2025年6月17日764 View

犬に「一緒に遊べる友だち」は必要なの?

突然ですが、犬に友達って必要だと思いますか? 今回の「友達」とは、私たちオーナーにとっての犬友達ではなく、愛ブヒが一緒に散歩をしたりじゃれたりできる犬のお友達のこと。ちなみに筆者の愛ブヒにはご近所に数頭そういった存在がおり、散歩などで偶然出会うと今までつまらなさそうに歩いていたのが一変。俄然張り切りだしてノリノリで歩き始めます。けれど社交的な子ばかりではなく、引っ込み思案なタイプの子もいるし、犬同士にも相性というものがあるので、無理にお友達を作る必要もないと思うのです。でももし、自然に仲良く遊べる友達ができたら、それはとても素敵なこと。実は犬にとってのお友達って、多くのメリットがあるんですよ。

社会性や遊び、ルールを学べる

フレンチブルドッグ,友だち,お出かけ

Gryllus M/shutterstock

 

筆者の経験をもとにした個人的な意見になってしまうのですが、我が家の場合だと友達犬の存在が愛ブヒの社会化やストレス軽減にすごく良い影響を及ぼしているなと感じます。

 

愛ブヒより年上のお友達からはじゃれ合う際の力加減などのルールを教わり、自分より年下のお友達には多少ウザ絡みされても怒らず、でもこれ以上はダメだという一線を超えたらそこは怒る。

 

この様子を見ていると、なんだか年上の友達との遊びの中で学んだことを、年下の友達に実践している。

 

そんなふうに思うのです。

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Hollysdogs/shutterstock

 

多頭飼いで自宅に兄弟のような存在がいる場合は自然とそういうことが身につくのかもしれませんが、我が家のような「ひとりっ子」の場合は犬同士のルールを教えてくれるお友達はとてもありがたい存在。

 

オーナーはしつけをすることはできるけれど、犬同士のルールを同じ目線で教えられるわけではないですもんね。

 

でも、だからといって友達がいないフレブルは寂しいのかと聞かれると、決してそういうわけではありません。

 

犬のルーツである狼たちは群れで行動していたから、やっぱり友達や仲間がいる方が良い、なんて思ってしまいがちですが、フレブルたちにとって一番大切な絆はオーナーさんであるアナタとのもの。

 

そのためオーナーさんが愛ブヒと良好な関係を築けていれば、友達がいなくても寂しいと感じることは少ないのです。

 

一緒に遊ぶことで運動不足やストレスを解消

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Liukov/shutterstock

 

絶賛ヤンチャ盛りの愛ブヒの体力は底なしで、朝晩の散歩でしっかり運動をさせないと自宅で仕事をしている間も遊べ攻撃が続き結構大変です。

 

しかし夏場は長時間の散歩は命に関わるし、気温によっては散歩そのものを断念せざるを得ない日もあります。

 

それゆえに愛ブヒの運動不足やストレスが気になってくるのですが、散歩で友達と会った日は例え普段より短い散歩でもなんだか満足した様子で、明らかに家でも落ち着いて過ごす時間が増えるのです。

 

私たちも友人とおしゃべりをしたらリフレッシュになるように、社交的なタイプのフレブルだと友達とのコミュニケーションが心の満足感を与えてくれるのかもしれません。

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Zanna Lecko/shutterstock

 

また、ご近所に暮らすフレブルの友達は、普段はお散歩であまり歩きたがらないタイプ。

 

けれど友達に会うと一緒になって普段の何倍も歩くらしく、運動不足解消にもなっているそう。

 

ただ、ここで勘違いしてはいけないのが「やっぱり愛ブヒに友達は必要だ」と思い込んでしまうこと。

 

フレブルの中には人は好きだけど犬が苦手な子もいれば、他人にも他犬にも興味がない子もいるので、友達作りを無理強いしてしまうとそれがストレスになってしまいます。

 

散歩でよく会う子と自然と仲良くなり、会ったときには並んで散歩できる関係になれるのが理想的だけど、私たち同様に友達は自然とできていくもの。

 

無理に相手の犬に近づけたりせず、犬同士のペースに任せてあげてくださいね。

 

もちろん、デメリットもゼロではない

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Lee waranyu/shutterstock

 

友達がいることは愛ブヒの心身の面でとてもメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。

 

いくら仲が良くても時にケンカになることもあれば、初めましての犬でも遊べると思い興奮してしまうようになる可能性だってあります。

 

ただ、それを予防するのは私たちオーナーの役目。

 

仲良し同士で遊ばせる時でも互いが必ずリードを装着し、並んで歩いている最中やじゃれあっている間はリードはもちろん絶対に目も離さないこと。

 

じゃれあいやブヒレスがヒートアップして怪我をするようなことがあると、お互いに悲しいですもんね。

 

そして必ず、遊びはオーナーさんがコントロールできる状況で行うのも鉄則です。

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Irina Nedikova/shutterstock

 

興奮しすぎてきたと感じたらいったん「待て」や「おすわり」などで落ち着かせるようにし、遊びの主導権を人間がしっかりと握っておくこと。

 

犬同士だと遊びに熱中し、熱中が興奮に変わってケンカになることは少なくありません。

 

普段ケンカもせず穏やかな犬同士だとしても、いきなり興奮スイッチが入ることがあるのはフレブルオーナーさんなら知っているはず。

 

なので愛ブヒに仲の良いお友達ができたら、遊ばせるときは目の届く範囲でちゃんと遊んでいる様子を見守ってあげてくださいね。

 

おわりに

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sanjagrujic/shutterstock

 

愛ブヒに仲良しのお友達がいるとなんだか私たちも嬉しくなるけれど、相性が良く楽しく遊べる友達ができないことだって当然あります。

 

でも大丈夫。

 

フレブルたちにとってはアナタが一番の友達であり、永遠に仲良くしたい大好きな存在なんですから。

 

 

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フレブルと楽しく暮らすためにすごく大事なこと

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