【DNAが証明!】やっぱボクらは最良のカンケイだった。人間とフレンチブルドッグの『科学が証明した』深い絆!
犬が人間にとって最高の友っていうのは昔から世界中で言われてきたことだけれど、実はその言葉を裏付ける証拠が最新のDNA研究で発見されたそう。そういえばフレンチブルドッグは1880年代にパリで誕生したのが最初らしいけれど、犬と人間、そして私たちとフレンチブルドッグって、長い歴史の上でもベストな関係なのかもしれませんぞ。
氷河期末期の頃から、犬は人のパートナー。

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アメリカの学術誌「サイエンス」によれば、なんと犬が家畜化され人と共に暮らし始めたのは今から1万1000年も前の氷河期末期の頃。
人類が初めて家畜化した動物が犬だったことが、最新のDNA研究によって確認されたのです。
とはいえなぜ犬を家畜化したのかという疑問はこれから探っていくそう。

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しかし、まだ人類が移動を繰り返して生活する狩猟・採集民族だった時代から犬をパートナーとして選んだことで、人と移動をともにしたイヌ科の遺伝子の一部は『ヒトの遺伝子パターン』を模しているんだとか。
この研究では、犬は食べ物の匂いを追って人間の集落にたどり着いたオオカミから進化したのだろうと考えられているのですが、例えば猫が約6000年前に家畜化されたと言われていることを考えてみると、人と犬との結びつきの歴史がひときわ長いことに気づくはず。

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氷河期時代なんて現代を生きる私たちには想像すらできないけれど、例えば真っ暗の闇夜に、互いを守り暖をとりながら犬と寄り添っている人間を想像すると、なんだかとても不思議で温かな気持ちになります。
生きる時代が違ってもそこには犬と人がいて、お互いに相手を支えながら現代までその関係を維持し続けてきたなんて、まるで時空を超えるロマンスのようではないですか。
フレブルはパリの下町生まれ。

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さてさて、氷河期末期に人と暮らした犬たちのなかに、残念ながらフレンチブルドッグはおりません。
それもそのはずで、諸説あるもののフレブルが誕生したのは1880年代のパリの下町。
当時熱心にブリーディングを行なっていたブリーダーが作出したのが最初だとか。

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登場当初は庶民の間で人気を博し、その後フレブル唯一無二のルックスに惹かれた芸術家が愛好したのだけれど、フランスの有名画家、ロートレックの「Le Marchand de Marrons」という作品の中にブリンドルのフレブルが描かれているのは有名な話。
そして日本には大正時代に初めてフレブルが登場したとされています。

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大正モダンな時代とフレブル…。
大正モダニズムといえば今で言うところの乙女なロマン文化が花開いた頃ですが、その時代にはモダンガールやモダンボーイと呼ばれたお洒落な男女がフレブルを連れて街を闊歩していたのかもしれませんね。
こうしてフレブルの歴史を紐解けば、日本にも意外と早く上陸し、愛されてきた犬種ということがわかります。
日本におけるフレブルは昭和初期に一躍人気となった後に飼育頭数が下降するのですが、その間もフレブル好きは途絶えることなく再び人気犬種に返り咲いたのです。

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ところで、フレブルがパリの下町生まれと聞いて、なんだか妙に納得しませんか?
ちゃきちゃきしていて陽気で明るいイメージはフレブルそのままで、パリの代表的な下町といえば映画「アメリ」の舞台となったモンマルトル。
モンマルトルはルノワールやモネ、セザンヌにピカソなど名だたる芸術家が暮らした場所でもあるので、もしかしたら彼らもフレブルを愛でていたかも。
現代のブヒは、もはや我が子。

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氷河期時代に始まり1880年代のパリを経由し現代へとタイムスリップしてきましたが、現代の私たちとフレブルの関係は、もはやオーナーと愛犬という枠を超えて「我が子」のよう。
これにはフレブルが完全室内飼いの犬種であることも深く関係していると思うのだけれど、寝食を共にしていつも私たちの足元をストーキングするまあるいヤツらは、もはや子供のような存在感です。

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French Bulldog Lifeでも、ソファーで寝落ちしベッドまで運んでもらうブヒや人間のオヤツを物欲しそうに見つめるブヒなど、完全に人間の子供のような仕草にキュンしてしまう画像をお届けしていますが、何度繰り返して見ても完全にヒト。
こうして彼らはさらなる進化を遂げて…いくのかはわかりませんが、時代とともに動物と人間の暮らしは変わるけれど、そこに共通しているのはお互いを必要とし思いやるという原始的な愛。

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ところで「愛」についての名言は数あれども、イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピアは「ハムレット」の中にこんなセリフを残しています。
「愛が大きければ心配も大きく、いささかなことも気にかかり、少しの心配が大きくなるところ、大きな愛もそこに生ずるというものだ」と。
私たちが愛を注ぐブヒたちは時に心配のタネになったりもするけれど、それも愛の大きさゆえなのかもしれません。
終わりに

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フレンチブルドッグと人間の関係を歴史的側面から覗き見ましたが、きっと彼らはこの世に誕生したその日から、愛くるしさMAXのその姿と仕草で私たちを魅了し、今の今まで多大なる愛を注ぐ対象だったように思います。
きっと昔の人たちも「何よこの子、もしかして背中にボタンがあって中に人が入ってるのではないかしら」なんて笑いながら、まあるいヤツらに翻弄されていたのでは? なんて思ったりして。
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