フレブルの飼い主は「心配しすぎ」でも良い。その理由は?
私たちブヒオーナーのメンタルヘルスの大部分を占めているのが、愛ブヒの健康問題。愛ブヒが元気いっぱいだと嬉しいし、何かしらの病と闘っている時は同じように苦しく胸が締め付けられますよね。もの言えぬ彼らは痛みや辛さを悟られまいと我慢する本能のせいもあり、少しの体調不良だと見逃してしまうことも稀ではありません。そのせいか必要以上に心配性になるブヒオーナーさんは多く、今度は心配性すぎる自分に対して落ち込むこともあるでしょう。けれど対フレブルに関しては、心配性って悪いことではないんです。
心配性だから気づけることも多い

Patterstock/shutterstock
普段は大雑把な性格なのに、こと愛ブヒに関しては必要以上に神経質になってしまう。
こういう人、結構いるのではないでしょうか。
筆者もそのひとりで、自分がお腹を下していても「ダイエットになっていい」くらいの感覚で市販薬を適当に飲んで放置しますが、愛ブヒがお腹を壊しているとすぐさまうんちの実物を握りしめながら(笑)動物病院へと駆け込むタイプ。
けれどこうしてマメに病院へ足を運んだり、普段から愛ブヒの身に起きる変化や異常に気をつけるからこそ、病気や皮膚トラブルなんかを早い段階で見つけることができるのかもしれません。

anukun normai/shutterstock
心配性という言葉だけを聞くとなんとなくマイナスなイメージを持つかもしれませんが、実は心配性は長所のひとつ。
ミスを見逃しにくかったり、慎重で責任感が強かったり、心配からくる不安を行動に活かすことができるんですよ。
例えばフレブルに多い誤飲ですが、心配性の人は誤飲の可能性を心配しまくるあまり床やブヒが届く場所にものを置かなかったり、飲み込めるサイズのおもちゃを最初から選ばなかったりと、心配が先行するがゆえにトラブルの可能性を排除することができるんです。
これってフレブルにとっては前もって危険を取り除いてくれるわけだから、とても良いオーナーさんだと言えるでしょう。

Chekyravaa/shutterstock
また、歩き方が少しいつもと違う気がする、といった「気がする」レベルでも病院へ行くことが多いので、悪化すると治りにくいヘルニアやパテラなどの症状を早期発見でき、悪化を防ぐことも可能。
心配性であることで得られるメリット、決して少なくありませんよ。
心配性ゆえに苛立つことも?

chaowalit jaiyen/shutterstock
人の性格って本当に様々で、なんでこの状態で平然としていられるのだろうと感嘆するほど肝の太い人もいれば、小さなことでもくよくよと思い悩む人もいる。
心配性の人にとって、愛ブヒが闘病していたり元気がない時は、そういった性格の違いから他者にイラッとしてしまうこともありがちです。
最も多いのが、パートナーに対してでしょうか。

Kittibowornphatnon/shutterstock
こちらが愛ブヒの身体を案じ心配しまくっている一方で、かたや呑気に大丈夫なんじゃない、なんて気楽に構えている。
「あなたは心配じゃないの?」なんて文句を言いそうになるけれど、こういう時は楽観的な部分を見習ってみてはどうでしょう。
きっと楽天的観測の裏にはそれなりの理由があるはずなので、どうして楽観視できるのかを聞いてみれば、こちらの気が楽になるかもしれません。

Happy Moments/shutterstock
ちなみに、愛ブヒは大好きなオーナーさんがどんよりと沈んでいるとその空気をすぐに察知し、元気に振る舞おうと無理をしたり心配させてしまうことも十分あり得ます。
そうならないよう、時々は心配性スイッチをオフにし、気分転換することも大事。
生き物と暮らしているとあらゆるシーンで心配になる事案が増えるけれど、心配スイッチの切り替え方を知って、心に潜む心配性な自分をうまく飼い慣らせるといいですね。
心配しすぎな時の切り替え方法

VDB Photos/shutterstock
愛ブヒが手術を控えていたり、大きな病気が見つかったり、はたまた怪我をしたり。
生身の生き物であるフレブルと暮らす年月の中で、心配せざるを得ないことは割と頻繁に起こるものです。
いくら心配性根性を発揮してそれらの多くを回避したとしても、全部を取り去るのは到底無理な話。
けれどずっと心配ばかりしていると、こちらの精神が参ってしまいます。

Dmussman/shutterstock
そういう時は自分で自分を甘やかし、気持ちを切り替えることがとても大事。
甘いものを食べる、外の空気を吸う、ポジティブな人の意見に耳を傾ける。
また、心配の原因が愛ブヒの病気にあるのなら、不安に思っていることや治療についてとことん獣医さんに聞き、最善策を探るのもひとつの手立て。

