【取材】それはまるで15歳のパピー。すべてを受け入れて、これからも楽しく#24はなこ
10歳を超えても元気なブヒを、憧れと敬意を込めて“レジェンドブヒ”と呼んでいるFrench Bulldog Life。その元気の秘訣をオーナーさんに伺うのが、特集『レジェンドブヒの肖像』です。
今回は15歳の女の子、はなこちゃんの登場です。人間が年老いてから赤ちゃん返りをするように、“パピー返り”をした我が子に悩んだ日々もあったというママさん。その悩みが晴れた、あるきっかけとは……。
目次
はなこちゃんプロフィール
年齢&性別
15歳の女の子
体重
7kg
好きなこと
食べること。親しい犬友と過ごすこと。
既往歴
2歳のとき、椎間板ヘルニアに。ステロイドで治療し、1週間で回復。
その後、5歳で再びヘルニアになり、同じくステロイドで治療。
13歳で鼻炎に。現在も2週間に1回、注射で治療中。
2歳のときに椎間板ヘルニアに
パピーのころから、おっとりした穏やかな性格だったという女の子・はなこちゃん。
オーナーの西井美千代さんご夫妻と関西で暮らす、小柄なブヒです。
現在15歳ですが、若い頃に2度のヘルニアを経験。
最初は2歳のころ。後ろ足がもつれるので、「少し運動させすぎたかな?」と思いながら病院へ連れて行くと、椎間板ヘルニアでした。
レントゲンを撮ると、はなこちゃんは通常より椎間板がひとつ多く、ヘルニアが2カ所あることが判明。
2週間のステロイド投薬と安静を言い渡されましたが、1週間後には元気に走り回るまで回復したそうです。
その後、5歳のときにヘルニアが再発、再び薬で治療。
「手術の選択は、ありませんでした」と西井さんは語ります。
実は、はなこちゃんの前の先代フレンチブルドッグ・じんべいくんが、6歳という若さで、ヘルニアの手術中、麻酔が合わずに亡くなるという悲しい経験があったのです。
「まだ6歳。早すぎましたね…。その後すぐにはなこが来たので、最初からヘルニアには気をつけていました」
階段や段差、ソファに上がるときなどはすべて抱っこで、細心の注意を払ってきたそうです。
ヘルニアになってからは、無理をさせて疲れが残らないように、一緒に出かけた翌日は完全な休息日に。
10歳からは、暑さが厳しい夏の2カ月間は、長野県軽井沢にある別荘で過ごしているそう。
「軽井沢は水や空気が美味しく、敷地内ではノーリードで過ごせるので、はなこにとってはストレスもないようです」
避暑地に長期滞在できるなんて、暑さに弱いブヒとブヒオーナーにとっては羨ましい限りですね。
鼻炎で体重も体力もダウン…
若いころから、食事は手作り。
鶏胸肉や牛肉、ブロッコリー、キャベツ、きのこ類などの野菜、豆腐やおからなど、バランスのいい手作りごはんを食べてきました。
ところが13歳のころ、ごはんをあまり食べなくなることが。
同時に、鼻水が多量に出始め、息苦しそうにして夜も眠れない日々が続きます。
「なんらかの腫瘍や異物があるのでは…」と心配でMRIを撮ると、鼻腔から耳まで粘液が排出できずに溜まっていました。
診断は鼻炎。
腫瘍ではないことがわかり、ほっと胸をなでおろしたものの、鼻炎は想像以上にはなこちゃんを弱らせていきます。
病院で処方された薬を受け付けず、食欲がなくなり痩せ、体力もダウン。
「ずっと寝てばかりで自力での排泄が難しくなり、オムツをする生活でした」。
体力をつけるために、「まずは食べること!」とムース状の缶詰(犬用流動食:デビブ/カロリーエース)や、粉状の療養食をシリンジや人間用の吸い口を使って、口角から流し入れるように食べさせたそうです。
このサポートで、体力が少しずつ回復。
「いい形のウンチが出たときは嬉しかったです」。
今は朝食にカロリーエースや森永乳業の介護食を水で溶いたものを。
夜はブッチの柔らかいフードを細かく刻んだものを食べています。
「ときどき飲み込みづらいときがあるので、そういう日はミキサーでムース状にしています」
しかし、今年に入ってから春にかけ、再び鼻がつまり始めました。
そこで現在は飲み薬を止め、2週間に1回、抗生剤を注射して治療を継続しています。
13歳で車椅子デビュー! 自慢の車椅子で、散歩中は得意顔に
ヘルニアで後ろ足の力が弱まっていたこともあり、シニアになってからは長時間の歩行ができなくなってしまいます。
13歳の春、後ろ足が震えだしたことを機に車椅子を作りました。
これが大成功! 思いのままに動けるようになったはなこちゃん、最初のころは得意になっていたそうです。
「お散歩のとき、すれ違う人に、自慢気に“どう?”って見せていました(笑)。
一時期でも、自力で思いのままに動ける体を体感できたのは良かったですね」
