【取材】防災を考える〜アナイス 代表・平井潤子さんに訊く〜
あなたは「もし今、災害が起きたら?」と考えた事はありますか? そんな時、飼っている犬たちをどのように守ればいいのでしょうか。
「動物と共に避難する」ために情報提供等でサポート活動をされている特定非営利活動法人「ANICE(アナイス)」の代表・平井潤子さんに、動物の防災についてうかがいました。
目次
- 1、災害が起こる前に
- 2、災害が起こったら
- 平井さん、どうして防災なんですか。
この記事はBUHI vol.16(2010年9月27日発売)からの転載記事です。配信元または著者の許可を得て配信しています。
※2017年3月「アナイス」代表 平井潤子様に加筆修正いただいております。
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BUHI vol.16「守る」
・愛ブヒのためのセーフティ・ノート
・健康こそ(アイペット動物病院・馬場先生が語るフレンチブルドッグの健康管理)
・「マテ」が愛犬を救う(さまざまな危険を回避するための最重要ポイント)
・安全・安心を支えるセーフティグッズ
・防災を考える(「アナイス」代表・池田潤子さんに訊く)
・魚を食べさせよう(お魚手作りご飯をリコメンド「る・ぽわそにえ」)
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住む場所を失う等の被害を受け、普通の生活ができなくなるのが災害。人命救助が最優先の中でペットはどうすれば守ることができるだろうか。動物の救護対策を検討する行政もあるが、基本的には飼い主が責任を持ってペットを守るための準備をすることが大切。モラルを守ることや、譲り合いの精神も必要になる。
1、災害が起こる前に

DuxX/shutterstock
◆災害の種類を把握しよう
災害と一口に言ってもいろいろあります。大雨(雪)や台風による水や風雪の被害。火山がある地域では噴火による地震、土石流や溶岩流、火山灰や火山弾。原発事故や化学工場での爆発や火災、テロリズムなど人的な災害。そして日本中どこでも起こりうる地震災害。
また、災害によっては事前に予測がつき、また終息の見通しがつくものもあります。天候による災害は天気予報で個人個人がある程度の状況把握はできますから、その家に応じた防災対策がとれるでしょう。浸水や土砂崩れなどの被害が出る前にあらかじめ避難することもできるでしょう。火山による災害も、ある程度は予測がつきます。
この中で予測が難しいのは、人災と地震。中でも場合によっては壊滅的な規模で、被害が広範囲に及ぶのが地震です。
あなたの住んでいる地域では、どのような災害が起きる可能性があるでしょうか。そのあたりは、地域の行政がホームページなどで対策を呼びかけているので確認してみるのがいいでしょう。
◆ご家族で話し合いをしてください

Hollysdogs/shutterstock
地域的な災害の特色が分かったら、あなたの家庭ではどういう対策をとることが必要か話し合いましょう。ハード面とソフト面で考えるのがいいでしょう。
ハード面とは家と物の問題点です。あなたの住まいの構造は? 地震の場合、木造であれば鉄筋造よりも倒壊の危険は高いです。集合住宅であれば、非常階段などの避難経路の確認が必要です。家具は固定されているか。避難用品はどこにどれだけまとめておくか。避難所はどこにあるか……等。
ソフト面は人と動物が抱えている問題点です。災害時、家族全員が揃っているとは限りません。お母さん一人の場合、ペットも連れて荷物は持てるのか。ペットの特徴はどうか。病気等はないか。その場合、薬の予備はあるか、病院の場所は分かっているか……。あらゆるシチュエーションを想定しましょう。
一番大事なのは、ペットも含めた家族全員が無事で再会できること。飼い主であるあなたが無事でなければペットは守れません。あなたとあなたの家族が無事でいられるようにしっかりと準備をしましょう。
◆日頃から災害に備えてできること(しつけとクレートトレーニング)

Irina Kozorog/shutterstock
ペットについては、日頃のしつけが災害時に大きくものを言います。避難所のような所で、しつけができていないペットがいれば、トラブルの元になる事は目に見えています。管理不足等で、日頃から地域の人ともめ事があったりすると、災害時に一気に問題が表面化することも考えられます。日頃から責任感を持ってしつけをしましょう。
クレート・トレーニングは、災害時に役立つしつけの一つです。クレートとはキャリーバッグやケージなどの入れ物のことですが、避難所ではペットをそういった狭い空間に長時間入れておくことが多くなり、ペットへ相当な負担を強いることになります。
日頃から、ドアを開けっ放しのクレートを部屋に置くなどして、落ちつける空間として自分から入るようにしつけておけば、いざという時にペットに与えるストレスを軽減できます。
実際にあったケースでは、あるワンちゃんが地震で驚いてサッとクレートに逃げこんだおかげで、倒れてきた家具から身を守ることができたという例もありました。
◆ペットの非常用準備品について

