フレブルに愛を伝えよう〜言葉で伝えるそのわけは〜
同じ家の中で一緒に暮らすあなたの相棒フレンチブルドッグは、もはや家族同然かそれ以上の存在。一緒に暮らしだしてしばらく経つと、彼らは長年連れ添ったパートナーや兄弟姉妹のように、まるで空気のようにそこにいるのが当たり前になってきますよね。それはごく自然なことだけれど、実はとても得難いことでもあります。だってこの世には星の数ほどの犬がいて、その中からフレンチブルドッグという犬種を、さらには今あなたの横にいる世界にただ1頭だけの相棒ブヒに巡り会えたのは奇跡と言ってもいいほどの確率。そんな強い縁で結ばれた愛ブヒに、毎日ちゃんと愛を伝えていますか?
言葉で伝えるそのわけは
「言葉にしなきゃわからないでしょ!」なんて、人間のカップルや親子の会話によく出てきそうなフレーズですが、これってフレンチブルドッグをはじめとするペットに対してもあてはまること。
人間と動物じゃ会話は成立しないでしょ?と思っている人はフレブルオーナーには少ないと思いますが、喋ることができないだけで彼らはちゃんと言葉を理解しています。
だからこそお手やお座りをはじめとする言葉によるコミュニケーションが成立するわけで、こういったしつけの分野以外でも言葉で伝えることはとても大切。
特に、相棒である彼らを大事に思うあなたの気持ちは、言葉にして伝えることでより強くブヒたちに届くように思うのです。
「大好き」「うちの子になってくれてありがとう」「ずっと一緒にいようね」。これらの思いを口に出すことで、その心地よい響きにフレブルも安心し、いっそう信頼関係も深まるはず。
たとえ言葉の意味はわからなくても優しい言葉をかけるオーナーの表情や声のトーンを敏感に感じ取り、「ああ、今ボクの(ワタシの)大好きなこの人はボクと同じ気持ちなんだな」と間違いなく伝わるでしょう。
人間同士でもそうですが、言葉にしなくても何となくはわかるけど、言葉にすることでよりその気持ちを確かに感じるもの。
たくさん言葉をかけることでその言葉(音)を覚えるように、大切なブヒには素敵で優しい言葉をいっぱい覚えてもらいたいですよね。
伝えられる時間は決して長くはないこと
人間の約3倍のスピードで一生を駆け抜けるフレンチブルドッグたちワンコは、私たちの感覚からするとひどく短命に思えます。
中でもフレンチブルドッグの平均寿命は10才から12才と言われていて、もちろん最近はフレブルの正しい飼い方をオーナーが知ることでその寿命は伸びつつあるものの、できれば1日でも、1秒でも長く一緒にいたい。これがオーナーの真理ですよね。
そんなわずかな時間の中で、あなたはあと何回相棒であるフレブルに気持ちを伝えることができるでしょうか。「好き」「大切」「ありがとう」。このシンプルな言葉の中には抱えきれないくらいの愛情が詰まっていて、そんな言葉を毎日かけてもらえるワンコはとびきりの幸せ者。
そしてあなたのブヒを幸せに、時には有頂天にすらさせるこれらの言葉は、あなた次第で毎日何度でも、何100回でも伝えることができる。いつも一緒にいるんだから言葉にしなくてもわかるでしょう?なんて、人間側の勝手な思い込みかもしれません。
言葉にすることでその気持ちはカタチとなり、ちゃんとブヒに届くのです。あの時もっと好きだと、大切だと、一緒にいた日々にありがとうと伝えておけばよかったと後悔する日が来ないよう、どうか伝えられるうちにたくさんの気持ちを言葉にできますように。
話すほどフレブルはお利口に
人間が耳で言葉を聞くことでその言語を覚えていくように、フレンチブルドッグも耳で聞き、オーナーの表情や口調から言葉の意味を察します。
一般的に犬の知能レベルは人間の2~3才程度だとされ、カナダの心理学者の研究によれば、人間が発する165個もの言葉を理解しているという研究結果も。
ただ、これはあくまでも一般論なので、オーナーの育て方次第でもっとたくさんの言葉を覚え知能レベルを伸ばしていくことだってもちろん可能。それには、やはり日々どれだけ色々な言葉を愛ブヒにかけているかが重要になってきます。
仮に相棒にそれほど知能の高さは求めないとしても、彼らが理解できる言葉が増えることでブヒとの暮らしはもっと豊かに、絆はより強固になるはず。
それ以上に、話しかけるという行為自体がフレブルとの良いコミュニケーションになるので、スキンシップをしながら毎日おしゃべりする時間を毎日作って見てはいかがでしょう。
おわりに
新しい年が始まったばかりの今、ブヒとのライフスタイルに取り入れるべき新年の目標は「毎日欠かさず愛を伝える」というのはどうでしょうか。愛を伝えるなんて言うと少し大げさでちょっと照れくさいけれど、いつか伝えたくても伝えられなくなる日が来てしまう前に、1回でも多くの「大好き」と「ありがとう」をあの大きな耳に聞かせてあげてくださいね。
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