ、愛ブヒが持って生まれた病気の要素が見え隠れし始める時期です。

 

成犬として体が完成するまでのこの期間、少しでも異変を感じたら様子見せずに受診すること。

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Aleksandra Baranoff/shutterstock

 

そのついでに現在気になっている箇所を相談することで思いもよらなかった愛ブヒのウィークポイントが見えてくるだけでなく、例えば食が細い、胃腸が弱いなどのお悩みをプロに聞くことで、有益なアドバイスがもらえるはず。

 

こんなことで受診してもいいのかな? と思う些細なことでも、普段と様子が少し違ったり違和感を感じたのならまず病院へ。それが結果的に愛ブヒの体を知る一番の近道になるんです。

 

 

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