とはいえ、今はなるべく自力での歩行を目指し、車椅子はあまり使っていません。
というのも、前足を中心に動く車椅子は、背骨にかかる負担が大きいのです。
「体がいちばん辛そうだったときは、前足への負担も大きかったのか、4本の足がペタッと開いてしまうようになって…。それで、しばらくやめることにしたんです」
そんなとき出会ったのが、ドッグマッサージ。
昨年10月、評判の良いドッグマッサージの先生が千葉県から関西に来ると知り、犬友さんと一緒に試してみることに。
「マッサージ後のはなこは、後ろ足がピーンとしっかりと立っていて、すごく効果があったんですよ。
マッサージの先生からも、車椅子だけに頼るのは良くないとアドバイスをいただいたので、使用はときどきにしています」
しかしママさんは、“はなこちゃんにとっての最善”をいつも考えています。
「車椅子には賛否両論あります。しかし今後、必要になったら、また使用するかもしれません」
粗相はして当然。シニアで起きた変化をすべて受け止めて
シニアになってからはトイレを粗相するようになり、当初“どうして?”と思い悩みました。
しかしある日、粗相をしたあと部屋の隅に小さくなって隠れていたはなこちゃんを発見。
「パピーのころも粗相をすると、テーブルや椅子の下に隠れていることがあったな」とハッとしたそう。
叱ってもいないのに部屋の片隅で落ち込むその姿に、西井さんも胸が痛くなります。
そんな悩みを救ってくれたのが、SNSで交流のある同じシニア犬のオーナーさんたちでした。
励まされたり共感し合う中で、「こうあるべきと思っていても、“動物なんだからできるわけないじゃない”と考え方を変えたら、すんなりと粗相を受け入れられました」。
まるでパピー返りしたかのようなはなこちゃんのことを、今では「何でも受け止めるつもりです(笑)。私が怒らなくなったので、はなこも今は平気で粗相してますよ」と、大らかに笑う西井さん。
“何でも受け止める”。言うは易く行うは難し。深い愛情がなければできないことです。
今では目も見えなくなり、耳も聞こえてないようで、1日の大半を寝て過ごしているはなこちゃん。
「ですが、ずっと家にいて寝込まないように、朝夕はゆっくり、短時間ですが、毎日散歩に行くようにしています。
ご近所の犬たちと触れ合うと、元気になりますね」
外のニオイを嗅ぎ、他のわんことご挨拶をする。それが日々刺激になり、ご長寿へとつながっているのかもしれません。
阪神淡路大震災の経験から、「もしも」に備えてドッグリュックを購入
1995年の阪神淡路大震災を経験している西井さん。
この災害経験から、はなこちゃんの足が弱くなってきたときに購入したのが、ドッグリュック。
万が一に備え、いつも玄関の近くに置いてあるそう。
というのも震災の際、当時住んでいたマンションのエレベーターが使えなくなり、すべて階段という生活がしばらく続いたのだそうです。
「また大きな地震が来たら、はなこは階段を自力で降りられません。
災害時に避難する際にはほかにも荷物を持つことを考えて、知人に教えてもらったリュックを買ったんです」
地震に限らず台風など、災害大国の日本。
ごはんやトイレシートの備蓄だけでなく、最悪の場合を想定した備えがあれば、いざというときにも落ち着いて行動できるでしょう。
大切なブヒを守るため、見習いたい備えです。
リュックのみならず、フードや車椅子、マッサージと、そのときそのときで、はなこちゃんにとってベストなものを探し、試行錯誤をしてきた日々。
その大きな愛こそ、長生きへとつながっているのではないでしょうか。
「こうして、はなことの生活を改めて振り返ってみると、本当に楽しかったなぁと思います。これからも楽しく過ごしたいですね(笑)」
取材・文/都丸優子
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【ロッチ出演決定!】フレブルLIVE「11/9(土)」の司会はフレブルラバーのロッチ!
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
一日目は愛ブヒとファミリーが主役になる、参加型コンテンツ。
二日目はアーティストを呼んで、史上初の愛ブヒと楽しめる音楽フェスを開催。
2daysで大きく内容が異なるのも「フレブルLIVE」の魅力です。
そして…今年の司会は、待望の「ロッチ」が登場!
みなさん! ついにロッチのお二人が「フレブルLIVE」にやってきます!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。