フレンチブルドッグとダイエット〜運動だけで痩せるのは難しい〜
ご飯の時間になったら大急ぎでフードボウルの前に陣取ってあっという間に完食しちゃったり、オヤツを見ると口のはしにヨダレでプックリとちょうちんを作ってみたりと、個体差はあるものの基本的にフレンチブルドッグは食欲旺盛で食べることが大好きな犬種。そのためダイエットとは無縁です!なんてコは少なく、多くのフレブルオーナーは愛ブヒがおデブにならないように気をつけています。そこで今回は、French Bulldog Lifeライターの相棒ブヒがお世話になっている動物病院の獣医さんのアドバイスを参考に、フレンチブルドッグとダイエットについてご紹介していきます。
見極めが難しいのもフレブルの特徴

immstudio/shutterstock
どの犬種でも多少の個体差はありますが、特にフレンチブルドッグは体型の差が大きな犬種ではないでしょうか。成犬で7kg〜8kg程度のコもいれば、どっしり大関サイズの12kg〜14kgクラス、さらには「よっ!大横綱」と思わず声を掛けてしまいそうになる17kg近いコもいるため、一概にフレンチブルドッグなら適正体重は〇〇kgです、とは言い切れません。
もともとの骨格の差もあるので体重が重いからといって太っているというわけではなく、数字を気にしすぎるあまり過剰かつ無理なダイエットをさせてしまっては逆に不健康。
では、うちのコが太っているかどうかはどうやって見極めるの?とお思いでしょうが、獣医さんが簡単におデブ度をチェックできる方法として教えてくれたのが、愛ブヒの背中側から両手で両脇のあたりを触って手に肋骨の感触が触れるかどうか。
もちろん手で探るように強く触れると絶対に肋骨が手に当たりますが、あくまでも普通に触ってみて、すぐに肋骨の感触を感じるかどうかがポイントです。この時に「あれ?骨?どこ〜??」となったらおデブ気味のサインなので、少しダイエットに励む必要があります。
フレンチブルドッグをはじめ、イングリッシュブルドッグやパグなどのワンコは首回りのタプタプも愛すべき特徴のひとつには違いないけれど、「ぽっちゃりが可愛い♡」とばかり太らせたままにしてはいろいろな病気のリスクが高まるので要注意です!
体型をキープしてリスクを軽減

Margarita Mindebaeva /shutterstock
ワンコだって人間と同じように太り過ぎると健康を損なってしまいます。フレブルなど鼻ぺちゃ族に多い呼吸器系の問題は特に深刻で、首の周囲に脂肪がつくことで気管や気道が圧迫されて呼吸がしづらくなり、結果として熱中症になるリスクが大幅にアップすることに。
また、白内障や膀胱炎を引き起こす糖尿病になったり、重い体重を支えることから股関節や脚に負担が掛かってヘルニアを発症する、心臓に負担が掛かるため心臓病になりやすくなるなど、どれも命や通常の日常生活に関わる大きな問題ばかり。
食べている時の顔がとびきり幸せそうだし、何より可愛いから欲しいだけ食べさせてあげたいという気持ちはわかるけれど、それは愛犬の命を縮めてしまう行為。
こと食べ物に関しては、可愛いから我慢させるというのが本当の愛なんです。ちなみにワンコは1才になればパピー期を過ぎて成犬となるため、その頃から徐々に基礎代謝が落ち始めます。
パピー期は体を作る時期なのでたくさん食べるべきだけれど、1才を過ぎた辺りからは食事の量や体型をオーナーがしっかりとコントロールすることが大切。また、去勢や避妊手術を行ったワンコは肥満になりやすい傾向があるので、手術後は特に注意してくださいね。
いったいどうすれば痩せるの?

immstudio/shutterstock
「どうしたら痩せるのよ〜!ダイエットに成功した〜い!」これ、人間でも思いますよね。身をもってダイエットの難しさを知っているヒトにとっても、いかにダイエットを成功させるかというのは難題です。
獣医さんいわく、実は犬は運動だけでダイエットさせるのはかなり難しいそう。もちろん通常の散歩を長くしたりやドッグランなどで走らせるのは効果がないわけではないものの、やはりダイエットの要となるのは食事量の調節。
方法としては、いつも与えているフードを低カロリーやダイエットタイプのものに切り替える他、鶏のササミや野菜を煮込んだ自家製スープなどでカサ増しをする(手作り食にする場合は塩などの調味料を入れないように注意!)、空腹感を与えないために食事のトータル量は減らして与える回数を増やす、といったアイデアがあります。
また、ブヒの中にはオヤツが習慣になっているコも多いと思いますが、完全にオヤツをゼロにするとストレスが溜まるので、オヤツをビスケットから塩を添加していない煮干しなどに変えるなどし、できるだけヘルシーなものを食べさせるのがコツ。
人間でもそうだけれど、ダイエットを成功させるコツは毎日コツコツと長く続けること。一気に体重を落とすのはかえって危険なので、じっくりゆっくり理想の体型に導いてあげてくださいね。
おわりに

