フレブルの介護〜今日という日を、素敵な思い出にする方法〜
フレンチブルドッグの寿命が伸びてきて、今まで以上に愛ブヒの介護をするご家族も増えていることと思います。
今回は、愛ブヒの介護に関するアドバイス。今日という日を、すてきな思い出にするための方法です。
愛ブヒを介護するということ

NASTIA KHITIAEVA/shutterstock
愛ブヒが年齢を重ね、介護が必要になることもあります。
介護といっても具体的には、食事、排泄、ウォーキングなどの補助が主なものです。
それぞれどのようなことをするのか、基本的な介護について考えてみましょう。
[1]食事

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自力で食べられるのであれば、食べ終わるまで見守ってあげましょう。
食器が床に置いたままだと食べにくいので、首が疲れない高さの台などに乗せて食べさせるのはマスト。
市販の食器台が販売されているので、そういったものを使用するのもよいかもしれません。
食事を自力で摂ることができなくなったら、消化の良い食事を少しずつ犬の口の中に入れて、食べさせてあげましょう。
ドライフードから、ウェットフード、流動食というように、食いつきや消化の状態を見て、フードの形状を切り替えていきます。
切り替えのタイミングがわからなければ、かかり付けの動物病院で指示を仰いでください。
[2]排泄

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排泄が困難になってきたら、犬の体を支えてあげて排泄を手助けしてください。
後肢を支えるようにサポートして、安定したポーズを維持できるようにしましょう。
トイレに間に合わない回数が増えてきたら、ペット用おむつを使用するのも方法の一つです。
[3]ウォーキング

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立つことができなくても、歩くことはできるという場合は、飼い主さんが手を添えて犬を立たせます。
室内でゆっくりと歩かせるなどして、できるだけ筋力が落ちるのを予防してあげてください。
また、歩けるうちは、自分の足で歩かせて外にお散歩に行くようにしましょう。
自力での歩行が困難になったら、ドッグカートに乗せて連れ出し、外の空気に触れさせてあげてください。
[4]寝床

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寝て過ごす時間が長くなればなるほど、寝床による体の負担が大きくなります。
元気な時は身体が自由に動くので快適だったベッドが、体が不自由になるとそうではなくなる場合が多くあります。
床ずれ防止を意識したベッドなど、様々なベッドが販売されているので、愛ブヒに合うものを選んであげるようにしてください。
しかし、いくら質の良いベッドに寝かせてもそのままの姿勢で長時間寝ていれば床ずれができてしまいます。寝返りを打たせて、床ずれを予防しましょう。
[5]マッサージ

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関節をまったく動かさずにいると硬化してしまうので、やさしく関節を動かすストレッチやマッサージをしてあげましょう。
血流がよくなれば、関節の動きもよくなります。
ドッグマッサージの講座などワークショップに参加するのもよいことです。
おわりに
愛ブヒの症状や状態によって、介護のやり方は違ってきます。何が必要なのかをよく考えた上で愛ブヒと向き合いましょう。
元気だったころも可愛くてしかたなかったけれども、今はそれに輪をかけて可愛い。それが老ブヒの存在というものです。
今日こうしていることも、いつかはすてきな思い出になるのですから。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね!
※この記事は「BUHI vol.47」からの転載です。一部加筆・修正をし、公開しています。
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