2017年8月25日6,144 View

救出された25頭のフレンチブルドッグが、新しい家族を探しています 〜アメリカ、コロラド州デンバー〜

ペットショップではなく、ブリーダーやシェルターから犬を迎えるのが一般的なアメリカ。劣悪なブリーダーのニュースを聞くことは少なくありませんが、そうしたところから救出された犬たちをadopt、つまり里子に迎えたいという家族が多いのがアメリカのいいところではないでしょうか。

今回お伝えするのも、そんなアメリカから、悲しい過去を経て幸せになろうとしている25頭のフレンチブルドッグのニュースです。

(参考サイト:French bulldogs seized from ‘unsanitary conditions’ at rescuer’s Denver homeFrench Bulldog Adoption Event!

デンバーで発見された25頭のフレンチブルドッグ

フレンチブルドッグ保護犬

Miss ProNina/shutterstock

アメリカ・コロラド州デンバー。25頭のフレンチブルドッグが発見されたきっかけは、地域のサービスセンターにかかってきた一本の電話でした。

 

それは「○○という場所にたくさんの犬たちが劣悪な環境下で生活している様子なので、調べてほしい」というもの。

 

駆けつけた警官たちは、その場所を「非常に不衛生な環境である」とし、そこで暮らす58歳の女性は動物に対する劣悪な残虐行為で12件の重犯罪、35件の軽犯罪で告発されることとなりました。

フレンチブルドッグ保護犬

praditkhorn somboonsa/shutterstock

 

その不衛生さは、8フィート(およそ2,5メートル)離れてもひどい糞尿のにおいがし、警官たちに保護服やマスクの着用が命じられるほど。

 

そして悲しいことに、その家から見つかったのは25頭のフレンチブルドッグを含む35頭もの糞尿にまみれた犬たちでした。

 

悲しいニュースで終わらない!家族を探すイベントへ

見つかった犬たちの今までの暮らしを考えると心が苦しい今回の事件。でも、ここで悲しみに暮れているだけでは何も変わりません。

 

犬たちを預かったデンバー・アニマル・シェルターは「まだ事件は捜査中のため詳しいことは話せない」としながら、保護されたフレンチブルドッグたちのかわいい写真を掲載し、近くこの犬たちを里子に出すためのイベントを開催すると予告しました。

 

Facebookの投稿はたくさんのユーザーに閲覧され、アメリカでもフレンチブルドッグの人気が高まっていることから「あなたもフレンチブルドッグのオーナーになれるチャンス!」などポジティブな文面とともにシェアされることも。

 

デンバー付近に住むたくさんのフレブルファンたちが家族に迎えることを打診しているようです。

 

最後に…

フレンチブルドッグ保護犬

ArchiVIZ/shutterstock

犬をシェルターから里子に迎えることが日本よりずっと身近なアメリカ。

 

悲しい思いをした25頭のフレンチブルドッグたちを幸せにしてくれる新しい家族が見つかってくれることを願うばかりです。家族を探すイベントが開かれるのは今週末。

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