お金がないと、フレンチブルドッグは養えませんか?
フレンチブルドッグはとっても可愛いし面白いし、なんてったって最高の相棒になれる犬種であるとオーナーの私たちは胸を張って言えるけれど、やっぱりフレブルを養うにあたっての大きな課題のひとつにあげられるのが「お金」。
お金の話だなんてなんだか世知辛いわ〜…と思いつつも、一般的にお金がかかる犬種だとされているフレンチブルドッグを語る際にお金の話題は避けては通れませんよね。でも、なんでフレブル=お金がかかる、と言われているんだろう。そして実際にブヒを養うには、どんなものにどの位の費用が必要なのだろう。さらに、フレブル費用をスリム化できるアイデアまで、今回はフレブルのお台所事情にフォーカスします!
そもそもなんでお金がかかるって言われるのさ?
フレンチブルドッグに限らず、犬と暮らすにはお金がかかって当たり前。
フードやおやつといった食費に各種ワクチンやフィラリア薬、病院代などの医療費、さらにはリードやカラーといった小物類と、ここまではどんな犬種であろうが必ず発生する費用です。
ならば、フレブルだって他犬種と比べてそんなに費用差はないんじゃない?トイプードルみたいに定期的にカットしなくても大丈夫だし。と思いますよね。
確かに全てのフレンチブルドッグに特別お金がかかるというわけではありません。が、上に書いた必要最低限の経費以外に、フレブルにとって必須となるのが「目に見えないものにかかるお金」です。
それは例えば光熱費やペット保険料が代表的で、夏場なら冷房は24時間フル稼働が絶対。人間にとってはまだ冷房は要らないかな?と思える気温でも、ブヒが熱中症にならないためにオーナーが寒さに耐えながら部屋を涼しく保つ、なんてのも普通のこと。
また、ブヒには生まれつきの皮膚疾患や骨の異常、目の角膜が弱いコが多いため医療費も馬鹿にならず、病院へ通う回数が他犬種と比較して多いためにペット保険に加入するのが一般的です。
その保険料は保障額や保険会社によって様々ですが、やはり通院回数の多さから50%〜90%の保障を付けているケースが中心。
なお参考までに、この記事を書いているライターの愛ブヒ(4歳)が加入している保険料は治療費用負担50%のタイプで1年間約26,000円。
エアコンは光熱費を考え、ブヒを迎える時に省エネ性能に優れたその当時最新のタイプに買い換えました。
また、フードに関してもアレルギー体質のコの場合はどのフードでもOKとはいかず、必然的に素材にこだわったフードを選ぶ必要があるので割高になる傾向にあると言えるでしょう。
確率的に「お金がかかる」ブヒが多いってこと
今のご時世、ペット保険も夏場のエアコンフル稼働も特別なものじゃない。ワンコと暮らすならブヒ以外だってそれらのことは普通では?というお声もあるでしょう。
ただ、フレンチブルドッグが他犬種と比べ圧倒的に多いとされているのが病気です。
先天的・後天的な病気に加えデリケートな肌を持つがゆえの皮膚トラブルなど、他犬種よりもそういった病気にかかるリスクが高く、犬種別で見た場合の確率的に“お金がかかる”個体が多いのがフレンチブルドッグである、ということ。
もちろん、中にはアレルギーも先天的な病気もなく丈夫なコだってたくさんいるので、そういったブヒのオーナーさんにとってはあまりお金がかかる犬種だという認識はないかもしれません。
が、それでも病気予防のために年に1度は健康診断を受けたり、体を健やかに保つためにフードもこだわりのものを食べさせたりしている人が多く、それは(見た目とはうらはらに)繊細なブヒの身体を思ってのこと。
病気にかかりやすい犬種だからこそ、フードなどの基本経費がお高めになるのです。
これはあくまでも参考程度ですが、犬の健康診断費用は血液検査を含む簡単なコースが約10,000円、レントゲンや心電図などを含むものが約30,000円、より詳しく細部を診断する場合は約50,000円が目安で、検査項目や費用は病院によって様々。
なお、健康診断は予防医療になるために保険の適用外となることも多いので、少なくとも通常の医療費に加え、上記分くらいのプラスは覚悟しておきましょう。
ちなみに、何に対してアレルギー反応が出るのかを詳細に調べる検査も約50,000円が目安です。
さらに、ブヒといえばお洋服が似合う犬種(勝手に)No.1!冬場は寒がることもあってかお洋服の着用率も高く、気づけばついつい買ってしまうオーナーさんも多いはず。
