フレブルの気持ち〜ボディランゲージを学んで気持ちを知る
フレンチブルドッグは、一般的な犬のようには意思表示が見抜きにくい犬種です。「しっぽをフリフリしたら喜んでいる」と言われても、しっぽは短かすぎますよね。「マズルに力を込めていたら威嚇」とはいうものの、そもそもフレンチブルドッグはしわくちゃの顔。マズルのシワに変化があっても気付きにくいのです。
わたしたちブヒオーナーは、表情、筋肉のこわばり、息づかいなど、彼らの身体全体を見て会話しなければなりません。どこか一か所の状態で判断するのではなく、ぜひボディランゲージを総合して気持ちを読んでみましょう。
また、時折見せる一見空気を読まないパフォーマンスにも、実はブヒたちからのメッセージがあるのです。
代表的なボディランゲージ

chaowalit jaiyen/shutterstock
◉上半身が伏せの状態でお尻が上がり、しっぽがピクピク振れている
「遊ぼうよ」のサインです。待ちきれないワクワクした表情をしていませんか?
◉しっぽはピクピク、でも耳がピンと緊張している
何かに警戒していて、威嚇しようとしているかもしれません。
◉お尻が上がっているが、全体的に低い姿勢をキープ、耳も後ろに垂れている
恐怖や不安があるのかも。すぐに対応できる状態を作っています。
◉アクビをしたり、首元をかいたりする
不安な気持ちを落ち着かせようとしています。
◉飼い主の喧嘩中、仲裁のように割って入ってくる、オシッコをする
集団生活で生きる犬の習性です。群れの秩序を保とうとしています。飼い主さんがケンカすると、ブヒは心配でしょうがないのです。
しっぽ、耳、態勢を特に注意して見てあげましょう。また、犬が不安なときに行う仕草は「カーミングシグナル」と呼ばれ、犬本人が落ち着きたいときはもちろん、飼い主さんに「落ち着いて!」と呼びかけている場合もあります。
それほど他の犬には興味がない

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犬は人間の期待通りに行動してくれるとは限りません。例えばカフェやお散歩のシーンで、他の犬を無視する、逃げてしまうなどコミュニケーションがとれなかった場合でも落胆する必要はありません。他の犬とも仲良くしてくれたらうれしいですが、そもそも犬同士は遊ばないのが自然な状態です。
ただ、「他の犬がいても気にせず過ごせる」状態であればOK。他の犬に上手に挨拶しないからといって、不機嫌なわけではありません。初対面で仲良くできなくても、フレンチブルドッグたちはちっとも困りません。マイペースに自分の世界に没頭しているだけです。
“怯えなくてもよい”と教える
また、「突然噛みつく」というコもいます。しかしちゃんと犬を観察してみると、噛む予兆ランゲージがあったことに気づくことがあります。耳を立ててじっと音を聞いている、何かを凝視する、身体を動かさずに待っている……などのサインはありませんか? それは苦手なものに対し距離を測っている可能性があります。その後、“どうしよう、やっぱり怖い!”となったらウウウーと唸るという行動に出るわけです。「唸る」は「噛む」の前段階とも言えます。
病院の診察室の上でおとなしくしていたら「この子は大丈夫なんだ」と飼い主さんは考えるかもしれません。しかし、犬は緊張が高まっているときにもおとなしくなります。からだがなんとなく硬い、目がキョロキョロしている、耳が下がっている……など、全体を見てあげることが大切です。獣医師さんよりも、毎日見ている飼い主さんにしかわからない「うちのブヒ語」がかならずあるはずです。
「唸る」を飛び越えて突然噛むコは、唸ったときに嫌な思いをしていなかったしょうか。例えば、飼い主さんが「唸る」=「悪いこと」と、しつけとして叱っていた場合など。まず、可能であれば犬を不安要素に近づかせないことが大切です。その次に、慣らせるトレーニングです。普段からご褒美などをうまく活用し、悪いイメージを良いイメージに変えてあげましょう。
犬が“怖いよ、これ以上は嫌だよ”とサインを出しているときこそ、叱って制止するのではなく「唸らなくても大丈夫だよ」と怖くないことを教えてあげるのです。犬が喜んで自発的にできることを増やしてあげましょう。
おわりに

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フレンチブルドッグたちは、日々雄弁に飼い主さんに語りかけています。ボディランゲージが理解できてくると、病気やトラブルを未然に防げるだけでなく、愛ブヒとの距離もぐっと縮まります。もっとブヒに近づきたい人も、基本的なしつけに悩んでいる人も、まずは愛ブヒを観察することから。そして、飼い主さんがいちばんの理解者になってあげてください。
※この記事は「BUHI vol.46」からの転載です。一部加筆・修正をし、公開しています。
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なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
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【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE -
【ドッグフードの闇を暴く】フレンチブルドッグに本当におすすめの食事とは?
私たちが「フレブルライフ」をスタートして8年。雑誌「BUHI」も含めると、約20年フレンチブルドッグに関する情報だけをお届けしてきました。
そしてフレンチブルドッグを知れば知るほど、犬種によってかかりやすい病気や性格、運動量が異なることを痛感しています。
犬によってカラダもライフスタイルも大きく違う! なのに…日本のドッグフードは「全犬種同じ」ものが売られているのです。
しかも日本はペット「後進国」。フードにおいては、闇深い点がたくさんあります。
今回はフレブルライフ読者の皆さまだけに、ドッグフードの闇や矛盾を伝えさせてください。
もちろん最後には解決策もお伝えしていますので、どうかご安心を!
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【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
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特集
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フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
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子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
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フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
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本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
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French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
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10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
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フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。