【雪道の立ち往生に備えよう】冬の犬連れドライブで用意すべきモノ・注意すべきコト。
何ヶ月もの間続いた緊急事態宣言が解除され、ようやく相棒であるフレンチブルドッグと一緒に県境を超えたお出かけが楽しめるようになりました。これからの数ヶ月は暑さが苦手なブヒにとって過ごしやすい季節。ウィンターキャンプに帰省に旅行へと、来たるホリデーシーズンに向けてお出かけの計画を立てているオーナーさんは多いはず。けれど冬のドライブは時に急な豪雪に見舞われピンチに陥ることも。そんな時に備え、冬ドライブのサバイバル術を覚えておきませんか?
近年毎年起こる雪道の立ち往生。

Firn/shutterstock
ここ数年、毎年冬になると急な豪雪の影響で幹線道路において多くの車両が立ち往生しているというニュースを耳にします。
積雪が滅多にないエリアに住む筆者はニュースを見て大変だなと思うと同時に、もし自分がこの立ち往生に巻き込まれたら何の知識もなく、下手をすれば自分はもちろん同乗している可能性が高い愛ブヒの命までも危険に晒してしまうかも! と焦った次第。
思えばフレブルオーナーさんはアクティブな方が多く、休日はキャンプなどで遠出をする方が多数。

Gryllus M/shutterstock
けれど雪が滅多に降らない・降っても積もるほどではないエリアに住む人にとって、雪道を車で走行する際の知識や装備についてはあまり知らないってことありませんか?
普段ドライブ中に何かしらトラブルが起こればロードサービスに連絡するのが一般的ですが、雪道で立ち往生した時に一番厄介なのは「同じく雪の影響を受け救助車もなかなか現場に近づけない」こと。
しかも周囲には同じく立ち往生する車があふれ、降り続ける雪は時間が経つほどに状況を悪化させます。
そんな時に自分と愛ブヒを守るためには準備と知識がモノを言う。だからこそ頭の片隅に留めておいて欲しい“冬のドライブの注意点をまとめました。
防寒具とカイロ、シャベルなどを車載すべし。

Firn/shutterstock
雪道で立ち往生した時、まず確認すべきはガソリンの残量。
車を動かすための生命線ともいえるガソリンは温存したいけれど、車内とはいえエンジンを切っているとジワジワ寒さが侵入してきます。
ただ、車内待機の際に最も気をつけないといけないのは一酸化炭素中毒。
一酸化炭素はエンジンの燃焼工程で発生する気体で少量でも頭痛や吐き気を催し、最悪死に至ることも。

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この対策はエンジンをかけないことが一番ですが、寒さに耐えきれずどうしてもエンジンをかけ暖房を入れたい場合はこまめにマフラー周りの雪かきをしてください。
というのも、マフラーが雪で覆われていたらマフラーから出る一酸化炭素を含む排気ガスがエンジンルーム内から車内に入り込むから。
そのため冬のドライブには雪を除去できるシャベルやスコップなどを積んでおくと安心で、ついでにエンジンをかけた場合は1時間に1度程度車内の換気をしてくださいね。
もちろんエンジンをかけないのがベストなので毛布やカイロ、ダウンジャケット、愛ブヒ用の防寒具などを車載しておくのは必須です。

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ちなみにエンジンを切った状態でラジオを聞いたりスマホを充電するとバッテリーが上がることがあり、バッテリーが上がるとエンジンもかからなくなります。
なので電気の使用は最小にし、寒冷地へ出かける時はこまめに給油をして常にガソリンを満タンにしておくと安心ですよ。
何とかなる、と言う考えは捨てて。

Gryllus M/shutterstock
普段雪道に遭遇することが少ないと、まあ雪が降っても何とかなるでしょなんて楽観しがち。
けれどそういう(筆者みたいな)人の車は大抵ノーマルタイヤで、チェーンの装着方法も知らないしスタッドレスタイヤにする習慣もありません。
そして実際雪道で横滑りをして冷や汗をかいたりしますが、そんな時は冷静に「雪道の走行の仕方」を実践すべし。
雪道や凍結した道路を走るにあたり、タイヤチェーンの装着かスタッドレスタイヤを履くことが法的に決められています。
ところが、突然の雪だと準備ができてないことも。
雪道走行の基本操作とは

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そこで雪道走行の基本ですが、まずアクセルを深く踏まないこと。
タイヤは動き出すとタイヤとの摩擦で路面の氷が溶けて水になり、その水がタイヤと凍った路面の間に膜を作り滑りやすくなります。
そのためアクセルは慎重に踏み、カーブの手前ではエンジンブレーキを駆使して速度を落としハンドル操作もゆっくりを意識。
とにかく「急」な操作は行わず、普段より車間距離を十分取ることも必須です。運転に自信がある人も慣れない雪道は慎重さが最重要。
それが自分自身と一緒に乗っている愛ブヒを守る最短コースですからね。
なお、雪道渋滞で完全に停車した場合、時々はフレブルと一緒に外に出てストレッチなどをし、エコノミー症候群対策もしてくださいね。
車内だと人間もブヒもトイレが大問題なので、携帯用トイレや相棒用のおむつ、トイレシートも多めに積んでおきましょう。
おわりに

Firn/shutterstock
時には自衛隊が救助に向かうこともある雪道の立ち往生。
過去にも北陸道や関越道では数千台が巻き込まれ解消まで50時間以上要したことも。
数時間なら水や食料、トイレも何とか我慢できますが、さすがに長時間だと大変です。
ですから冬の寒冷地へ出かける際は、ガソリン満タン、食料(もちろん愛ブヒのご飯も)、飲み水、防寒具、トイレ対策グッズ、スタックした際必要となる牽引ロープ、シャベルなどを車載し、もしもに備えた安全対策を忘れないでくださいね。
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