Angyalosi Beata/shutterstock
ここで、実際にどのような物を準備したら良いか考えましょう。水やフードは少なくとも5日分。特に治療食や薬を服用している場合は、支援物資では手に入らないので最優先です。日頃から余裕を持ってストックしておきましょう。
また、ペットの健康状態を記したメモを用意しましょう。災害時はかかりつけの病院で診てもらえるとは限りません。病歴や薬の名前、量、治療経過等を記録したり、服用している薬の記号番号や容量が記載されている面を携帯電話のカメラで写しておけば参考情報になり、巡回診療などでも診療がスムーズです。
また、首輪につける名札や鑑札は必須です。災害時の混乱の中では、ペットと離ればなれになってしまうケースもあります。マイクロチップを装着している場合でも、災害時に備え、室内でも名札や鑑札のついた首輪は外さないようにしましょう。ペットと一緒に家族が写っている写真が数枚用意してあれば、迷子捜しに役立ちます。
その他、リード、キャリーバッグ、手入れ用品は用意しましょう。避難所でも役立ちます。フレンチブルの場合、暑い季節は濡れタオルや霧吹き等も必需品です。
2、災害が起こったら
◆冷静に判断し、避難する場合は犬も一緒に
災害が起こった瞬間は、冷静な判断が大切です。地震の場合は
①ドア等を開けて避難経路の確保
②机の下等にもぐり、落下物から身を守る
③火の始末
④揺れがおさまったら、家族・ペットの安全を確認して、情報を集めます。
避難する場合は、ペットはキャリーバッグに入れるか、リードをつけて歩かせます。注意することは建物やブロック塀の倒壊、揺り返しによるビルなどからの落下物、瓦礫や割れたガラスなどです。足裏(肉球)の怪我を予防するために、バンテージ(包帯)等を用意しておけば役に立つでしょう。
海に近い方は津波にも注意して下さい。また地震による延焼火災も大きな被害をもたらします。「大丈夫そうだから、とりあえず動物は自宅に置いて避難しよう」というのは、最悪の事態を招く結果となりかねません。共に避難が原則です。
◆避難生活で最も大事なのはモラル
避難所では、プライバシーの保てない空間で多くの人が共同で暮らします。家の倒壊、肉親の不幸等が突然身に降りかかり、誰もが平常心ではいられません。そんな中では、動物の事などは二の次になるのが自然です。
動物が苦手な人やアレルギー等の疾患で動物と一緒にいられない人もいますから、避難所の居住空間にペットを入れることはできないでしょう。その場合は、「ペットも家族だから」などと無理を言わず、廊下や用具置き場等をペットのスペースにするなどの住み分けを提案してみてはどうでしょうか。
避難生活はモラルが大事になります。ペットが所構わずオシッコするようでは困ります。外に連れて行く等コントロールしないといけません。それが飼い主の責任です。お互いに譲り合うという飼い主の姿勢が大切になります。
また、動物が人々に心の癒しをもたらすことがあります。避難所に笑顔が生まれたり、子供達が遊びに来て元気を取り戻したという話もよく聞きます。動物の存在はそういう良い効果もあるのです。
◆災害現場で起こりうる様々な事態
災害は動物にとって味わったことのない恐怖です。精神的ショックで食事を食べなくなったり、怪我をした場合は痛みのあまり飼い主を噛んでしまうこともあります。その場合はパニックにならず、冷静に対処してあげてください。
また、瓦礫などのホコリで喉をやられてしまうので呼吸器系が弱いフレンチブルは特に注意が必要です。
昼間、犬だけでお留守番をしている時間があるお宅では、夏場の震災で停電になり、エアコンが止まってしまった時に避難できる居場所を考えておいてはいかがでしょう。
暑さに弱いフレンチブルを、逃げ場がない部屋に閉じ込めて出かけるのではなく、玄関やふろ場のタイルに避難できるようにするのも一案です。ケージなどでお留守番する場合には、風通しや日中の陽当たりも考えて設置することが必要です。
さらに、あまり考えたくない事ですが、家の倒壊、働き手の負傷などで、動物を飼い続けられないという場合も出てきます。ペットの幸せを考えれば、他の人に譲渡した方がいい。そういう場合に備えて、あらかじめ親戚等に相談しておくこともできるでしょうし、日頃、フレンチブルドッグのコミュニティ等で集まることがあれば、飼い主同士で緊急時の助け合い方法を話し合っておくことも有効かもしれません。
このように、災害時は、思ってもいなかったことが起こります。できるだけ細かくシュミレーションして、心構えと準備を行ってください。特に都会の災害はサバイバルです。誰も当てにできないと考えてください。
平井さん、どうして防災なんですか。