Bogdan Sonjachnyj/shutterstock
ところで犬の生命力について調べると、犬の「生きたい」という本能を支えるのはオーナーさんの愛情だという記事を目にしました。
例えば長期入院中でぐったりとしている犬が、オーナーさんがお見舞いに来ると力を振り絞り尻尾を振って立ち上がる。
この「オーナーさんと触れ合いたい、大好きな自分の家に帰りたい」という気持ちが奇跡を起こすのだと。

Tienuskin/shutterstock
医学的には証明されていないけれど、という前置きをしつつ、ある獣医師が語っていました。
もしあなたの愛するフレブルが今病と闘っているのなら、ポジティブな言葉をたくさんかけてあげること。
またお出かけしよう、一緒に遊ぼうなどなど、そんな言葉を声にして出すことで、フレブルはもちろん、心配性なオーナーさんも自分の言葉に励まされ、また前を向けるのだと思うのです。
おわりに

DuxX/shutterstock
こと愛ブヒに関しては超絶心配症になるのはブヒオーナーあるあるですが、心配性であることのメリットはしっかり享受しつつ、うまく心配をコントロールする術を身につけることも大事。
フレブルにとっては、笑顔で元気なオーナーさんの姿が大きな安心材料となるのです。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【動物病院へ行かずに薬が手に入る!】フィラリア対策の商品も扱う個人輸入代行サイト「うさパラ」が超便利
もうすぐフィラリア予防の季節。忙しいオーナーさんは、動物病院へ行く時間を作るのもひと苦労。
そこでみなさんにご紹介したいのが、ペットの健康維持を目的とした商品を取り扱う個人輸入代行サイト『うさパラ』。
フィラリア予防薬だけでなく、皮膚の健康をサポートする製品や、コンディション管理を目的とした商品も取り扱っています。
「それって安全なの?」「どうして病院に行かなくても手に入るの?」
そんな疑問も解消しつつ、『うさパラ』の魅力をご紹介です!
(PR Healthcare Trading Limited)
PR -
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【ドッグフードの闇を暴く】フレンチブルドッグに本当におすすめの食事とは?
私たちが「フレブルライフ」をスタートして8年。雑誌「BUHI」も含めると、約20年フレンチブルドッグに関する情報だけをお届けしてきました。
そしてフレンチブルドッグを知れば知るほど、犬種によってかかりやすい病気や性格、運動量が異なることを痛感しています。
犬によってカラダもライフスタイルも大きく違う! なのに…日本のドッグフードは「全犬種同じ」ものが売られているのです。
しかも日本はペット「後進国」。フードにおいては、闇深い点がたくさんあります。
今回はフレブルライフ読者の皆さまだけに、ドッグフードの闇や矛盾を伝えさせてください。
もちろん最後には解決策もお伝えしていますので、どうかご安心を!
-
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE -
【スペシャル対談】愛犬の旅立ちと供養。霊感がない人も「愛犬の成仏」を知る方法!?【シークエンスはやとも×PELI】
愛犬の旅立ちは、誰もが目を背けたくなるもの。けれど事前に知っておくこと、考えておくことで、救われることがたくさんあります。
今回は、お盆スペシャル企画。世間が認めるほどの霊視能力をもつお笑い芸人「シークエンスはやとも」さんに、愛犬の旅立ちや供養についてインタビュー。
インタビュアー兼対談相手は、大の犬好きで心霊分野の知識にも長けているPELIさん。
「愛犬が旅立ったあと、ベッドやおもちゃはどうすればいい?」「お骨はどうするべき?」「お花やお線香は喜んでくれる?」
さらには、霊感がない人でも愛犬が成仏したことを知る方法まで。
お笑い芸人だからこそ暗くなりすぎない、むしろ心がスッと軽くなる。
永久保存版のスペシャル対談です!
対談 -
諦めかけた命。あれから2年、フードを変えたら15歳の今もお散歩大好きなフレンチブルドッグに!
今日は15歳の愛ブヒと暮らす、編集メンバーの実体験。
愛ブヒは二年前からすべてのフードが合わなくなり体重が激減。検査をしても異常はなく「年齢のせいですね…」と言われてしまいました。
もう諦めるしかないのかな…そんなとき、我が家に届いたのが「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品でした。
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけて二年、愛ブヒは15歳になり、今も元気にお散歩をしています。
今回は、二年前の絶望から今までを包み隠さず、時系列でお話しさせていただきます。
-
【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
フレブルLIVE -
【日程発表!】フレブルLIVE2025、やるぜ今年も2days!【11/8(土)-9(日)】
今年で第四回を迎える『French Bulldog LIVE(フレブルLIVE)』。
毎年参加者様が増え、昨年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
おかげさまで、2025年も開催が決定! ゆったりお楽しみいただけるよう、今年も2daysでございます。
「フレブルLIVE2025」の開催日と、一日目と二日間の違った楽しみ方を大公開!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2025 (フレブルLIVE)
-
【特集】シン・スキンケア
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】永遠の選択。フレンチブルドッグ専用「THE fu-do(ザ・フード)」
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。