2021年11月4日3,852 View

フレブルが言葉を理解している可能性。毎晩眠りにつく前に伝えること。[特集:ミドルシニアLIFE]

日常的に愛ブヒに話しかけること7年。実感として彼らフレブルが言葉を理解しているのではないかと思うことが増えてきました。褒められているときの誇らしげな顔、怒られたらそそくさと自分の寝床に避難し上目遣いでこちらを様子見する仕草など、うん、完全に言葉、理解してるよね。そう確信する次第。人間の赤ちゃんは2歳頃から簡単な言葉を覚えて発するようになるそうですが、ミドルシニアのフレブルともなればきっとそれ以上の言葉を理解しているはず。たとえ人間同士でも言語が異なれば言葉でのコミュニケーションは難しいけれど、こちらは異種。それでも言語コミュニケーションが成り立つって言うと笑いますか?

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

マイナスではなくプラスの言葉を伝える。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

TanyaCPhotography/shutterstock

褒めて伸ばす。これは愛犬を育てるうえで欠かせないしつけ方ですが、振り返ればパピーの頃はシートの上でオシッコをしたら大袈裟に褒め、お座りや待てができれば小躍りして褒め倒した我が家。

 

きっとどの家もそうで、褒められてうれしいという成功体験の積み重ねがお利口なブヒを育むのだと思います。

 

それにはマイナスの言葉ではなくプラスの言葉、つまりポジティブな言動が必須。

 

私たちだって「変わり者」と言われるよりは「個性的」と言われた方がうれしい気分になるように、同じことを指すのでもプラスの言葉を選ぶこと。

 

肯定的な言葉を多く愛ブヒに伝えることで、フレブル側もいっそうこちらの言葉に耳を傾け理解しようとしてくれるのでは? と考える次第。

 

ちなみに近年の研究結果では犬は声の高さや表情で人間の感情を読み取っており、しかも人からたくさん話しかけられる犬はそうでない犬と比べて2〜3年ほど長生きする傾向にあるという調査結果もあるそう。

 

頻繁に話しかけるだけで2〜3年も寿命が伸びるなんて凄いですよね。

 

しかもその言葉が耳にしてうれしい言葉ならなおさら、その効果はもっと上がるのかも。だから今日もたくさん話しかけるのです。

 

話しかけることで幸福感アップ。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

BONDART PHOTOGRAPHY/shutterstock

「お散歩」「ご飯」「おやつ」といった頻繁に発する言葉以外にも、毎晩今日の出来事などを愛ブヒに話しかけるというオーナーさんはそこそこいるはず。

 

中には晩酌のお相手をしてもらい愚痴を聞いてもらうなんて猛者もいますが、その愚痴が自分に向けられているのではない限りフレブルにとってはオーナーさんに構ってもらえる幸せな時間なんです。

 

犬の長生きの秘訣は運動と食事、そしてストレスのない暮らしですが、話しかけることで安心感やかまってもらえるうれしさが満たされ、結果ストレスの緩和に繋がるのだとか。

 

しかし話しかけるのが良いからと言っていつ何時でもOKってわけではありません。相棒が心地よく寝ているのを無理やり起こして話しかけるのはNG。

 

一緒にゆったり過ごしている時や甘えにやって来た瞬間を見逃さず、優しいトーンで話しかけるのが最大のポイント。

 

話すついでに背中を撫でてあげれば喜びは倍増で、こういうツボを抑えた話しかけがストレスを緩和させるのに効果的なのです。

 

そんなに話すことがないわなんて思ったかもしれませんが、「ご飯をちゃんと食べて偉かったね」「散歩でカッコよく歩いていたね」なんて、本当に些細なことでも大丈夫。

 

当たり前のことでも言葉に出して褒めることは、仕事をして人間に褒められることが本能的に大好きな犬にとって大きな快感。

 

フレブルは働く犬ではないけれど、自分のした行動を褒められるのは意欲の向上にも役立ちますよ。

 

毎晩伝える特別な言葉。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

bozsja/shutterstock

日頃からたくさんの言葉を語りかけるように意識しているけれど、毎晩一緒にベッドに潜り込む相棒におやすみ前に必ずかける言葉があります。

 

それは「うちの子になってくれてありがとう、幸せにしてくれてありがとう」というもの。

 

こうして文字にすると非常に照れくさいですが、愛ブヒを迎えたことで得たたくさんの幸せを噛み締め、それを彼が生きている間毎日伝えられたなら。そんな風に思います。

 

言葉の意味が余さず伝わっているかはブヒのみぞ知ることだけど、きっとこの気持ちは届いているはず。

 

人間でもあの時こう伝えておけば良かったと後になって悔やむことはありますが、生きる時間の長さが私たちより短いフレブルにとって後回しにして良いことなんてひとつもありません。

 

だから思った時に思ったことをしっかり伝える、それもプラスのパワーを持つ言葉で。というのが自分に課したルール。

 

良い言葉って毎日を過ごす上での活力にもなるし笑顔の源にもなるもの。

 

ミドルシニア期はもう色んなことを覚え理解している年代だから、若い頃と比べ「言葉」でのコミュニケーションがとりやすくなっているはず。

 

だからこそ、言葉が持つパワーを存分に使ってよりハッピーなフレブルライフを送りませんか?

 

おわりに

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

VadosLoginov/shutterstock

聞いているだけで心躍ったり安心したり幸せになる。そんな言葉の数々をフレブルに語りかけてあげれば、ブヒの幸福度は間違いなく上がるでしょう。

 

話しかけることって思い立ったら今すぐできる一番身近なコミュニケーション。

 

だから今日も今日とて朝から夜まで、山のようなプラスの言葉を口にするのです。

 

 

文/横田愛子

 

 

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