【静香さんのブヒレシピ#2】梅雨を乗りきる疲労回復メニュー〜根菜たっぷりの豚汁〜
沖縄や奄美大島は、もう梅雨入り。関西・関東も、まもなくといったところでしょうか。 ブヒたちも、雨は体調を崩しがち…。何より大切なのは、免疫力をアップさせること!
さて、前回大好評だった『静香さんのブヒレシピ』。
第2回の今回は、梅雨を乗り越える疲労回復メニュー! 健康に役立つお味噌や、カラダにいい根菜をたっぷり使った「豚汁」です。
免疫力をアップさせて、じめじめした梅雨を元気いっぱいに乗り切りましょう!
(画像:shutterstoc/Blan-k,Tetiana Rostopira,ulrich22,successo images)
根菜たっぷり豚汁
前回(いろいろキノコの万能スープ)に比べると工程は多いように感じますが、じつはとっても簡単! たくさん作って冷凍ストックすることもできるので、ぜひ休日などにまとめて作ってみてくださいね。
材料
※約10食分(冷凍保存もできます)
・豚ヒレ肉 300~500g
・大根 3分の1(500g)
・ごぼう 1本
・れんこん 200g
・にんじん 2本
・さつまいも 200g
・木綿豆腐 1丁
・生姜 1かけ(40g)
・酒 大さじ3
・ごま油 大さじ2
・味噌 大さじ2
・水 3000㎖
作り方
1. 大根、にんじん、さつまいもはヘタをおとしてよく洗い、皮付きのままみじん切りに。
★おさえておきたい!
さつまいものアクにも栄養があります。水にさらすのは、断面の変色を防いだり、味の染み込みをよくするため。ブヒごはんの時は水にさらさなくて大丈夫です!
2. 豆腐は賽の目切りにします。
※面倒なときは、手で軽く潰しながらお鍋に直接入れちゃいましょう。
3. 切った材料をお鍋に入れます。
4. 生姜を皮付きのまますりおろします。
※時間がないとき、面倒なときはチューブでもOK!
5. ごぼうを丸めたアルミホイルで皮をむき、みじん切りにします。
6. れんこんは、節の部分を切り落としてからよく洗い、皮つきのままみじん切りにします。
★ワンポイント
ごぼうやれんこんは、アクで手が黒ずむことがあります。フードプロセッサーをお持ちの方は、機械を使って粗みじんにするのがオススメ。
ごぼうやれんこんのアクには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。
水のさらすことによりポリフェノールが流れ出てしまうので、こちらもアク抜きはしません。
※人の料理に使う時もアク抜きをせず使うのがオススメです!
7. 豚ヒレ肉を小さめに切ります。
これで材料の下準備は完了!
8. フライパンにごま油を引き、ごぼう、れんこん、生姜、豚肉を入れます。強火にかけ、豚肉をほぐすようによく混ぜながら炒めましょう。
※まとめて入れてしまって、大丈夫です!
★ここ重要!
人用の豚汁は、だしをとったり(面倒!)顆粒だしを使いますが(塩分や添加物が含まれるので犬にはNG!)、今回はだしを使いません。
その代わりに食材をごま油で炒めることで、とってもイイ香りがして、だしにも劣らない出来になります。このひと手間で、愛ブヒの食いつきにも変化が出るはず!
9. 具材に火が通ったらお鍋に移し、分量のお水を入れます。まずは強火にかけて、沸騰したら中火にしましょう。
10. 蓋をして、20~30分コトコト煮ます。
※途中で水分が足りないかな? と思ったらお湯を足してくださいね。
11. 大根が手でつぶせるくらい柔らかくなるまで煮えたら、火を止めて味噌を溶かします。
12. ひと煮立ちしたらブヒ用豚汁の完成!
※フードにトッピングする場合はおたま1~2杯分が目安です。
じっと耐える、愛ブヒの大和といろは。
ふたりとも、モグモグ食べてくれました! この顔を見るのが、毎回幸せです!
効果・効能
体調を崩しやすい憂鬱な梅雨。それは人も犬も同じ。
そして夏日になる日も増えてくるこの時期は、愛ブヒのためにエアコンを使い始める季節でもあります。
耳や指先を触って冷たいと感じたら体が冷えているサイン。
体温が1℃上がると免疫力が30%上がるといわれていますが、これはブヒも同じ!
