2019年10月15日2,626 View

レジェンド・オブ・レジェンド! 17歳半まで生きた「旅イヌ珊瑚」の足跡をたどって分かった長生きの秘訣 #8

フレンチブルドッグラバーの間でその存在が広く知られていたご長寿ブヒといえば、17歳というフレブルにしてはとびきり長い一生を全うしたブリンドルホワイトの珊瑚ちゃん。大好きなパパとママと一緒にキャンピングカーで日本各地を「旅する犬」としても知られ、様々な病気を乗り越えながらも旅に出るたびに力強さを取り戻す彼女。オーナー夫妻と二人三脚で歩んだ長く充実した一生を振り返りながら、珊瑚の生涯から長生きの秘訣を、そして相棒と共に人生を楽しむ秘訣を探す旅に、いざ出発。

珊瑚ちゃんプロフィール

年齢&性別

享年17歳6ヶ月の女の子(2001年7月2日生まれ)

大好きなこと

パパとママと一緒にキャンピングカーで行く旅行

既往歴

2歳頃から顕著になった皮膚トラブルに始まり、慢性化膿性炎症や化膿性肉芽腫性炎症、腰痛(ヘルニアか変形性脊椎症によるもの)など年齢を重ねるごとに様々な病気と付き合うように。

 

17歳4ヶ月の時に受けたシニア向け血液検査で肝臓に腫瘍ができていることが分かり、年齢を考えて腫瘍と共存する方法を選択したそう。

 

実は珊瑚が1歳4ヶ月の時に、弟となるフレブルの「ぽん太」を迎えたファミリー。

ただ、天真爛漫なぽん太は生後6ヶ月になる直前に病が理由で旅立ってしまい、そこからそれまで以上にオーナーの福島さんは珊瑚を溺愛する生活になったとのこと。

 

「どこか神経質なところがある珊瑚は、当初ぽん太に戸惑っているみたいでした。

決して仲良くは見えないふたりだったけど、トイレや我が家のルールをぽん太に教えたのは珊瑚。

 

ぽん太が旅立った後の珊瑚は急に大人びて、彼女なりにぽん太の不在を悲しんでいたのだと思います。

その時に初めて、西伊豆の犬と泊まれるお宿に珊瑚をお泊まりの旅行へ連れて行きました。この時は、ぽん太の不在を埋めるように旅に出ていたように思います」

 

長年探し求めた珊瑚に合う食事

レジェンド珊瑚

9月9日 生後2ヶ月と7日のころ、ペットショップで運命の出会い。偶然立ち寄ったペットショップの「珍犬」の札がかかったケース、中には黒白のからだでお耳をピーンと尖らせた、大きな目をしたおてんばそうな小さな女の子。店員さんに促されるまま抱っこすると、手や顔をフレンドリーになめまくる素晴らしい営業力! すっかりこの仔犬のとりことなり、その場で連れて帰ることに。

フレブル珊瑚

2002年ごろ、弟のぽん太と。

 

2歳になった頃から、それまで特に問題がなかった皮膚にトラブルが出るようになり、血が滲むほどかゆがる珊瑚のために皮膚科を訪ねたりオーダーメイドのドッグフードを試したりなど試行錯誤の日々が始まった。

 

「皮膚トラブルは2歳で発症。しかし3歳の頃に、生馬肉と、珊瑚が最期までお世話になることになった獣医さんに出会ってから、だいぶ落ち着きました。

 

かゆがる珊瑚が不憫でなんとかしたいと、動物医療やドッグフードの問題点といった書籍を読み漁るなどして暗中模索した結果、免疫力アップに効果があるという炭水化物不使用の生馬肉フードにたどり着いたんです。

 

即効性はないものの徐々に手応えを感じることができ、生食は禁物とされるシニア期に入るまでは生の馬肉が珊瑚の主食に。

 

このフード選びは今思い返しても試行錯誤の繰り返しで、最終的には思い切ってペットジャーナリストの方にメールをして相談したことも。

 