中にはオーナーよりも衣装持ちかも?と思われるファッショニスタブヒもいて、年間の服飾費は知らず知らずのうちに膨れ上がってるというケースも。
もちろんお洋服は必須ではないものの、フレブルのファッションアイテムが充実していることもあり、お財布の紐が常時ユルユルになるのもフレブルオーナーあるあるのひとつではないでしょうか。
ブヒの家計簿スリム化アイデア
フレンチブルドッグを家族にしようと決めた時に、きっと皆さんある程度の出費は覚悟したことかと思います。
でも、できることならばブヒに我慢させることなくかかる費用を抑えたい、その抑えた費用をさらに愛ブヒの健康やレジャーのために使いたい、と考える人は多いはず。
そのアイデアとして、まず真っ先にオススメしたいのが手作り。
例えばドッグフードなら、最近プレミアム系フードの主流となりつつあるのが「ヒューマングレード」というもの。
これは人間が食べられる食材を使っています、というものですが、私たちが近所のスーパーで買える素材で手作りすることでまさに「人間が食べられる」フードが完成するというわけ。
もちろんワンコにはNGな食材など基本的な犬の栄養について知る必要はあるけれど、書店に行けば愛犬のための手作りご飯レシピ本などがズラリと並んでいるので、そのレシピを参考にすれば簡単。
ただし、鹿肉や馬肉といったジビエ系のお肉は手に入り辛いので、ネットスーパーを活用するなどの必要があるかも。
なお、毎日手作りする時間がない場合は、まとめて作り置きして1日分ごとに小分けして冷凍しておくと便利です。
また、フードと同じく、ワンコのおやつも手作りがおすすめ。
市販されているドライフードメーカーを使えばササミジャーキーやドライフルーツが自宅で作れるので、素材から安全なものを選べる上、既製品を買うよりもお手頃です。
ドライフードメーカーは3,000円台から売っているので、コスパはかなり良いでしょう。
そして次に、医療費のスリム化については「ついでに検査もしてもらう」という方法が効果的。
例えばフィラリア薬を処方してもらう際は必ず血液採取するけれど、その時にフィラリアの陰性・陽性だけでなく他の血液検査も一緒にしたり、何らかの症状で病院へ行った際はその時にできる範囲の検査やケア(爪切りや肛門腺絞りなど)をお願いしたりと、診察や検査、ケアをまとめるべし。
この方法なら通院ごとに発生する初診料や再診料を節約できるだけでなく、ブヒにかかるストレスや負担も減らせます。
特にレントゲンやエコーなど、通常で検査するとなれば高額になるものはまとめた方がかなりお得だと言えるでしょう。
おわりに
フレンチブルドッグのお台所事情は家庭によりけりですが、いちブヒオーナーとしては「やっぱりそこそこお金がかかる犬種だな」と。
そのお金とは主に健康や予防医療に使う費用で、もしもの大怪我や病気に備えては保険の加入以外にも愛ブヒ用の「もしも貯金」をしており、これはいくら保険に加入しているとはいえ高度医療となるとかなり高額になるため(例えばMRIやCTスキャンは各100,000円〜*体重や撮影部位による。プラス麻酔費や基本診察費などが別途必要)。
また、周囲のブヒオーナーに多いのが、夫婦2人の家庭やすでにお子さんが独立した家庭で、子供にかかる費用がない分ブヒにお金をかけられるのではないかなという気もしています。
結論として、フレンチブルドッグを養うためにお金は必要。
けれども、そこは自分のものを我慢したり賢く節約したりしてカバーすることも不可能ではなく、何より必要なのはブヒを心から大切に思う気持ち。その気持ちさえあれば、何かを我慢してブヒのために予算を回すことも苦じゃなくなりますからね♡
こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【ロッチ出演決定!】フレブルLIVE「11/9(土)」の司会はフレブルラバーのロッチ!
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
一日目は愛ブヒとファミリーが主役になる、参加型コンテンツ。
二日目はアーティストを呼んで、史上初の愛ブヒと楽しめる音楽フェスを開催。
2daysで大きく内容が異なるのも「フレブルLIVE」の魅力です。
そして…今年の司会は、待望の「ロッチ」が登場!
みなさん! ついにロッチのお二人が「フレブルLIVE」にやってきます!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。