冷えは万病のもとといわれていますから、低体温は健康には大敵です…。
疲れた体には疲労回復効果のある豚肉を。
季節の変わり目におなかの調子を崩しやすい子にはたっぷりの根菜を。
そして冷えた体には生姜をたっぷり入れた体が温まる豚汁がオススメです。
さらに詳しく!食材別効能
豚肉
豚肉には、お肉の中でもエネルギー代謝を良くし、疲労回復効果のあるビタミンB群が多く含まれています。いっぱい遊んで疲れた日や、元気が出ない梅雨時にもぴったりです。
根菜
根菜には、食物繊維やビタミンがたっぷり。季節の変わり目におなかがゆるくなりやすい子にはオススメの食材。
生姜(しょうが)
加熱した生姜には、ショウガオールという成分が豊富に含まれています。血行を促進し、体を中から温める効果は抜群! 体温が上がることで免疫力もアップしますし、抗酸化作用もあるのでがん予防や老化防止の効果も。
ぜひブヒごはんに使っていただきたい食材の一つです。
味噌
昔から「みそは医者いらず」といわれるほど、抗ガン作用や、老化防止、コレステロールの抑制や骨にも良いといわれる調味料で、体に必要不可欠な栄養素「必須アミノ酸」や「ビタミン類」が豊富に含まれています。
塩分は大丈夫? と心配になりますが、犬も人間とおなじ動物です。動物には、塩分やミネラルが必要なんですよ。
少量使う分には問題ありませんし、カリウムが豊富なさつまいもや利尿作用のある大根を使うことで、体の中の余分な塩分を排出してくれます。安心して味噌を取り入れてみてくださいね。
豚汁を使って「主食」に簡単アレンジ
豚汁は、いつものドライフードにかけるだけでOKですが、ひと手間加えるだけで「主食」に早変わり!
材料(2食分)
・ブヒ用豚汁
・そばまたはうどん 1人前
※今回は手間のかからないチルド麺を使用。冷凍麺やごはんでもOK!
・卵 1個
・水 350㎖
1. 沸騰したお湯に、食べやすい大きさに切ったそばを入れて中火にかけます。
2. 豚汁の具、汁をそれぞれおたま3杯分ずつ入れます。
3. 鍋肌がグツグツしたら溶いた卵を回し入れ、卵が固まったら火を止めましょう。
4. フードボウルに盛り付けて粗熱がとれたら、さあ召し上がれ!
市販のアレを加えるだけで、人間用に早変わり!
ちょっと作りすぎちゃった…自分のごはんを作るがめんどくさい! そんなときは、ほんのちょっぴりアレンジするだけで、オーナーさんもおいしく召し上がれます!
加えるのは「インスタント味噌汁 1杯分」だけ!
お好みで、めんつゆを小さじ1~2杯入れるのもGoodです。
ブヒ用の豚汁にインスタント味噌汁の具と味噌を溶かして、ひと煮立ちさせれば完成!
長ネギの味噌汁がおいしい!
ブヒ用豚汁にも味噌が入っていますが、人が食べるととーっても薄味。
だし入り味噌や液味噌を使っても良いですが(めんつゆだけでもOK)、今回はさらにお手軽なインスタント味噌汁を使いました。これならネギを切る手間もいりません!
今回はゆうげを使用しましたが、特におすすめなのは長ネギの味噌汁!
おまけ♡
前回、『静香さんのブヒレシピ#1』でご紹介させていただいた「いろいろキノコの万能スープ」。
これをこの豚汁に足すと、根菜の旨みとキノコの香りが相まって、さらにおいしくなりますよ!
前回作って冷凍ストックがある方は、ぜひ付け足してみてくださいね。
静香さんのコト
2頭のフレンチブルドッグ「大和・いろは」と暮らす、生粋のフレブルオーナー。
先代ブヒ「ジャック」の甲状腺癌、じつのお母様の癌を支えるとともに、食事の大切さを改めて実感。
それをきっかけに「癌の退治に役立つ食材」を追求し、家族の食事や愛ブヒのごはんにも反映。今では抗ガン作用だけでなく、さまざまな食材の知識を習得。
知識が豊富なだけでなく、料理の腕前もプロ級。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
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