フレブルに学ぶ、10の哲学〜上手に生きるヒント〜
なんだか疲れちゃったりわけもなくイライラしたりと、日々を過ごす中で落ち込んだり凹んだりすることって多々ありますよね。そんな時に傍でブゥブゥと高いびきをかいてうたた寝る愛ブヒを見ると、「あ〜あ、なんだかラクそうでいいよねえ。ちょっと代わってくれない?」なんて思うことも。おおらかで呑気、そしてとびきり甘え上手なフレブルたちを見ていると、確かに彼らの毎日はとても穏やかで楽しそう。だからこそ、時にはフレンチブルドッグから学んでみるのはいかがでしょう?自然体で生きる彼らが教えてくれる“10の哲学”には、もしかしたら私たちが自分らしく生きるヒントが詰まっているのかも!
目次
[その1]ON/OFFの切り替え上手になるべし
さっきまでチョロQのごとく家中を走り回ってオモチャを振り回していたかと思えば、次の瞬間にはソファーでスヤスヤ…。このようにフレンチブルドッグは「遊び」と「休憩」のスイッチを切り替えるのがとっても上手。これは人間に置き換えれば、集中とリラックスのスイッチをしっかり切り替えるってこと。やるべき時にはしっかり集中し、頑張りすぎたかなと思ったらONのスイッチを切る。実はこれ、簡単なようで意外に難しいことかもしれません。仕事や家事を長時間ダラダラするよりも、今日はここまでと決めて休むときは休む。実際にこの方が「ここまでやった」という達成感も得られるので、前向きに取り組めるし効率的なのです。
[その2]眠たい時には我慢するべからず
まだお昼間なのになんだか無性に睡魔が…。という場合、我らがフレンチブルドッグは遊びの途中であろうがお構い無しに寝ます。だって眠いんだも〜ん!とムニャムニャ言う声が聞こえてきそうですが、「眠たっ!寝よ!」と目を閉じるや否や白目を剥いておやすみモードに。私たち人間はそうはいかないと思いつつも、実は昼寝には夜の睡眠と比較して3倍もの効果があるとされているのをご存知ですか?眠たいときは我慢せず目を閉じて、ほんの10分でも昼寝を。わずかでも脳を休ませることでリフレッシュでき、健康にも午後からのパフォーマンスにも良い影響が出るのです。また、あまりにも眠たいのはきっと身体からの「疲れていますよ」のサイン。そんな時は無理せずゆっくり寝ちゃいましょう。
[その3]甘えること、に素直になるべし
気がつけば膝に乗ってきたり寄り添って座っていたりと、ブヒたちはさりげなく甘えてきますよね。こちらが遊びたい時に構うとつれなくするくせに、自分たちが甘えたければスーッとやってきてピタッと密着。こんな甘え上手なところもフレブルの大きな魅力ですが、私たちだって、ちょっと温もりが恋しいなとか寂しいなと思った時に、家族や友人に甘えたっていいんです。人間って大人になるにつれて甘えることがだんだんと難しくなるけれど、疲れた時や辛い時、それに単に寂しいなと思った時には、強がらないで身近な人に甘えてみて。そうすれば固まっていた気持ちがすっとほぐれていくから。
[その4]いつまでたっても好奇心を忘れない
捕まえられないとわかっていてもハトを追いかけたり、落ちている木の枝を意気揚々とくわえてみたり…。そう、フレブルはとっても好奇心旺盛。時にその好奇心旺盛さが仇となり失敗もしちゃうけれど、それでも彼らはメゲることなく気になる何かを見つけたらすぐさま駆け寄りますよね。私たちも彼らに倣い、常にアンテナを広げて色々なことに興味を持って、ピンとくる何かが見つかればどんどん挑戦すればいいんです。年だから、時間がないから、なんて言い訳はせずまずは飛び込んでみる。それで失敗したっていいじゃない。昔から言いますよね、「やらずに後悔するよりやって後悔する方が良い」って。やらなかったことに対する後悔は、悔やんでも悔やみきれないものだから。
[その5]笑われたって気にするなかれ