その方に教えていただいた獣医師が結果的に珊瑚が終生お世話になることとなった先生だったのですが、先生と相談しながら投薬やシャンプーなどでひどい状態を脱することができ、シニア期以降の皮膚トラブルはほぼなくなりました」

 

本格的な旅の準備と後になっての後悔

珊瑚

海外旅行に出掛けるためにペットホテルに預けることに。でもその日の朝、出かける前に珊瑚は玄関をすり抜けて脱走。300メートルほどで捕獲しましたが、いつもと様子が違うことに気づいたのかなと、ちょっと後ろめたい気持ちに…。5日後のお迎えのときはかなりの塩対応、ご飯も食べていなかったようで体重も1キロ減。珊瑚を置いて旅行に出たことを後悔し、それ以降、わが家の旅行は珊瑚同伴になりました。

珊瑚

生馬肉をはじめた3歳のころ。

 

車から見眺める景色が大好きだったという珊瑚。嬉しそうに車窓から外を眺めるその姿も、ご夫婦が珊瑚連れの旅を始めるきっかけになったのかもしれません。

 

大好きなパパやママとずっと一緒に過ごせる旅は、その後の珊瑚のライフワークのような習慣となり、それは間違いなく彼女の一生に刺激と幸せを与えたはず。

 

「珊瑚が4歳になった時に思い切ってハイエースのキャンピングカーを購入したのですが、それまでは普通の自家用車でキャンプ場を利用するというスタイルの旅行が中心でした。

 

選んだキャンピングカーは車中泊ができるタイプだったので、納車後は車中泊のキャンプにシフト。

それまでは旅先ではイマイチだった食欲が戻り始め、徐々にしっかり食べてくれるようになり、珊瑚も旅そのものに慣れ始めたように思います。

 

ただ、この頃から普段のご近所散歩に行きたがらなくなり、お散歩は週末に出かけた先で歩かせる程度に…。

 

今思えばそれが原因でシニアになってからの筋力低下に繋がっていたので、あの時いくら珊瑚が乗り気でなくとも、しっかりお散歩をさせて歩かせていればととても後悔しています。

 

旅から受ける刺激は珊瑚に良い影響を与えたけれど、日常のお散歩で運動不足を補い、しっかり筋力をキープすることがいかに大切なのか、これはシニアになってから強く痛感したことですね」

珊瑚

河口湖のペンション泊。雪のドッグランで楽しげに走る4歳7ヶ月の珊瑚。

 

成犬期には那須高原や九十九里浜、富士裾野でのキャンプを満喫した珊瑚。

 

雪のドッグランで走り回ったり車中泊の体験をするなど、初めて尽くしの旅は間違いなく珊瑚の好奇心を満たし、人間で言うところの人生の活力剤になったはず。

オートキャンプ

ハイエースが来てからはオートキャンプを楽しむように。

珊瑚

三浦海岸シーカヤックキャンプ。5歳のころ。

 

シニアの入り口。いつだって出会いが元気の源に。

フレブル珊瑚

会津旅。車中泊で2泊しました。

 

珊瑚7歳。彼女がシニア期に入ってからも、ますますファミリーのオートキャンプは本格的に。

 

男鹿半島、東北、果ては四国まで。現在のようにスマホが普及していない中、旅先での情報を得るために頼れるのがガイドブックでした。

 

ガイドブックを片手に訪れた様々な土地で親切な人と出会い、珊瑚をきっかけに話が弾んだり、地元のお菓子をもらったり、旅先の人に撫でてもらうことも。

 

こうして数多の出会いを経験したファミリーと珊瑚。

きっと珊瑚にとっても出会いの多い旅、そして幸福感に包まれる旅だったでしょう。

 

「シニア期に入ってからというもの、改めて診察手帳を見直せばドライアイや皮膚トラブルに腰痛など、珊瑚はたくさんの不調と闘っていました。

 

ちょうどこの頃は、初めて酸素カプセルを体験するなど、より珊瑚の体調を意識し始めた時期でした。

 

また、この年に珊瑚を初めての潮干狩りに連れて行くも、知らぬ間に砂を大量に食べていたようで夜間に救急病院へ。

 

