2025年3月28日319 View

【風とピザと肉球と】ルノーカングーとわたしたちの小さな冒険

「ただの移動手段だったはずのクルマが、いつのまにか“家族の時間”を運ぶ存在になっていた」——そんな言葉がぴったりとハマるのが、ルノー・カングーという一台です。

今回ご紹介するのは、ご夫婦と2頭のフレンチブルドッグ——マイロとハーレム——との暮らしの中で、カングーと共に紡がれてきたとっておきの週末の物語。広々とした室内空間と実用性を備えながらも、ひと目でカングーらしさが伝わる独自のデザイン。フレンチブルドッグたちの安心と快適を考えた装備や走行性能。そして何より、家族を乗せて過ごす時間そのものに、あたたかい風を吹かせてくれる不思議な力。

物語のなかに流れる、ささやかで豊かな時間を、どうぞお楽しみください。

 

(PR ルノー・ジャポン株式会社)

鍵が開く、その音だけで始まる冒険

朝になって、窓の外には、春をまとった風が吹いている。

 

キッチンにはコーヒーの香り。

 

テレビもスマホもまだ眠っている時間帯、わたしはそっと「今日」の予定を考えていた。

 

「マイロ、ハーレム、起きてる?」

 

声をかけると、ベッドの足元で耳がぴくりと動いた。

 

わたしたちの愛ブヒ、マイロとハーレム。

 

「今日は、軽井沢方面でも行こうか」

夫の声が階段の上から届く。

 

まるでもう一頭のフレブルに声をかけるように、カングー、今日もよろしくね、とわたしはつぶやくと、もう心は旅支度を始めていた。

バッグを肩にかけ、カングーのもとへ歩いていく。

 

手を伸ばさずとも近づくだけで鍵が開く。

 

毎回のことなのに、まるでカングーが喜んでくれているみたいで、わたしはその瞬間が好きだ。

 

「わたしたち」のドライブが始まる

助手席に乗り込むと、しっかりとしたクッションとホールド感に身体が包まれた。

 

長時間の移動でも疲れを感じない、これもカングーの懐の広さ。

 

後部座席では、ドッグシートにマイロとハーレムを並べて座らせる。

 

彼らもドライブが大好き。

 

カングーの安定感のおかげか、いままでクルマ酔いしやすかったマイロもまったく問題ない。

 

「出発!」

 

運転席の夫の声とともに、1.5Lディーゼルターボエンジンが静かに目を覚ます。

 

パワフルなのに静かなエンジンは高速に乗ってもストレスなく加速してくれるから、週末のちょっとした遠出がどんどん楽しくなる。

 

後ろを振り返れば、マイロトハーレムは窓の外に顔を向けたり、わたしを見上げたり。

彼らのそんな何気ない仕草が、旅の高揚感をもっと特別なものにしてくれる。

 

芝生とピザと、RED ROCKSの午後

向かった先は、佐久にある『RED ROCKS』。

 

芝生広場のあるピザレストランで、わたしたちのお気に入りの場所だ。

 

駐車場に到着すると、低床設計のラゲッジルームのおかげで、マイロとハーレムもスムーズに降車。

 

店員さんに案内されてテラス席へ。2月の外席だったけれど、パラソルの影から差し込む太陽がぽかぽかで、まったく寒くない。

 

待ち時間には、芝生の上でふたりと一緒に走り回る。

 

「この時間があるから、また来たくなるんだよね」

 

わたしがそう言うと、夫も大きくうなずいた。

 

目の前に並んだシカゴピザは、見た目のインパクトも味も文句なし。

ふっくらとしたクラストに、たっぷりのとろけるチーズ。

 

愛犬たちが静かに寄り添い、時折鼻をひくひくさせながらわたしたちを見上げる。

 

これが幸せな光景なんだって、心の底から思う。

 

熊野皇大神社での記念と、小さな誇り

その日の午後、軽井沢の峠道を抜けて熊野皇大神社へ。

 

カングーの走行安定性のおかげで、くねくね道も安心して走れる。

 

エンジンの粘りも頼もしく、切り返しの多い道でも、ハンドルの操作ひとつでスムーズに進んでくれる。

 

神社の境内には、他のわんちゃん連れの家族もちらほら。ペットフレンドリーな空気にほっとする。

 

そして、この神社の名物「肉球御朱印」。

わたしたちは、ふたりの前足をやさしく押して、手形を記念に残した。

 

少しズレたその跡も、わが家の宝物。

 

神棚に飾っているそれを見るたび、わたしの中にあの日の空気が蘇る。

 

カングーとつくる、新しい趣味と日常

思えば、カングーと暮らし始めてから、わたしたちの生活はぐんとアクティブになった。

 

アウトドア、キャンプ、SUP――以前は「無理かな」と思っていたことも、カングーがあるだけで「やってみようかな」に変わった。

 

荷物が多くても問題なし。ラゲッジルームにはクレートを2つ横並びで置いても、まだまだ荷物が積める余裕がある。

クーラーボックスも、テントも、フレブル用のクッションも。

 

「こんなに積んでるのに、まだ余裕あるね」

そんな会話をしながら、毎回積み込みを楽しんでしまう。

 

室内空間は広々としていて、何よりデザインがいい。

 

これぞカングー、という独特のフォルムと色使い。

 

ただのミニバンとは違う、オリジナルで唯一無二な感性にときめいてしまう。

 

人と被らないって、やっぱり気分がいい。実用性はもちろんだけど、その存在に心がときめくって大切なこと。

 

こんなクルマ、ほかにはない。

 

カングーとの旅はまだまだ続いていく

家に帰り、カングーをガレージに戻すと、マイロとハーレムが名残惜しそうに振り返った。

 

「また行こうね」

 

そうつぶやくと、マイロは小さく「クゥン」と鳴いた。ハーレムは尻尾をフリフリして応えてくれる。

 

今度は原村へ行こうか。富士見も気になるし、霧ヶ峰の風もまた感じたい。

 

カングーがあれば、どこへだって行ける。

 

四駆だったらもっと嬉しいな、なんて小さな願いはあるけれど、走りはパワフルで快適で、空調もばっちり効いて、騒音も気にならない。

 

だから、マイロもハーレムも終始リラックスしていられる。

このクルマは、単なる移動手段じゃない。

 

家族の時間を包み込む「もうひとつのリビング」であり、「冒険の舞台」でもある。

 

きっとこの先も、わたしたち家族の物語にはカングーが登場し続ける。

 

週末の物語は、まだまだ終わらない。

 

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