千葉県の台風被害に寄せて。今こそ、ブヒオーナーが手をつなぐ時。
千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風。日にちが経つにつれて被害の大きさやライフラインの復旧の遅さが報道されるようになり、電気や水道が長期にわたり使えない地域も多かった現実。メディアでは毎日のように被災地からの報道を行ってはいたものの、その大部分は当たり前のことながら人々のためのもので、そこに暮らすペットについて言及しているニュースや情報があまりに少ないように思います。ただ、そこに暮らす人がいれば、当然ながらその人たちの家族の一員として暮らすペットだって存在しており、人が大変な状況の中にあって、実際にペットとともに被災した人は、困窮する人々の中でペットの支援についての要望を言える状況にはないと想像できます。もちろん、すでにペット関連の支援のために動いている個人や団体の方々も多くおられるので、少しずつでも着実にペット支援の輪は広がっているはず。でも、もしかしたらまだ足りていないかもしれません。だからこそ今、遠く離れた私たちにもできる支援を考えてみませんか?
物資を送る場合は需要に応じるのが鉄則。

praditkhorn somboonsa/shutterstock
被災地には様々な物資の支援が届いていたようですが、その量にはかなりの差があるようです。
例えばメディアで大きく報道されている地域には物資が集中し、同じように被災しているけれど報道が少ない地域では物資が足りていないなど、需要と供給のバランスが取れていない状況に。
そしてペットのための物資も続々と搬入されているようですが、被災地ではペットフードやトイレシート、猫砂、匂わないウンチ袋などを必要としているケースが多いようです。
ただ、もし何か物資を送るのであれば、まずは送りたい先に何が足りていないかの確認を取ること。
そして直接現地へ配送する場合はひとつのダンボールに入れるものは1種類。
例えばペットシーツなら同サイズのペットシーツをまとめて詰め、ダンボールの外側に大きく中に何が入っているのかを明記しましょう。
被災地では物資の仕分けにも人手が必要となるので、こういったひと工夫をすることでよりスムーズに物資の分配が行えます。
情報を届ける、というボランティア。

praditkhorn somboonsa/shutterstock
被災地の近くに暮らす人の中には、週末や連休を利用して現地に足を運び、何かボランティアをしたいと考えているブヒオーナーさんも多数おられると思います。
そんな時に頭の片隅に置いておいて欲しいのが、現地では情報を入手できない人が多くいるということ。
停電している地域ではTVが見られず、年配の方などはツイッターなど情報源を仕入れるためのツールとなっているSNSを利用していない方も多数。
そのためどこでどのような支援が行われているか、避難所の案内やペット同伴の可否などを含め、一切の情報が届いていないことも。
もちろん自治体単位で情報をまとめたビラを配ったり防災無線などで情報共有をしようと動いていますが、特に山間部で樹木や建物の倒壊により道路が遮断されているエリアの場合、情報が行き届いていないことが多々あります。
そのため、もし何かしたいと現地入りを希望するのなら、情報を届けるという役割を担うのも重要な働きのひとつ。
SNSでは「千葉県台風 ペット」などをハッシュタグ検索すると様々な情報が出てきますが、その中には被災した家庭向けにペットを一時預かりしてくれるシェルターなどの情報もアップされています。
SNSを利用できず、ペットのケアもままならないという被災者の方に向け、そういったペット関連の支援情報を伝えるのもペット支援のひとつの形ではないでしょうか。
なお、現在ペット同伴(犬と猫のみ)の避難を受け入れているのは千葉市美浜区内の稲毛記念館に開設された避難所で、ここでは市動物保護センターの獣医師が常在しているとのこと。
他にも、NPO法人「ランコントレ・ミグノン」では千葉県内で被災されたペットを千葉県東金市にある東金シェルターで最長1ヶ月間無償預かりしてくれます。
こちらは芝生のドッグランもあり、電気は発電機で必要最低限をまかなっているが水道は確保されているそう。
https://www.instagram.com/petmignon/
現地でのボランティアを考えている場合は、こういったペット避難を受け入れている施設に連絡し、何かお手伝いできることがないかを問い合わせるのもオススメです。
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義援金や寄付で気持ちを届ける。

Lee waranyu/shutterstock
被災地までは遠いし、物資も何を送ったら良いのかわからない。でも何か支援をしたいと考えているなら、シンプルに募金がオススメです。
どこに寄付すれば良いのかを迷う場合は、「千葉県 台風 ペット支援」などのキーワードで検索すれば被災したペットのための支援を行なっている団体や施設が出てくるほか、フレブルオーナーにとって身近なところでは、千葉県で唯一無二のフレブル&イングリッシュブルドッグアイテムでお馴染みの「BullPeenats(ブルピーナッツ)」さんがすでに支援に動かれています。
ちなみにBullPeenatsさんでは現在支援物資の募集はストップしており、支援金は随時受け付けているそう。
支援の詳細はBullPeenatsさんのオフィシャルインスタグラムなどで発信されているので、支援金を考えている場合は一度チェックしてみてください。
また、上記で紹介した「ランコントレ・ミグノン」さんでも支援を受け付けているので、ここならば信頼できる、と思える支援先を探してみてください。
被災地では私たちの愛ブヒ同様に、家族の一員として愛されているフレブル始め、多くのペットが困っている状況にあります。
支援の手が後回しになるペットたちに何かできることをしたい、その思いは動物を愛する人ならきっと同じ。
だから今こそ、自分にできる範囲でその思いを届けませんか?
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おわりに
フレンチブルドッグのオーナーは横のつながりが強い、オーナー同士の絆が深いとよく言われます。それはブヒオーナーならば実感したことがある人も多いはず。もし被災地にSNSで繋がっているフレブル友達がいれば、まずは困っていることはないですかと聞いてみてください。人間のための支援は来ていてもペット支援はまだまだ手付かずというエリアも多いので、草の根的な活動がペットを救うためには不可欠。こんな時だからこそ、フレブルオーナーの絆を発揮しましょう。頑張れ、千葉!
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