レントゲンを撮ると、なんと砂だけではく貝殻まで…。

 

結局内視鏡で取ってもらったのですが、この時は私が目を離したばかりにこんなことになり、珊瑚に申し訳なく辛い気持ちでいっぱいに。

 

こうした失敗もありつつ、どんな場所なら珊瑚がより安全に、そして快適に楽しめるかを考えるきっかけにもなりました」

珊瑚

四国車中泊7泊8日。高知のはりまや橋にて。

 

旅にトラブルはつきもの。でも、ファミリーはトラブルからしっかり学び、大切な存在から大好きな「旅」を取り上げることなく、一家のロードトリップは続くのです。

 

病を受け止め、ベターを探すもうひとつの旅

フレブル珊瑚

9歳3ヶ月のころ。北陸車中泊、4泊4日の旅。

 

8歳になった珊瑚。思い出深い旅を続けながら、その決して大きいとはいえない身体には様々な困難が降りかかります。

 

右足の付け根にできたしこり。スクリューテイル(ねじれがあり付け根がめり込む状態の尻尾)ゆえに、肌が密着する部分が触れ合うことでできるかぶれ。

 

そんな症状と腰を据えて付き合いながらも、珊瑚と家族は旅に出ます。そして珊瑚10歳。

 

ちょうどその年、日本に深い爪痕を残した東日本大震災が起きました。

 

年とともに増える珊瑚の身体の不調、東日本大震災の影響で節電を意識する日々の中で、一家の旅先は、エアコンがなくても涼しく快適に過ごせる信州地域が増えました。

 

時にはフェリーに乗って北海道へ行ったり、旅先での移動にもカートを駆使するなど、シニアとなった珊瑚の身体をいたわる工夫が旅のレシピに追加されることに。

フレブル珊瑚

10歳2ヶ月のころ。北陸車中泊、4泊4日の旅。

 

「憧れだった北海道の地を珊瑚と一緒に踏めたことは思い出深いし、ペットルームがあるフェリーの快適さも忘れられません。

 

珊瑚といえば、この頃から年齢なりに心臓に雑音が出だしたので、心臓に効果が期待できるサプリを飲み始めたり、副作用のリスクを考えて10歳を最後に狂犬病の予防接種を最後にするなど、掛かり付け医と相談しながらいかに健康に長生きできるかを模索しはじめた時期でした。

 

この頃からは、年齢や珊瑚の体力を考え、“とにかく治療する”という選択よりも、いかに珊瑚の身体に負担をかけないかという視点で病や怪我と向き合いはじめたのだと思います。

 

それからしばらく経って11歳になってからも、猫を追いかけようとして爪が剥がれるなど些細なトラブルはありつつ、長年苦労した皮膚状態も上向きになり、ゆったりとした時を過ごせるように。

 

年齢とともに相棒の病とどう向き合うか、何が相棒にとって最善の選択なのかを強く意識しはじめた時期ですね」

 

不便なことがプラスに作用するフェアリー期。

12歳3ヶ月のころ、北三陸5泊の旅。狂犬病の予防接種に続き、この歳が最後の混合ワクチンになりました。これ以降、免疫力を高めるために、食事に納豆やヨーグルトなど発酵食品を気をつけて取り入れるように。

 

珊瑚12歳。仕事を終えて帰宅したら感じた異変。

 

いつも帰宅を待ちかねて迎えに来るはずの珊瑚はベッドで息苦しそうに横たわり、慌てて夜間救急へ。診断は肺炎。1週間の時間を経てようやく快方に向かいました。

 

そしてこのひと月後、再び一家は旅に出ます。向かうは東北。

 

親切な人々、素敵なお店、心地よい温泉。そんな旅の途中で気づいたのは珊瑚の背中にできている大きなしこりでした。

13歳のころ。耳の聞こえに不安を感じ、通耳湯(漢方)服薬開始。

 

「背中のしこりに気付き、帰宅するやいなや病院へ向かいました。結果は脂肪織炎の再発で、実は3年前に診断されて以降ごく少量のステロイドを飲ませていた病気。

 

