正直困る。愛犬におやつをあげる人との付き合い方[特集:ミドルシニアLIFE]
中には「おやつには興味がないのさ」なんてストイックなブヒもいるかもしれませんが、筆者の愛ブヒはおやつ大好き。おや、「ボクも、ワタシも」なんて声があちこちから聞こえてきましたね。そう、多くのフレブルはおやつが大好きだし、散歩中やイベントでおやつをもらうことも多々あります。ただ、よく知っている犬友からもらう分には良いけれど、知らない人からのおやつは少し怖い、そう思うことも正直ありますよね。そんな「他人様からもらおやつ」にまつわるアレコレの解決策、教えます。
おやつをくれる家には置きおやつを
ご近所におやつをくれる家があるというブヒは少なくないでしょう。
筆者の場合も散歩コースに3箇所ほどあり、そのうち2箇所は以前犬を飼っていたおうち。
年齢的にもう犬を迎えられないから近所の子を可愛がるというスタンスで、会うと必ずおやつをくれます。
こういう家の場合、過去に犬と暮らした経験もあるため選ぶおやつもちゃんと犬用のものが多く、こんな言い方は失礼だけれども安心してもらえます。
でも犬は好きだけど飼ったことがない人の場合、人間用の食品をおやつにくれようとすることも少なくありません。
正直困る。
けれど好意でしてくれているのはわかるから、悩む。
その解決策として筆者がとった行動は、あげて欲しいおやつを事前に渡しておくことでした。
オーナーさんによっては愛ブヒにあげるのは無添加のもの、などと決めている人もいますよね。
筆者の愛ブヒはちょっぴりふくよかなのでカロリーも気になるため、「これが大好きなんでぜひこれをあげてください」と置きおやつ方式にすることをお願いしています。
おやつをくれる人は「このおやつをあげたい」のではなく、「犬が好きだから何かしらおやつをあげたい」人なので、それなら安心してもらえるものを事前に用意すればいいというわけです。
もちろんなくなりそうなタイミングで補充(?)する必要はあるけれど、これならくれる方の負担も少ないし、もらう側も安心してもらえますよ。
見知らぬ人からのおやつはNG
散歩をさせていると犬好きであろう初めましての人がおやつをくれようとすること、ありませんか?
実は一番困るのがこのパターンで、悪意はないのだろうけどどんなおやつか、いつのものなのか、なんでおやつを持ち歩いているのか全てが謎だし、怖い。
相手が犬連れならまだ良いんです。その子用のおやつだろうと察しがつくから。
以前友人が愛犬と病院へ行った際に来院していたわんこが、見知らぬ人からもらったジャーキーがカチカチでそれを丸呑みし、肺に刺さったという症状で通院していたそう。
それが悪いものだとわかったうえで、あえて対面でそれをくれる人ってそうそういないだろうけれど、無頓着な人だと明らかに古かったり傷んでいるかもしれないおやつの可能性もあるんです。
そのため基本的に、知らない人からのおやつはもらわない。
「アレルギーがあるから」「ダイエット中なので」「お腹を下している」など、当たり障りのない理由で断って。
その時に「お気持ちだけいただきます、ありがとう」と言葉を添えれば向こうも嫌な気分にならないはず。
愛ブヒに何を食べさせるかはオーナーさんの判断が絶対なので、私たちが少しでも違和感や不信感を抱くものは与えないことが重要です。
中には犬に食べさせていはいけない食べ物の知識がなく、単に犬が好きで何かあげたいという人もいるため、断るべきシーンではしっかりとお断りして。
イベント時のおやつ交換はあり?
秋冬はわんこ連れイベントに参加する人も多いけれど、その際に犬連れ同士でおやつ交換をしたり、イベントに出店しているお店で試食をもらうことはよくあること。
イベントの時はこちらがおやつをあげる側になることも多々あるけれど、その際は必ず「馬肉のジャーキーですがあげても良いですか?」などと、どんな食材を使ったどういうおやつなのかを説明し、オーナーさんにOKをもらったうえであげること。
フレブルはアレルギーの子も多く、意外と鶏や豚、牛肉がダメという子もいます。
また、おやつはあげない主義の人だってもちろんいるため、おやつ交換は楽しいし仲良くなるきっかけにもなるけれど、まずはオーナーさんにちゃんと確認してからにしましょうね。
そしてブヒたちが大好きなおやつの試食ですが、とにかくイベント時は試食用おやつがこれでもかと飛び交うので、何より食べさせすぎにご注意を。
あちこちのお店で少しずつもらってもトータルすれば結構な量になり、食べ過ぎでお腹を壊すこともあります。
イベント中は私たちもテンションが上がり「まあイベントだしいいか〜」なんて気になるけれど、胃腸がイベントに合わせて大きくなるわけではないので、普段のおやつの量を意識しながらあげてくださいね。
おわりに
おやつって人間の場合でも犬の場合でもコミュニケーションをとる素敵なきっかけになるけれど、場合によってはありがた迷惑に感じる・感じさせることもあります。
そんな時にスマートに断れたり、お互いが気持ちよくおやつの受け渡しができるようになれば、もっと愛ブヒとの散歩やイベントが楽しくなると思うのです。
文/横田愛子
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