フレブルと冬のお散歩時に気をつけたいこと。慣れない雪の怪我にもご注意を!
1年で最も寒い季節が到来し、天気予報で雪マークを目にすることも増えました。特にこの冬は暖かい日と寒波襲来による荒天の差が激しく、いつもは雪と無縁のエリアで結構な積雪が見られることも。普段から雪が積もり雪道に慣れているフレブルの場合はともかく、「珍しく雪が積もった」地域に暮らしているのなら雪道に慣れていないのはオーナーさんも愛ブヒも同じ。そんな時は「お散歩に出ても安全かどうか」を今一度確認しませんか?
寒さに強い、わけでもない。

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雪&犬といえば童謡の一節「犬は喜び庭駆け回る」が頭に浮かびますが、実際は寒い日には暖房器具の前から一切動かないストー部活動に勤しむフレブルはとても多いですよね。
犬って寒さに強いんじゃなかったっけ? なんて思いますが、ロシアなど極寒の地にルーツを持つ犬は確かに寒さには強いものの、全ての犬が寒さに強いわけではありません。
特にフレブルのようにパピーの頃から完全室内飼いで常に快適に調節された温度の中で暮らしてきた子にとって、寒いものは寒いのです。

Firn/Shutterstock
それゆえあまりに寒い日は散歩しても大丈夫かしらなんて思うこともあるけれど、ストレスを解消し運動不足にさせないためにも散歩には行くべき。
なのですが、例えばシニアだったり腰痛や関節痛などの持病を持つ子の場合、冷えることにより症状が悪化したりお腹を壊すなどのトラブルが起こりえます。
そのため寒い日の散歩は公園まではカートを利用したり暖かな洋服を着せるといった工夫が必要となり、時間も短めに切り上げるなど愛ブヒの歩調や様子を見ながら行くことが重要。

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彼らは人間よりも寒さに強いけれど、パピーやシニア、持病のあるブヒならば、あまりに寒い日の野外活動は短時間に抑えておくのも体調管理にとっては大切です。
けれどもパピーの場合は散歩でエネルギーを発散させないとストレスが溜まり問題行動を起こすこともあるので、普段通りの散歩をするならしっかり防寒着を着せてあげてくださいね。
雪道でのトラブルに有効な犬用シューズ。

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都市部で珍しく積雪があった日のニュースでは、街のあちこちですってんころりと転倒する人の映像がよく報道されていますよね。
雪道での散歩に慣れているオーナーさんは歩き方も心得ているけれど、そうでなければ凍った路面に足を取られ大怪我することも。
特に愛ブヒを連れている場合は引っ張られた瞬間に転倒したり、その衝撃で思わずリードが手から離れて脱走や迷子に繋がるトラブルもゼロではありません。

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犬の肉球はブレーキ機能もあるから彼らが雪道で転倒することは少ないけれど、気をつけたいのが足へのダメージ。
雪道を歩くブヒの肉球は氷の破片で傷ついたりしもやけやひび割れ、指間炎になりやすく、道路にまかれた氷を溶かすための薬剤によって荒れてしまうこともあるのです。
それらを防ぐのは犬用シューズですが、普段裸足で歩くブヒにとっては突然履かせても慣れるまでに多少時間がかかるもの。

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そのため自宅で前もって慣らしておくなど、靴を履いて歩く練習をしておくと安心ですよ。
ただ、普段滅多に履かないのに高価な犬の靴を購入するのは迷う…という方もいるはず。
それならば、椅子の脚用カバーの上から風船の息を吹き入れる部分をハサミでカットしたものを履かせるアイデアがイチオシ!
インターネットで「犬用シューズ 代用」などのキーワードで検索するとたくさんのアイデアが出てくるので、DIYで間に合わせることも可能なんです。
散歩は絶対、とは思わないこと。

WilleeCole Photography/Shutterstock
お散歩は犬にとって必須である。これは間違いないけれど、もちろん時と場合に応じて飼い主が調整してあげるべきもの。
雪が溶けて足元がシャーベット状態になっているなどあまりに路面状態が悪いなら、安全のために散歩に行かないという判断をすることも大切です。
その代わりに自宅内でストレスを解消できるようおもちゃを使って遊んだりと、活動的な彼らが楽しめる工夫をして。

Margarita Mindebaeva/Shutterstock
なお、日常的に積雪があり雪道の散歩が当たり前の子や排泄を外でしかしない子の場合は天候に関係なく散歩へ出ますが、その際の注意点はしもやけ。
犬も人と同じように皮膚の末端が冷えると血液循環が滞るのでしもやけが起き、一度なると治りにくいのが特徴なんです。
特に犬がしもやけを起こしやすい箇所は肉球や耳、尻尾など露出している部分なので、帰宅後は体の水分を丁寧に拭き取ってドライヤーなどで温めながら乾かしてあげてくださいね。
ところでフレブルの中には雪遊びが大好きという子もいるけれど、雪の中ではしゃいでいるうちに体はどんどん冷えてきます。
なのでオーナーさんが雪遊びさせる時間を決め、帰宅後は濡れた被毛を乾かしてしっかり体を温めること。
冷えは万病の元と言いますが、濡れた状態を放置しておくと皮膚トラブルの原因にもなるので気をつけてくださいね。
おわりに

Firn/Shutterstock
雪がほぼ降らない、降っても積雪とは縁のない地域に住むフレブルにしてみたら、初めてみる雪にテンションが爆上がりしちゃうかも。
雪の中をラッセルカーのごとく駆け回るブヒの姿はとびきり楽しそうだけど、雪の下にガラスの破片や尖った木の枝が隠れていることもままあります。
そのため雪の日の散歩は万全の対策をし、ブヒとオーナーさんの安全第一で楽しんでくださいね。
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