仕事や趣味との両立はどうする? 人間と犬とのいい関係とは
InstagramやFacebookを見ていると、お留守番が少なくて、フレブルとの時間を存分に楽しんでいる家族を目にすることがあります。ふと自分に置き換えた場合、仕事でお留守番も長めだし、ワンコを置いて旅行に出かけることもあったり、家族として本当に大切にできているのかと、不安になったことがある人もいるかもしれません。
愛ブヒは、まっすぐな瞳であなたを見つめ、家族としての愛情を注いでくれています。そばにいたいからといって、働かないで生活していける家庭はごくわずか。愛ブヒを養っていくためには、仕事をして生活費を稼ぐこと、いざというときの貯金を蓄えることは必要です。また、飼い主にとっては、趣味や旅行などで自分自身を楽しむ時間を持つことも大切なことでしょう。
要は、メリハリを持って愛ブヒと接することが、お留守番の時間が長くても、ワンコにストレスを感じさせずに、そして、みんなが幸せに暮らせる方法なのではないでしょうか。
7年間フレブルと暮らしてきた私の体験も交えながら、人間とフレブルとのいい関係を考えてみました。
仕事で留守にしがちだけど、お留守番は大丈夫?
愛犬雑誌やSNSなどを見ていると、お留守番は何時間まで大丈夫かな? と心配になったりするものです。我が家の場合も仕事をしているので、以前まで勤めていた会社は平日は11時間くらい、現在は平日3日間の勤務で12時間は留守番をさせています。
以前、留守中が心配で、ペットカメラを設置して観察していたのですが、留守番中はほとんど寝て過ごしているので、それほど留守番の心配をする必要はなかったように思います。今は平日2日間は家で仕事をしていますが、仕事中は好きな場所に移動して寝ていることが多く、自分のペースで過ごしています。
これは知り合いに聞いた話ですが、「子犬だったり、介護が必要な子の場合は別ですが、仕事で留守番が長くなってしまうのはしかたがないこと。留守番中も退屈しないように、ある程度自由に動き回れるスペースを確保して、おもちゃを置いて遊べるようにすることで、退屈しない空間づくりが大切」と伺いました。
留守中にテーブルの脚を破壊したり、ソファをビリビリに破いてしまうようなら、退屈でストレスを感じているサインかも。また、また、お留守番が長いと運動不足になりがちなのも事実です。健康な子ならば、帰ってきたら散歩をさせてあげて、たくさん遊んでコミュニケーションを取ることが大切です。
毎日の散歩が難しいなら、ペットシッターさんに散歩をお願いしてみるのも1つの方法です。私がフルタイムで働いていた頃、ペットシッターさんに週1回お願いしていましたが、愛ブヒは「楽しいことをしてくれるいい人!」と満足そうでしたし、疲れて帰ってきてからお散歩の必要がないのも、精神的に救われたものです。
生活がある程度ルーティン化していれば、フレブルはその中で、ゆったりくつろぐ方法を自分で身に付けていたりするものです。日頃のコミュニケーションと、休日は長めのお散歩でたっぷり運動させてあげることで、きっと愛ブヒも満足してくれると思いますよ。
犬の体内時計は正確
体内時計という言葉を聞いたことがあると思います。いつ朝を迎えて夜になるのかなど、犬は時計を見なくてもかなり正確な体内時計を持っています。
例えば帰宅時間になると、玄関で飼い主さんを待っていたりすること、ありませんか? また、お散歩の時間になると「行かないの?」と催促されることもありますよね。
これは、犬の体内時計が正確なことと、さきほど紹介した生活のルーティン化により、愛ブヒにとっては“当たり前のこと”を期待しているから。今日は残業で遅くなると、前もってわかっている場合は、出勤前にお散歩をさせてあげたりと、ストレスがたまらないような工夫をしてあげるように、心がけたいものですね。
また、体内時計を保つことは、自律神経を整えるためにも大切なことです。朝になったらたくさんの朝日を浴びさせてあげるといいですよ。
愛ブヒと暮らしていると旅行も趣味の時間も心配に
海外旅行には愛ブヒは連れていけないですし、飼い主さんにとっても楽しい時間を過ごすことは、もちろん大切です。
旅行などで留守にするときは、愛ブヒが安心して過ごせる場所を確保してあげれば安心です。飼い主さんがいなくても「楽しかったー!」と思ってもらえれば、お互いにとっていい休日になるのではないでしょうか。
例えばブヒ友だちのお家に預かってもらって一緒に遊んだり、ペットホテルに泊まってほかのワンコたちと一緒にお散歩するのも、愛ブヒにとっては楽しく過ごせるのではないでしょうか。
我が家の愛ブヒの場合は、縄張り意識が強いためか、別の場所で過ごすのが苦手なようだったので、留守中はペットシッターさんに毎日来てもらうようにしています。楽しくお散歩をしていたり、おもちゃで遊んでいる様子を写真で送ってもらえるので、留守中も安心して過ごすことができます。
趣味や外食に出かけることも、リフレッシュできて、人間にとってはとても大切な時間です。それに、犬は特に飼い主さんの心を感じやすいといわれていて、イライラしていると、それが伝わってしまうもの。ですから、飼い主さんが楽しんで、リラックスしている状態でいることは、お互いにとっていいことなのです。だから、罪悪感を感じることはありませんよ。
少し長い時間の留守で心配ならば、出かける前に散歩や遊びの時間を作って、出かけた後は愛ブヒがゆっくり休めるようにしてあげてもいいと思います。
メリハリをつけて遊ぶ時間を作ろう
お留守番が多い家庭の場合、留守中どのように過ごしているかを、ペットカメラなどで観察してみるいいでしょう(専用のペットカメラでなくてもスマホ専用の無料のアプリもあります)。
鳴いて落ち着かないようなら、短い時間から留守番を試していったり、その前にたっぷり遊んであげたり、散歩をして、疲れさせて心地よく休めるようにしたり、留守中は音楽をかけてあげる……ということも、ストレス解消につながります。
そして、一緒にいられる時間は、たくさん遊んで、なでであげ、「可愛いね、大好きだよ」と言葉をかけるなど、コミュニケーションをたっぷり取るようにしましょう。
仕事から帰ってきて、愛ブヒが満面の笑顔で迎えてくれると、疲れも吹っ飛んでしまいますよね。一緒にソファに座ってぬくもりを感じていとき、愛おしく、かけがえのない存在だと実感することでしょう。
メリハリをつけて遊ぶ時間を作ったり、一緒にゆったりした時間を過ごすことが、私たちにとっても愛ブヒにとっても、幸せに暮らせる秘訣なのではと思います。
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