投薬を続けていれば良かったのですが、その後しばらく症状が出ないことから自己判断でステロイドをやめていたので、この時ばかりは悔やみました。

 

これを機に生涯薬を飲ませることを決意しましたね。それから取り立てて健康上のトラブルはなかったものの、耳の聞こえが悪くなったように思い漢方薬を服用するように。

 

おそらくこの2〜3年後には失聴したように思うのですが、意思が通じないということもなく、むしろ外からのストレスを受けなくなったことから性格が穏やかになり、フェアリー期と呼ばれる時期にふさわしい妖精感が増したように思います。

 

ちょうどこの頃から、珊瑚の負担を考えて旅そのものも3〜5日泊で予定を組むことが増えました」

復調を支えた旅と東洋医学のチカラ。

フレブル珊瑚

14歳のころ。このころから長旅は控えるように。

 

14歳となった珊瑚。フェアリー期のブヒらしいなんとも言えない愛おしさを全身に纏いながらも、体調と相談しながら旅は継続。

 

しかしそんな折、突然食事中に倒れ、その2日後から後ろ足が立たなくなる状態に。年齢を考え詳しい検査はあえてしなかったものの、既往歴からヘルニアか変形性脊椎症との診断。

 

注射と投薬で回復するも薬を減らすと後ろ足が立たず、全身の筋力が衰え痩せ細る身体。

 

その症状と重なるように鼻から膿が出たり手首に水が溜まったりと、堰(せき)を切ったように珊瑚の身にトラブルが降りかかります。

 

「鼻の膿はすでにぐらついていた前歯を抜歯することで改善したのですが、年と共に現れる珊瑚の不調を目の当たりにし、掛かりつけ医での治療や投薬はそのままに『キュティア老犬クリニック』という東洋医学に強い病院にも通い始めました」

 

ここでは週1度の鍼灸をしたり食生活のアドバイスを受けたり、珊瑚の健康に役立つアドバイスをたくさんいたいたのだそう。

フレブル珊瑚

お灸を受けているところ。

 

「この病院でシニアならではの筋肉や関節のこわばりや季節の変わり目による不調をフォローしてもらったことで、再び旅を再開することができたのです。

 

珊瑚はシニア期を通り越してもうスーパーシニアと言える年齢。それでも旅に出ると食事を楽しみ散歩を満喫する様子に、この子は生粋の“旅イヌ”なのだと実感しました」

 

「珊瑚が15歳になってすぐ、彼女の誕生日祝いにと新調した2代目のハイエースで旅に出ました。

 

この2代目は犬連れ旅に欠かせない冷蔵庫や電子レンジ、シンクなどの設備を備え、きっと珊瑚もより快適に道中を楽しめたと思います。

フレブル珊瑚

山梨・こすげ車中泊の旅。15歳誕生祝いに、2代目ハイエースで初めての1泊旅へ。

 

旅に出るたびに珊瑚が元気を取り戻す実感があり、それが嬉しくて珊瑚に無理のない範囲で相変わらず旅を楽しんでいましたね」

 

15歳を超えてからの旅は、年齢を重ねた珊瑚の身体をサポートするため、日頃使っているビーズクッションを車内にも投入しつつ、旅のスタイルを観光地をせわしなく巡るものから1カ所滞在型のゆったりしたものへとシフト。

 

旅先でのお祭りなど、人が集まる賑やかなイベントも珊瑚の旅心を刺激する一因となったようです。

フレブル珊瑚

2016年10月、腰痛発作以降最長の4泊、飛騨高山への旅。1キロほどの散歩も難なくこなし、旅イヌ珊瑚の完全復活を実感させる旅に。帰りに寄った木曽で奮発して松茸を購入、車内で調理していたとき、目を離したスキに珊瑚に松茸をかじられる事件が。普段テーブルのものには手を出さない珊瑚ですが、よほど松茸が魅力的だったようです。

 

そして、永遠の旅へ。

フレブル珊瑚

15歳10ヶ月。野沢温泉2泊の旅。

 

14歳での腰痛発作以来、日々の暮らしがゆっくりペースになった珊瑚。

 