初対面で「うわー、おブスな犬」なんて心無い言葉を投げかけられる率がやや高めのフレンチブルドッグ。もはやブヒにとって「おブス」は「個性的で唯一無二だね」の褒め言葉だと我々オーナーは思っているけど、多分言われた本犬であるブヒたちはそんなこと一切気にしちゃいません。「ブス?なにそれ美味しいの?」くらいに思って首を傾げて、何もくれないんなら構う暇ナシ!とばかりにサッサと歩き出します。私たちも生きていれば悲しい言葉を突きつけられることがあるけれど、そんな時はブヒたちの姿勢を見習って構わず歩き去ること。たとえ誰かに笑われようとも、自分が好きだったり自信を持ってやっていることならそんな言葉に動じる必要なんてないんです。
[その6]好きなものには貪欲になるべし
お気に入りのオモチャや好物のウマウマを前にすると、とてつもなく欲ばりになるブヒたち。これだけは絶対に渡すもんか!譲るもんか!とばかりに、それはもう貪欲に「好き」を追求しますよね。人間だって、これが「好き」と思ったらその気持ちに素直になればいいんです。その「好き」が高じて人間関係や世界が広がることも多く、好きだからこそ頑張れるもの。あ、でも「好き」の相手が他の人間の場合は、度が過ぎるとストーカーと呼ばれるようになるのでほどほどに(笑)。
[その7]一瞬一瞬を“全力”で過ごす
フレンチブルドッグたちは遊ぶ時も食べる時も、眠る時すら目の前のものに全力で取り組む犬種。つまり、それだけ自分の気持ちに素直なのでしょう。その全力さゆえに「猪突猛進型」なんて評されることもあるけれど、何事に対しても全力を尽くすその姿勢はもはや天晴れ。私たちだって、今目の前にあること、やるべきことややりたいことに全力で取り組めば、きっと大きな充実感や満足感が得られるはず。よく“いつ死んでもいいように今日を目一杯生きる”なんて台詞があるけれど、やりたい事は後回しにせず今をこの瞬間を楽しんで!
[その8]失敗からは学んでも振り返るな
時に傍若無人な行いをして大失敗をやらかすブヒたち。ソファーから大ジャンプをしたものの着地に失敗したり、ボールをカッコよくキャッチするはずが顔面で受け止めてしまったりなどなど、ブヒにまつわる失敗エピソードには事欠かないけれど、彼らはちゃんと学習します。が、過去に似たような失敗をしたにも関わらず、新しいことに果敢に(無謀に)トライしてはまた似たような失敗を…(汗)。けれども、彼らは決して振り返らず未来だけを見ています。だって彼らには振り返っている時間なんてないし、過去よりもこれから先の楽しいことや嬉しいことの方がずっと大切だから。人間だって、もう変えようのない過去を振り返って立ち止まらず、今とこれからを大事にすべき。でも…とつい過去にこだわってしまう人には、昭和を代表する歌人、劇作家、演出家であり、亡くなった今なおカルチャーシーンに強い影響を与えている寺山修司さんの言葉を贈ります。「振り向くな振り向くな、後ろには夢がない」
[その9]自分にとって何が大切かを知っておく
あなたのブヒにとって、まず何より大切なのはオーナーであるあなたという存在。その次に、お散歩だったりご飯だったりという好きなものがくるのでしょう。身ひとつで生きる彼らにとって、「人生(犬生?)にとって何が大切か」の答えはとてもシンプル。自分を生かしてくれるオーナーの存在、家族、食事、遊び、睡眠。モノや肩書きにとらわれる人間はそこまで単純ではなくとも、自分にとって何が本当に大切なのか、という問いの答えは必ず持っておくこと。その「大切なもの」を手放さなければ、他のものはいっそ手放したっていいんです。
[その10]持てるものだけ持って行こう
四足歩行の相棒たちは、がま口財布みたいなお口でお気に入りを掴みます。でも、いくらお口が大きめとはいえ持てるオモチャはせいぜいふたつ。欲張ってあれもこれもとくわえようものなら、あれよあれよという間に全部床に落っことしちゃう。私たち人間だって、両の手の平で持てるものはきっとそんなに多くはない。だから絶対離せないものをしっかり握りしめ、それだけはしっかりと掴んでおくこと。持てるもの=自分が管理できる範囲。だから“モノ”にとらわれ過ぎず、もっと身軽に自由に生きていくことだってできるんです。
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