Margarita Mindebaeva /shutterstock
ダイエットにまつわる問題。これはお正月太りを気にするオーナーさんにもちょっぴり耳が痛いお話かもしれませんが、大切な相棒が健康に過ごすために必要なこと。フレブルはその独特の体型からか、ブヒをよく知らないヒトには「あっら〜、このワンちゃんおデブねえ…」なんて言われることもままあるものの、正確にはおデブではなく筋肉質でマッチョなのがフレンチブルドッグの理想的なボディ。愛ブヒがもしおデブちゃんなら、理想のスタイルを目指して早速健康的なダイエットをスタートして!
おすすめ記事
-
「停電=命のリスク」から愛ブヒを守る。猛暑時代に「Jackery ポータブル電源 2000 New」が欠かせない理由とは?
もしも、真夏に停電が起きてエアコンが止まったら…。
フレンチブルドッグと暮らす私たちにとって、それは「ただの不便」では済まされません。
暑さに弱く熱中症のリスクが高いフレンチブルドッグにとって、空調が途絶えることは命に関わる問題。
そんな“いざ”に備えておきたいのが、「Jackery ポータブル電源 2000 New」。
これはフレブルと暮らすご家族にとって、欠かせないアイテムです。
実際に導入したフレブルオーナーのリアルな声や、キャンプなどでの活用事例とともに、愛ブヒの命を守るための「本当に必要な備え」をご紹介します。
(PR 株式会社Jackery Japan)
PR -
【愛犬とのキャンプに】行って実感!「ELL’S PARK 長瀞」が犬オーナーに“選ばれる理由”とは〜フレブルJACK〜
2024年11月にオープンしたばかりのアウトドア複合施設「ELL’S PARK 長瀞(エルズパークながとろ)」。
ここは日本では珍しい「犬連れ専用アウトドア施設」で、すべてのエリアがドッグフレンドリー!
そんな「ELL’S PARK 長瀞」さんから、「フレンチブルドッグで全施設をジャックしませんか!?」という素敵なご依頼をいただき、
フレブルだらけのキャンプイベント——その名も「フレブルJACK」が開催されました!
当日は晴天に恵まれ、全国から約45組のフレブルファミリーが大集結。
この記事では、イベント当日の様子をレポートしながら、参加したフレブルファミリーたちが実感した「ELL’S PARK 長瀞」の魅力をたっぷりとご紹介していきます!
(PR リバストン工業株式会社)
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【ドッグフードの闇を暴く】フレンチブルドッグに最適なドッグフード選びガイド【2025年最新版】
みなさんは、日本におけるドッグフード業界の実態をご存知でしょうか。
日本では「ドッグフード=雑貨」の扱いで、ゆえに規制もゆるゆる。
良いと思い込んで与えつづけているフードの未来は、果たして明るいのでしょうか…。
今回は、原材料の見極め方からフレンチブルドッグ専用フード「THE fu‑do(ザ・フード)」まで。約20年間フレブルと向き合いつづけてきた私たちが、専門知識で結論を出します。
-
【取材】川口春奈と愛犬アムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【スペシャル対談】愛犬の旅立ちと供養。霊感がない人も「愛犬の成仏」を知る方法!?【シークエンスはやとも×PELI】
愛犬の旅立ちは、誰もが目を背けたくなるもの。けれど事前に知っておくこと、考えておくことで、救われることがたくさんあります。
今回は、お盆スペシャル企画。世間が認めるほどの霊視能力をもつお笑い芸人「シークエンスはやとも」さんに、愛犬の旅立ちや供養についてインタビュー。
インタビュアー兼対談相手は、大の犬好きで心霊分野の知識にも長けているPELIさん。
「愛犬が旅立ったあと、ベッドやおもちゃはどうすればいい?」「お骨はどうするべき?」「お花やお線香は喜んでくれる?」
さらには、霊感がない人でも愛犬が成仏したことを知る方法まで。
お笑い芸人だからこそ暗くなりすぎない、むしろ心がスッと軽くなる。
永久保存版のスペシャル対談です!
対談 -
諦めかけた命。あれから2年、フードを変えたら15歳の今もお散歩大好きなフレンチブルドッグに!
今日は15歳の愛ブヒと暮らす、編集メンバーの実体験。
愛ブヒは二年前からすべてのフードが合わなくなり体重が激減。検査をしても異常はなく「年齢のせいですね…」と言われてしまいました。
もう諦めるしかないのかな…そんなとき、我が家に届いたのが「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品でした。
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけて二年、愛ブヒは15歳になり、今も元気にお散歩をしています。
今回は、二年前の絶望から今までを包み隠さず、時系列でお話しさせていただきます。
-
【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
フレブルLIVE -
【前売りチケット販売開始!】フレブルLIVE 2025は、11/8(土)9(日)開催!スチャダラパーによるテーマソング制作も決定
『French Bulldog LIVE 2025(フレブルLIVE)』の開催は、11/8(土)-9(日)の2days!
お得な前売りチケット、いよいよ販売スタートです!
さらに今年はビッグニュースが。
なんと、ヒップホップグループ「スチャダラパー」がフレブルLIVEのテーマソングを制作してくれることになりました!
テーマソングの情報やお得な前売りチケットの販売情報など、内容盛りだくさんでお送りしていますので、最後までお見逃しなく!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2025 (フレブルLIVE)
-
【特集】シン・スキンケア
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】永遠の選択。フレンチブルドッグ専用「THE fu-do(ザ・フード)」
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。