Irina Kozorog/shutterstock
ーもともと動物がお好きだったのですか。
すごく好きですね。盲導犬協会のボランティアで、生まれて初めて子犬から育てたり、繁殖犬を預かって出産させていた時に、自分がこの子に対し責任を持たなきゃいけないっていうことをすごく感じて、そうすると、いろんなことが気になって来て、例えば災害時に自分に何かあったときどうするの?って思ったんです。
もともと、私は児童教育を勉強していたんですが、子供を取り巻く周囲の人達の責任、という点では通じる所はいっぱいありますね。
今は、猫を飼っています。
ー災害と動物の関係に興味を持たれたきっかけは何ですか。

Rawpixel.com_shutterstock
一番最初は91年の雲仙普賢岳の火砕流です。たくさんの方が犠牲になったんですが、あの時動物の事が全然放送されなくて、「いたはずだよね、どうしたんだろう」って思ったんです。
それから、阪神大震災で親戚が被災した時、動物愛護団体が集まって活動をしていたことは知っていたのですが、手に負えない現実もあることを目の当たりにして、これはなんとかしなきゃと思っていました。
その後、三宅島の噴火の際、救援センターでの手伝いとして1年間活動するうちにいろいろ見聞きし、頭の中が整理できたんです。動物の救護といっても飼い主さんの支援っていうことになるんだなと痛感したんですね。
私たちは動物が好きだから動物のことばかり言っていたけど、動物たちには何が幸せかって、やっぱり飼い主さんと会えたときのあの喜び。あれにはとても私たちは敵わない。
だったら、一刻も早く飼い主さんのもとに戻してあげたいなって思うし、そのためには飼い主さんが元の生活に戻れるように、一時的に私たちが動物のお世話をしているんだというふうに考えるべきだなと思いました。
ーその後ですね、「アナイス」を立ち上がられたのは。
そうです。三宅島で活動していた人たちと一緒にNPO法人として始めました。
もともと、専門家として活動していたわけではなく、普通の主婦をしていましたので、動物の専門的な勉強はちゃんとしてなかったんです。
だから、大学に入り直して動物の基礎生理から学びました。それが災害後の動物にしばしば見られるストレス兆候を理解することにつながるかなと思いまして。
ー思っていてもやらない人は多いなかで、平井さんは行動を起こしていらっしゃる。尊敬します。

Robert Neumann/shutterstock
照れくさいです。性格的に、「偉そうなことを言うならやろうよ」って思う所があるんです。例えば、行政がやる事を「あれはダメ、これはダメ」って批判するだけじゃなくて、実態を自分でちゃんと見てみようって思って。そうすると原因は色々見えてくるんですよ。
都内の保健所等の例では、動物行政担当って各区で2人とか3人とかしかいなかったりするんです。大規模災害が発生した時にその人数でその区の動物全部は到底ケアできないですよ。
被災地では、自分たちも被災している状況で、住民のために一生懸命働いてくださっているのに、批判ばっかりしていることは疑問です。
やっぱり、できることとできないことがある。ということは、自分でやらなきゃいけないことがあるんです。だったら、自分で考え、動くことの重要性を伝えていこうかなって思ったんですね。
私がやっていることはお金にもならないし、非常時の事ですからほとんど日常には関係無い。でも、記事を読んでくれた人が、何かあった時に、「あ、そういえばこう書いてあった」ってちょっとでも役に立ったら嬉しいなって思うんです。
ー動物は好きで飼っているのに、行政のせいするのはおかしいですよね。
そうですね。自分の家族と愛犬を守ることを他力本願に考えず、ご自身で災害に備えていただきたいです。
私たちは、動物のことを考えていても、動物に関わる「人」のことに立ち返らざるを得ないんです。また、人と動物の共生に関するいろいろな活動がある中、たまたま私は入口が災害だったというだけで、行き着く所は「どうすれば動物と人とがハッピーに暮らせるか」っていうこと。
そうすると結局は「普段からちゃんと飼いましょうね」っていう単純な話になったりするんですよね(笑)
ANICE 代表 平井潤子
(財)日本盲導犬協会、(社)日本動物福祉協会、(財)日本動物愛護協会、三宅島噴火災害動物救援センターなどでのボランティア活動を経て現在に至る。
新潟県中越大震災動物救済本部監事
東日本大震災東京都動物救援センター 管理運営部門副センター長
【調査活動】
2004新潟県中越大震災
2005福岡県西方沖地震
2007能登半島地震
2007 新潟県中越沖地震
2008 岩手・宮城内陸地震
2010 東日本大震災
2016 熊本地震 ほか
ANICE (アナイス)——動物とともに避難する
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