一歩一歩を踏みしめながら歩くその姿に一層愛おしさが募り、まさに妖精そのものの存在に。

 

この頃から、高齢になると生食を消化するのが苦手になるとの獣医師からのアドバイスを受け、馬肉は生ではなく加熱したものを。

 

膀胱炎を繰り返すようになったことをきっかけに年中腹巻、冬はロンパースなど下半身を温めるファッションが増えたそう。

フレブル珊瑚

16歳8ヶ月。河津桜まつり2泊の旅。

 

「16歳を迎えた時に緑内障になり、眼薬の点眼を始めました。同時に下半身を冷やさないようお灸を取り入れるなど、晩年の珊瑚は季節を問わずいかに身体を冷やさないかに注意していましたね。

 

それと同時に、旅する先も無理なく行ける範囲や私がハマったクラフト市などが中心に。

クラフト市はワンコ連れも多く、たくさんの方に話しかけられて珊瑚も楽しそうな様子だったのが印象に残っています」

 

そうこうしているうちに珊瑚の身体にも老化がじわじわと押し寄せ、視野が狭くなったりシニア特有の旋回行動が見られることも。

 

「その後17歳の時に肝臓に腫瘍ができていることが血液検査でわかったのですが、年齢的にも外科的なアプローチは難しかったため、良性か悪性かの確定もしませんでした。

 

その代わり、民間療法や漢方、食事やマッサージなどを取り入れて腫瘍といかに上手く共存できるかという抱負を模索することに。

 

その決断を下した数日後に急激に体調が悪化し、2018年の年が明けた1月4日、私達夫婦に見守られながら、いつもと同じ川の字で眠るお布団の真ん中で珊瑚は旅立ちました。

 

腫瘍が見つかってから2週間、本格的な闘病は1週間。ギリギリまで旅を楽しみ、珊瑚は最後まで旅イヌとして、今度は終わらない旅に出かけたのです」

フレブル珊瑚

フルタイムで働くご夫婦のお正月休暇。その最後の日に、見守られるように、そして最後のお別れに大好きなパパとママが立ち会えるように旅立った珊瑚。

 

旅を愛し、その生涯を大好きな家族と旅することで過ごした幸せな生涯。

 

17才6ヶ月。ブヒにとって、この年齢はこの上なく長寿でしょう。

 

その秘訣は、常に好奇心を刺激し老いを遠ざける新たな体験と、年齢や体調と素直に向き合ってその時考えられるベストを選択するオーナーの懐の深さ、病気だからと好きなことを諦めない終わることのない冒険。これに尽きるように思います。

珊瑚ファミリー

 

「珊瑚を見送った今、喪失感はもちろんだけれど同時に達成感や安心感も感じています。

 

彼女のお世話や心配がなくなった今、夫婦で日々を楽しみながら珊瑚や早くに旅立ったぽん太に話しかけ時々涙する。

 

そして今ではいつでも何処へでも心と一緒に連れて行ける珊瑚やぽん太と一緒に旅をし、犬連れのときにはあった制限もなく何処へでも行ける。

 

寂しくないというと嘘になるけれど、17年半という歳月で珊瑚がくれたたくさんの思い出や幸せがあったからこそ、今のこの気持ちが得られるのかも。

 

珊瑚が生涯旅先で宿泊した日数は実に381日。でも、まだ私たちの冒険は終わりません。だって今もなお、いつでも傍に感じられる珊瑚たちと、これから何度も旅に出られるのだから」。

珊瑚ファミリー

 

長寿の秘訣。珊瑚の一生を聞くと、それは持って生まれた寿命以外に、“どんなライフスタイルを送るか”にも左右されるように思います。

 

楽しむこと。謳歌すること。好きな人と一緒にいること。無理に流れに逆らわないこと。そして、愛し愛されること。

 

それら全部をその小さな背中に乗っけた珊瑚はきっと今も旅の途中。いつの日が、大好きなパパやママと合流するその日まで。

 

文/横田愛子

 

いいなと思ったらシェア

おすすめ記事

特集

特集一覧