2023年10月17日1,212 View

あなたはやってない? 動物病院でのマナーあれこれ

フレンチブルドッグはもちろんのこと、ペットと暮らしていると動物病院へ行く機会って何かと多いものです。各種ワクチン接種や健康診断といった予防治療に急な体調不良など、なんだかんだで年間を通して見てみると結構な回数通っていることに気づきますよね。そして時々、待合室での光景を目にしてなんとも微妙な気分にさせられることも。そのモヤモヤの正体は、動物病院のマナーについて。もしかしたら自分も無意識のうちにやっているかも、なこと、あるかもしれませんよ。

予防で来院している子ばかりじゃない

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Olena Yakobchuk/shutterstock

 

私たちが普段通う動物病院は、いわゆる一次診察を行う動物病院だと思います。

 

これは一般的な疾病や軽度の外傷などに対する初期診断や治療、普段の健康管理などを行う病院のことで、俗に言う「かかりつけ医」を指すもの。

 

たいてい家からさほど遠くない場所にあり、何度も足を運んだことがある馴染みの場所。

 

そのためそこを利用するオーナーさんの多くが病院に対して親近感を持っているのだと思います。

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Margarita Mindebaeva/shutterstock

 

だからなのでしょうか、なんだか待合室が「サロン化」していることが時々あるように感じるのは。

 

もちろん待合室で待っている子たちがみんな健康で、予防治療で訪れた子ばかりならさほど問題ではないのかもしれないけれど、病院だから当然体調が悪くて来院している子がいるのが普通。

 

そんな中で、我が子をよその子にご挨拶させようとするオーナーさんや、よその子を撫でようとする人、知り合い同士なのかにぎやかに犬話で盛り上がる人、たまにいますよね。

 

こういうことって、仮にワクチン接種などで通院した時は気にならないけど、愛ブヒの体調不良で診察を待つ間はかなり苦痛に感じたりしませんか?

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Florida Chuck/shutterstock

 

体調不良の愛ブヒをそっとしといてあげてほしい、状態がわからず不安な気持ちでいるのに静かにしてほしい、愛犬は病院が苦手でナーバスになっているから触れないでほしいなどなど、場所が病院だけにもう少し考えてほしいな、と思う行動をするオーナーに自分がなっていないか、今一度振り返ってみませんか?

 

ご挨拶やスキンシップは病院以外で

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Penyushkina/Shutterstock

 

同じ犬種を見つけるとついテンションが上がる。

 

これはフレブルオーナーのあるあるだし、きっと他犬種オーナーさんも同じでしょう。

 

もし愛ブヒが迎えて日が浅いパピーだと、先輩ブヒを見かけたらつい話しかけたくなる気持ちもわかります。

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Africa Studio/shutterstock

 

ただし、そういうのは公園や散歩中にしておきましょうよ。

 

病院に来ている子たちの多くは、何かしらの病気や怪我、不調があってそこにいる子ばかり。

 

当然そのオーナーさんだって我が子を心配して連れてきているのだから、今はそれどころじゃないと思っている可能性も高いです。

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ViralPress Stock/shutterstock

 

動物病院でのマナーの基本は、まず動物同士を触れ合わせないこと。

 

次にオーナーさんの許可なしに他の子に触れないこと。

 

中には病院が苦手で神経質になっているペットも多いため、いきなり攻撃的になることもあるんです。

 

そしてリードは短めにしっかり持って、待合室内をウロウロさせないよう気をつけて。

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Tienuskin/shutterstock

 

また、他の動物に興奮する子や病院が怖くて吠えてしまう子は順番が来るまで車の中か外で待つなど、愛ブヒにストレスをなるべくかけず、かつ他の患者さんの迷惑にならないよう対策を。

 

オーナー同士は会釈する程度で、お喋りがしたければ病院の外まで我慢するのもお忘れなく。

 

命を左右する状態の子もいることを肝に銘じる

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bozsja/shutterstock

 

筆者の友人には闘病中のフレブルと暮らしている人もいて、筆者自身も愛ブヒの手術などを経験したこともあり、動物病院がとてもセンシティブな場所だということを身をもって痛感しています。

 

病院ってね、やはり命を左右する場所。

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Tienuskin/shutterstock

 

一見元気に見える子でも、実は大きな病気と闘っているかもしれない。

 

この人は今日、重要な検査結果を聞きにきたのかもしれない。

 

体調が急変して慌てて駆けつけた人かもしれないと、想像力を巡らして周囲を見てください。

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New Africa/shutterstock

 

もちろん和気藹々とした空間というのはとても心地よいものだけれど、命がかかっているんです、という状態の子が来ることも病院だから当たり前にある。

 

そんな人が不快な気持ちにならないよう気を配るまでは行かなくとも、「重篤な場合の人も来る場所」であることを肝に銘じていてください。

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Firn/shutterstock

 

コロナ禍以降に自宅で過ごす時間が増えたためか、最近はまだ成犬未満の子を連れて予防治療に来るオーナーさんの姿をよく目にします。

 

そんな時、同じ犬種を連れた先輩ペットオーナーさんがいると声をかけたくなりますよね。

 

もちろん相手もペットオーナー同士ゆえに、話しかけられても無下にはされないでしょう。

 

けれども中には動揺した状態で愛犬を抱っこして待っている人もいる、そう思いを巡らすことで、自分が気づかずにやってしまっているマナー違反にブレーキをかけられるのではないでしょうか。

 

おわりに

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Kittibowornphatnon/shutterstock

 

人間の病院でも町のお医者さんだと待合室がサロン化してることってありますよね。

 

もし自分がとてもしんどい状態でその場所で待つ必要があったなら、かなり辛い状況のはず。

 

動物病院も何かしらの不調があってくる場所だから、静かに、マナーを守って待つのが当たり前。

 

常に心に他の動物やオーナーさんを思いやる気持ちを持っていてくださいね。

 

 

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